色々なパイプを実感

2014/09/24

 

 さて、この記事を執筆中の9月15日の四万十町はすっかり秋めいてきました。朝晩は肌寒いくらいの気温になり日中との温度差が大きく体調を崩さぬよう注意が必要な時期でもあります。気がつけば今年もあと少し・・・気合い入れて頑張っていきましょう!!

 

 さぁ、まずは前回の記事で予告していた通り「島フェス~100年つづく、海の上の音楽祭~」についてレポートさせていただきます!!力及ばずながらもその魅力をこのレポートで伝えられればと思います。

 

8月28日 21:00・・・

 店の営業や片付けをすべて終え、キャンプ道具一式とチケット、そして少しのマネー。クーラーBOXには地元の宝「栗焼酎ダバダ火振り」と本場ドイツビール「DABオリジナル」2本と、絶賛当店で人気が出ている山形の地リキュール「子宝~ヨーグルト~」。胸には収まりきらないほどのワクワクを携えいざ出発。今回、初めての参戦ということで前夜祭からの参加を決めていたことと前夜祭が始まるまでの午前中は島内を友達と一緒に散策することを予定していたのでこの日は車中泊を決め込んでいました。そして、高松港に付近に到着したのが23:30頃。ド深夜です・・・遠くに輝く風俗のネオンが眩しかったのを今でもはっきりと覚えています。いざ車を邪魔にならないところに止め車中泊。止まらないワクワクと車内の狭さにやられ結局睡眠時間は3時間ほど。

 

8月29日・・・

 この島フェスは絶対に天気が荒れると聞いていました。案の定日どんよりとした曇り空。なんなら雨がぱらついております。朝うどんしながら「前夜祭できんのか?てかフェス自体どうなるんだろう?」と一抹の不安を感じながらも車ごとフェリーに乗り込み、いざ小豆島へ。

 

曇り空

 

小豆島着。お天気は・・・

 

天気の神さんありがとう

 

なんと快晴!!天気の神さんありがとう!!

無事友達と合流し島内をマイカーで散策。

 

森國酒造

 

まずは島唯一の酒蔵「森國酒造」。

 

二十四の瞳映画村

 

故木下監督の名作の撮影現場まんまの「二十四の瞳映画村」。

 

マルキン醤油記念館

 

近くに行くだけでしょうゆの香りがする「マルキン醤油記念館」。

 

小豆島オリーブ公園

 

実写版、魔女の宅急便のロケ地にもなった「小豆島オリーブ公園」。

 

ひしお丼

 

途中、ひしお丼を食したりと島内の魅力をたっぷりと満喫♪

 

テント張り

 

そして、テントを張り男二人で少し仮眠後に一人会場へ。すると・・・

 

島フェスリストバンド引換所

 

まさかの一番乗り!!島フェス第一号参戦者になっていました。

 

島フェススタッフ

 

 そして、当時一緒にミュージカルに回っていたスタッフさんとまさかの再会!!島フェスもスタッフとして参加していたようです♪

 

 前夜祭では田ノ岡三郎さんの演奏でフェスがスタート。独自のゆるーい雰囲気(良い意味でね!)で誰も変に気を使わずに素直に音楽に耳を傾けることができました。そしてGAKU-MCさんが楽しかった♪アコギ一本で歌う歌も気持ちいいし、MCは凄く面白いし、暗くなってのステージで揺らめく沢山のキャンドルもいい感じ♪今回の島フェスに行った人ならわかる「お布施(笑)」の大切さもアーティスト本人が話すことで説得力というのでしょうか、より一層理解ができる部分がありました(笑)。

 

島フェス前夜祭

 

 前夜祭でこの楽しさ!!次の日以降も勿論期待せずにはいられません♪前夜祭終演後はキャンプ場に戻り男二人で酒を飲みながら将来のこととか恋愛についてトーク♪まさにこれぞ男子会です♪

 

8月30日・・・

前日に引き続きいざ会場入り!!

