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三瀬村とフランスの交換留学

2015/08/21


 

 久々の更新になってしまいました。こんにちは。佐賀市三瀬村地域おこし協力隊の門脇です。7月・8月を振り返ってみますと、相変わらず忙しい日々でした。草刈り、来客対応、イベント準備、写真撮影、その他業務の準備など、、、地域おこし協力隊は時々何をやっているかわからなくなるときがあります。そんなときは自分の活動がぶれていないか、長期目標を振り返る癖を付けたいものですね。

 

見出し

 

0. 前置き
1. 三瀬とフランスの交換留学
2. レポート!
3. まとめ

 

 

0.前置き

 

とりあえず、今回の写真はというと。

 

三瀬村 林業

 

三瀬村 林業 伐倒

 

 先日、森林組合さんご協力の下、林業従事者の写真を撮影させて頂きました。 (もちろん安全対策はばっちりに、距離もかな~り遠くから撮影しております。)

 林業は事故率が高いという話もありますが、近年では高機能作業機械の発達によりずいぶん作業環境がよくなっているとのことでした。何よりこの方たちのおかげで山が美しく保たれているということに非常に感銘を受けます。移住を希望されている方はぜひ「林業」も選択肢の一つに入れてあげてくださいね。機会があれば詳しく記事を挙げさせて頂きますので乞うご期待を!

 

ちなみに「林業就業体験合宿」を私の妻が関わる森林組合にて開催予定です。
詳しくは→https://www.city.saga.lg.jp/main/25663.html

 

 

1.三瀬とフランスの交換留学

 

 さて、今回のテーマは「三瀬村とフランスの交換留学」です!なんぞや?と思うでしょうが、私の住む三瀬村はフランス、ボルドー地方のクサック村と28年間毎年、交換ホームステイを続けています。

 姉妹都市交流が始まった経緯は佐賀市観光協会によると「三瀬村が地域の活性化をかけ、民間活力を導入した観光牧場を開発する中で、国際化の対応が検討され、ボルドー商工会議所を通じて同市近郊のクサック村を紹介された。観光牧場におけるワインの直輸入、販売に始まり、1988年に姉妹村の盟約を締結した。」ということです。昭和の終わりかけ、村が国際化を考えて交流を始めるなんて、先進的な村だったんですね。

 今年はクサックから三瀬に、次の年は三瀬からクサックに、という風に続いていまして、今年はクサック村から6人の中学生と3人の随行員が三瀬村に来ています。約1週間ホームステイをしながら、村内や九州内の文化を堪能して頂くという内容になっています。

 

三瀬村 フランス 交換留学

歓迎レセプションの際の入場の様子@ルベール牧場 どんぐり村

 

 ちなみにクサック村は「フランス共和国ボルドー市、ジロンド川沿いのメドック地方に広がるぶどう園地帯の真ん中に位置し、面積の約4割がぶどう園で、年間45万本のワイン製造を中心とした農業を展開しています。」とのこと。

 

三瀬村 フランス 交換留学 クサック村
GoogleMapより引用

 

 ワインの美味しい、のどかな村のようです。時間の流れもゆるやかで三瀬とは又違った田舎暮らしが出来るんでしょうね。事務局の方がクサックの方々は時間通りに全く動いてくれないと嘆いていましたが笑

 

 

2.レポート

 

 7月31日~8月8日で三瀬村に滞在してもらっているのですが、その間のイベントは本当に盛りだくさんです。歓迎レセプション→ホームステイ(以下、HS)→三重津海軍所跡(世界遺産)見学→HS→長崎原爆資料館など視察・九十九島クルーズ→HS→・・・以下略 本当にイベントが多くて、ゆっくり楽しんでもらえてるかなと心配になるほどです。そんな、あっちに行ったりこっちに行ったりの忙しい合間、地元でも色んな交流を行っていたのでその様子を少しですがレポートしてみます。

 まずは最初の歓迎レセプション。偉い方々の挨拶などもございましたが、一番の目玉、地元の音楽団体「クローバー」による演奏会は大盛り上がりでした。

 

三瀬村 フランス 交換留学 音楽団

うえの写真には写っていないのですが写真の右側にドラム・ギター2本がいまして、今回は総勢7名での演奏でした。(「クローバー」自体はそれ以外にも参加者・演奏者がいて、イベントごとに参加できる人が演奏をするというスタイルです。)

 

三瀬村 フランス 交換留学 音楽団

さすが皆さん、趣味で集まっているとはいえ手さばきが全く違います。

 

三瀬村 フランス 交換留学 音楽団

クサック村の子供たちも音楽隊の演奏に合わせて歌を歌ってくれていました!

