28歳が考える田舎での可能性

2014/12/19

 

 12月も後半に入ろうとする今日この頃、「レリゴーで少しも寒くないわ」な日が増えてきております。ありのままで言っちゃえば実際めちゃくちゃ寒いんですけどね・・・

 

四万十川夏景色

『before』

 

 四万十川冬景色

『after』

 

写真でも見ての通り四万十町もすっかり雪景色でございます。まさに自然そのものが匠です。

 

 さてさて、年の瀬が近づいてくると世間では忘年会シーズンの到来です。それは例外なく僕の周りにもやってきました。この時期になると3日間連続での飲み会もざらにあり上手にお酒と付き合わなければいけない時期でもあります。きっと類は友を呼ぶのでしょう。僕の友達の過半数以上がお酒が好きな人ばかりです。無類の酒好きの僕とっては本当に幸せな環境です。そんな酒の席での話です。同い年のある友人がようやく自分のやりたいことを見つけ、来年から夢を追うため東京に上京すると話し出したのです。

 

つらら

 

「この場所で自分のしたいことを勉強できないこともないんだろうけど、東京に出て勉強した方がいいと思う。それに周りに甘えてしまいそうだから少しでも厳しい環境に身を置いてみたい。」

 

 彼が話したこの気持ちは僕にも痛いほどわかる。今もそうだけど役者を志して高知から大阪に勉強に行った時の僕も彼と全く同じ考えだったから。そして、友人もいて住み慣れた大阪から東京へ行ったのも「周りに依存したくない。甘えたくない。」という独立心の強さからでた行動だった。全部共感できることだった。29歳にして自分の命の燃やし方を見つけた彼を僕は全力で応援したいと思った。と同時に一つの寂しさも感じました。それは友達が自分たちから離れていくことに対しての寂しさもありましたが、試してもないのに田舎ではできないと思っていることに対する寂しさでした。勿論、環境によって出来ること出来ないことの線引きは必要だし、絶対的に環境に左右されることあるのだとは思います。

 

橋

 

 でも、何かを試す前にそういう考えに至ってしまうのはきっと「既成概念」というやつがあるからだと僕は思うんです。「ここではできない。」そんな考えがついついよぎってしまうというのは僕を含め周りから発する「空気」とか「常識」いうやつがあるからでしょう。既成概念にとらわれるというのは不可避で誰にでも当てはまることだと僕は思います。

 都会にも沢山の魅力があります。「沢山の人との出会い・便利な生活・楽しいイベントやエンターテイメント・・・」そういうものに惹かれるのも素晴らしいことだと思います。こういったものが本当に田舎にはないのか??確かに田舎にいては上に書いてあるようなことに対して物足りなさを感じることが多々あると思います。事実、コンビニがない、車がないと生活できない、イベントも少ない、人が少ないから結婚相手すら見つけられない・・・生活していくうえで沢山の問題や不満の元が随所に散らばっております。だからこそ、この既成概念というやつに負けて欲しくないと僕は思うんです。

 

 それがネガティブな既成概念ならなおのことです。僕も含め多くの人が常識的な見解で物事を判断するかと思います。特に僕が感じるのは「前例があるかないか」です。誰でも自分自身に対する不安を持っていて、出来るもんなら失敗なんてしたくないと誰もが思っています。人生は有限です。有限な人生だからこそなるべく痛いめをみず、傷つかず、安定して幸せに生きていたいと思うのは当たり前です。僕自身商売で売れ残ったり赤字が出るとへこむし、何かに失敗することに恐怖を感じます。だから「成功することに対しての前例」を多く求め「何をすれば失敗するのかという前例」を見て慄いてしまう。こうしてネガティブな既成概念というものが誕生するのだと思います。そうしたネガティブな既成概念が田舎にはある種の空気のように漂っていると僕は感じます。だったらこの田舎で「成功の前例」を作ってしまえばいいと僕は思うんです。作るべき前例が沢山あること、トライできる課題があること。それこそが「田舎の可能性の一つ」だと思います。

 

赤の実

 

 田舎での成功例が沢山あればそれがその地域の魅力の一つにもなるでしょう。そんな魅力にひかれ色んな人がその地に移り住むこともあるかも知れません。そうしたらまたその地で沢山の成功の事例が生まれる可能性があります。僕のしている小さな挑戦の積み重ねも他の人にとっての一つの前例であって欲しいと切実に願っています。小さな成功もまた間違いなく成功の前例一つです。だって塵も積もれば山となるって聞いたことがありますもん(笑)

 

木の実

 

 これからやりたいことを見つけた人や田舎に行ってみたいと思った人は是非とも、はなっから物事の可能性を決めつけ何か行動を起こさないのではなく、沢山の情報や考え方を受け自分の中で咀嚼し取捨選択をして行動を起こして欲しいと思います。そうすればきっと田舎でも都会でもやりたいことができる可能性というのが広がってくるのではないかと僕は考えます。

 

 今回はいつも以上にダラダラと駄文を書いてしまいましたね(^_^;)でも、有限ある人生だからこそ来年も果敢に一歩を踏み出そうじゃありませんか。そう願い今年の記事の最後にさせていただきます。

 

松下洋平

 

それでは今日はこの辺で!一日お疲れ様でした!!少し早いのですが来年も良いお年を!!!

 

 

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