 

島フェス会場

 

島フェスバンド

 

島フェスのモニュメントが参加者をウェルカムしてくれています♪なによりこの日も快晴!!この開放感!気持ちがいいったらありません。まずはオープニングアクトの小豆島町長withサカノウエヨースケ。湧き起る「町長コール」そしてコール&レスポンス。大盛り上がりで幕を開けた初日。なんと会場には四万十町からも出店がありましたよぉ♪

 

島フェス1日目

 

 沢山いいバンドが出ていて本当に素晴らしいフェスでした。その全てや全バンドをこの記事にまとめて書き上げることは僕には到底無理なので今回の出演バンドの中でも特に大好きな人達について箇条書き形式で簡単にまとめていきたいと思います。

 

●鶴・・・個人的にみんながアフロのころから大好きです。参加者皆で鶴のポーズを決めたりと、会場の熱い雰囲気は勿論音楽も良かったぁ。俺たちはソウルメイトだぜ。

 

●D.W.二コルズ・・・大好きなバンドの一つです。ライブにも参戦経験があり、今回の個人的ベストアクトの一角でした。音リハ中からフレンドリーにファンと交流をしながら、一回も舞台から捌けることなくそのまま「じゃあ、やっちゃいますか?」とライブスタート。フランスパンをやってくれて本当に感動しました♪見るたびに良かったと思えるバンドです。

 

●rega・・・圧倒的なテクニックとパフォーマンスで野外のはずのステージがまるでダンスフロアーように賑やかに華やかになったバンド。凄かった・・・とにかく凄かった・・・

 

●おとぎ話・・・いつかのOTODAMAでみて以来ずっと好きでその活動を拝見しておりました。いつまでたっても僕好みに青臭くてすごく好感が持てるバンドです。最初の一曲目僕にとっては思い入れがある曲が披露され、それがあんまりにもいい歌だったんで少し泣きそうになったことは内緒の話です。

 

●Peace-K・・・ゆるやかに時間が流れるそんな音楽でした。1日目のトリのステージで曽我部さんとも共演していました。

 

●スネオヘアー・・・僕が一番生で見たかった聞きたかった人。奥さんは女優のともさかりえさん。このお方は映画にも主演で出ていますね。ステージは期待と想像以上に良かったです。踊ったり騒いだりする曲、ファッションミュージックばかりが流行っていますが(それはそれで素晴らしいのですが)ちゃんと自分のスタイルや世界観があり、完全に僕好み(笑)最高でした!!会場にてまさかのステージ終わりのスネオヘアーさんとお会いし、10分も話していませんが他愛もない会話をさせていただく幸せなハプニングもありました♪

 

小豆島夕焼け

 

 本祭1日目、実質のトリを飾ったのは言わずも知れた曽我部さん。サニーデイ・サービス時代の名曲もたくさん披露してくれて大満足の初日でした。夜になってからのステージではオープニングアクトだった小豆島町長に対し直島BAND with直島町長が登場。ステージでは途中小豆島町長も参加し、直島町長&小豆島町長のW町長コールが炸裂する熱いステージになっていました。このお二人暑すぎるぜ・・・そして裏トリはスネオヘアーさんが再登場!!キャンドルの炎に演出されたスネオヘアーさんの曲は大好きな僕にとっては鳥肌ものでした。最後のステージを終ってからはキャンプ場に戻り、近くの温泉につかり、四万十町の宝「ダバダ火振り」で男二人飲み明かしながら2日目終了。

 

ダバダ火振り

 

8月31日・・・

この日は朝早くに起き、MCの仕事が入っている友達を港まで送り2日目のフェスに参加。この日も暑い熱い一日なりそうな予感に期待で胸が高鳴ります。

 

島フェス2日目

 

●小豆島高校ギター部・・・2日目のオープニングアクト。若い!!とにかく若い!!!音自体もなんだかエネルギッシュに感じます。朝から若いエキスをたっぷりいただいて元気を充電。こういう人たちがいると音楽は元気になる気がします。来年もこのバンドのオープニングを勝手に期待しております。

 

●Theラブ人間・・・とにもかくにも圧巻のステージングでした。CDは持っているので音は何度も聞いたことがあったのですが、パフォーマンスがあんなにも激しいとは思ってなかったです。途中ステージを降りて客席真ん中でみんなと一緒に歌を歌ったりと・・・エネルギーの塊ですね。パフォーマンスも歌も僕が大好きなバンドです。個人的ベストアクトの1つです。

 

●高木ブー・・・もはや説明不要ですね(笑)決して大きいとは言えないサブステージ周辺は2日間通して一番人が集まっていたのではないでしょうか?ウクレレと歌のステージで小豆島が一瞬でハワイに。音楽には状況や環境の感じ方を変える力もあるんだなとつくづく思い知らされました。モンゴル800のキヨサクさんとのセッションで名曲「いい湯だな」を披露。みんなで大合唱♪師匠!!素敵な時間をありがとうございました!