 

三瀬村 フランス 交換留学 音楽団

最初は緊張していた様子でしたが、徐々に楽しくなってきたのか。。。

 

三瀬村 フランス 交換留学 音楽団

途中からは踊りを披露してくれたりもして、本当に大盛り上がりでした。

 

三瀬村 フランス 交換留学 音楽団

最後は三瀬の子とクサックの子の共演もあり、仲良くなる最初のきっかけ作りになったことでしょう。

 

 続いてご紹介するのは、三瀬で伝統になっている「ヤマメの放流」事業。地元の建設会社さんと協力して行っているこの事業。佐賀市内の農業を支えている「嘉瀬川」という大きな川を守るためには源流である幾本もの渓流を守っていかなければならない。その渓流やそこに住む生命の尊さを知ってもらいたいとのことで行われているそうです。

 

三瀬村 嘉瀬川 ヤマメの放流

 トラックいっぱいにヤマメの稚魚が。。。

 

 地域に根付く建設会社「豆田組」の皆さんご協力の下、子供たちが稚魚を川に放てるように暑い中粛々と準備をしてくださいました。調べてみると、「ヤマメの放流」には賛否両論あるそうです。反対派の意見としては「人為的に稚魚を放流することは生態系の破壊に繋がる」とのこと。

 しかし、子供のころから身近に自然にふれあい、命の大切さを学ぶ習慣があることは、子供たちが大人になったときに、今まで私たちが少なからず変えてしまった自然をあるべき姿に戻そうと、あるいは自然を守っていこうと考えるきっかけにはなるのではないか。そう思うと、毎年続けていってほしいなぁと心から思いました。

 

三瀬村 嘉瀬川 ヤマメの放流

 

 クサック村の女の子も恐る恐る、でも優しく稚魚を放流してくれていました。前日のレセプションでもそうでしたが、言葉が通じなくても音楽や野外活動を通して、お互いにコミュニケーションをとることは思っていたより簡単なんだな、と痛感しました。

 

三瀬村 嘉瀬川 ヤマメの放流

 

 そして最後は恒例の「川下り」!!最初聞いたときはラフティングみたいなのをどこかでやるのかなぁ~とぼんやり思ってみていたらびっくり!救命具付けて普通に歩いて下るんですね(笑)フェイスブックで他の田舎の紹介を見てみると、色んな地域であるようです。田舎暮らししたい皆様、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

 地域で活動していつも感じることは「田舎の人って行動力あるなぁ~」ということ。思いついたことはすぐに自分たちでやってしまうし、道具が足りなければ自分たちで作ってしまいます。そういったマインドはやはり子供のころ、こうやってアクティブに活動する習慣が身についているからこそ、という風に痛感しました。

 その他、先日世界遺産に登録された「三重津海軍所跡」「軍艦島」へ視察に行ってもらったり、三瀬の古民家で料理体験、書道・剣道体験を行ってもらったり、盛大にお別れ会をやったりしていたのですが、その辺りは又の機会にとのことで割愛させて頂きます。本当に楽しんでもらって帰ってもらえたようなので、1村民として大満足でした!

 

 

3.まとめ

 

 28年間もフランスとの交流事業が続いているということは本当に誇れることだと思います。金銭的負担も大きいし、お互い小さな村なのでよそから、ましてや外国から人を受け入れるなんて準備も本当に大変そうでした。それでも貴重な文化だからと事務局の方や行政の方が一生懸命裏で動いている姿には感動を覚えました。もちろん、「補助金」ありきで続いている事業だと思います。事業として考えると補助金に頼っているのは持続可能ではなく、理想的とはいえません。いつかは、地域で稼いだお金で、あるいは村民からの寄付金で子供たちをフランスに留学させたり、フランスから子供たちを受け入れられるようになれればいいなぁと、そんな風に思った交換留学でした!

 あっ、ちなみに三瀬に5年以上住んでいると、随行員としてクサック村へのホームステイに随行できるそうです。田舎暮らしを検討している人はぜひ三瀬も候補に入れてくださいね!

 

 あと、三瀬では来月、地域を知り、楽しむ交流イベントを開催いたします。福岡や佐賀、近辺にお住まいの皆様、ぜひ美味しい三瀬を食べにいらしてください!!

 

佐賀 三瀬むら旅

イベントURL:http://chikiokoshi-mt.wix.com/muratabi

 

最後までご覧頂きありがとうございます。

 

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