 

●bonobos・・・今回の島フェスの最後のベストアクト。1曲目から当時ラジオでヘビーローテーションだった「サンキューフォー・ザ・ミュージック」から始まり、最後までガッツリと魅せてくれました。島フェスバンドの中では一番島っぽい気もした、とにかく素晴らしい音楽でした。知らない人は是非一度音を聞いていただきたいです。

 

島フェス最終日。同じ高知出身で誰もが聞いたことがある「涙の数だけ強くれるよ♪」のフレーズで一世を風靡した岡本先輩。そしてモンゴル800のキヨサクさんをしかと見届け全3日間における島フェス終了!!

 

島フェス終了

 

 良いフェスというのはどれもそのコンセプトがはっきりしていてカラーが明確になっているものがポイントの一つだと思います。この島フェスも「島」というキーワードにそってアーティストを集めたり、食べ物に工夫が凝らされたり、会場づくりがなされていたりと素人ながら本当に素晴らしいフェスだと感じました。

 

島フェス

 

是非来年も参戦したい!!そう強く思わせてくれるイベントでした。

 

岸壁

 

 そしてもう一つ実感したことは、こういうイベントは人と人をつなぐ言わば「パイプ」の役割を担っているということです。アーティストとの交流、島民との交流、、同じ趣味をもった人たちとの交流、遠くにいる友との交流、同じ志を持ったものとの交流・・・交流、交流・・・沢山の人が一つの場所で繋がったり繋がろうとしたりしていて、それは一様に何かを「好き」という感情が元で起きた化学反応の様に僕は感じられました。今回は「島」とか「音楽」というモノがキーワードになって出来たパイプでした。きっとこのパイプで繋がった何人もの人が自分の住んでいるところで新しく何かをアウトプットしながら世界に刺激を与えていくのでしょう。そんな人に自分もなれたらなとつくづく思います。人生一生勉強ですね(笑)

 

メッセージ

 

 なんて、島フェスから帰ってきて思慮深く思っていたら、なんと!!!ササクラさんよりお招きいただき、広井小学校グラウンドにて「ライフショップまつした出張飲み屋」的なものをさせていただくことと相成りました!!

 

これも一つのパイプで繋がった効果ですね♪

 

会場になった広井小学校グラウンドにはカゴノオトの前さん。

 

カゴノオト

 

なぜかお互いが写メし合うというゆるやかな空気(笑)

 

そして石釜でピザを焼いてくださる石田さん。

 

ピザづくり

 

一生懸命ピザを作ってくれている姿に感動です!!

 

 僕にとっては錚々たる顔ぶれの有志の方たちとご一緒させていただくことになり大変恐縮ではございましたが、なんとか無事に「皆さんに楽しく美味しくお酒を飲んでいただく」という役目を果たすことができたのではないかと思っております。

 

酒

 

 そしてまたここでも一つの繋がりが・・・なんと、中学生時代の同級生とばったり遭遇!!中学校を卒業してからは全くコンタクトをとったことがなかった本当に久しぶりの再会でした。どんな場所でも集まった人とコミニケーションをとれば結果としてその場が一つのパイプに変わる可能性を秘めている。今回は色んな所で人との関わりを強く感じさせられる機会が多かったような気がしました。

 

 今回は随分長い記事となってしまいました(;´・ω・)次号はもうちょっとさっぱりした記事が書けたらなと思います!それでは今日はこの辺で!一日お疲れ様でした!!

 

 

記事の感想送ると100ポイント進呈!
ポイント貯めてプレゼントGETしよう

いなかマガジンを読んだら「いなかパイプアプリ」へ感想をぜひお送りください。
アプリを下記からダウンロード→「お問い合わせ」へ感想を送信でOK!
ポイントを集めるとプレゼントがもらえます!

FacebookTwitterLine