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なごり と はしり

2015/09/04


 

 こんにちは 「かむなびえ」の つじです。セミの声もすっかり静かになってかわりに 虫の声がにぎやかになってきました。秋ですね〜。

  近くの田んぼでは、早くも稲刈りがはじまりました。裏山の栗のイガも大きくなっています。先日、自然藷の実「むかご」を見つけて、さっそく「むかごごはん」でいただきました。すっかり馬肥ゆる秋に突入しております。

 

 今年は秋が早くないですか?ここ数年は10月でも夏日があったりして、まだまだ残暑が続くのかと思いきや、お盆以降、晴れた日はまだ暑くてノ−スリーブのままいると夕方すっかりカラダが冷えてしまうことも。夜は布団をすっぽりかぶって寝ています。

 暑い日も、すぎてしまえば懐かしい。この、もの寂しい思いは秋ならではですね。食養生の本を見ていると、秋は収斂の時期で気持ちも沈みがちなのだとか。「愁」という字に「秋」がつくのは、そういうことなのですね。

 

 季節感を大切にする和食の言葉で「はしり」「さかり」「なごり」というのがあります。今であれば、茄子、きゅうりといった夏の「なごり」、生姜、南瓜などの「さかり」、栗やさつま芋、きのこといった秋の「はしり」。献立を考える時、いつもこれを念頭においています。日本は南北に長いので、「なごり」も「はしり」も食材が手に入りやすい。夏休みも終わって、ゆく夏のなごりを惜しみながら、来る秋のよろこびを味わう。しんみりとした感情と、いそいそとした感情が入り交じって、なんとも日本人らしさが漂っていておもしろいです。そして、うつくしい言葉だと思います。

 

 「なごり」といえば、先日、仲間と近くの山荘で なごりの「流しそうめん」をやりました。もう夏も終わるこの時期、おそらく今年最後のそうめん。なごみをおしみつつ(?)お腹いっぱい、そうめんを食べました。夏の流しそうめんは毎年恒例です。竹の切り出しからはじめて、晴れてできあがった流しそうめん装置!

 

三重県 竹 そうめん流し

 

 これ、(おそらく)世界初のかたち。4、5年前からこの形でやり始めて、どんどん進化する流しそうめん。流すお水も、素材も、ぜ〜んぶ最高のもの、しかも場もいいエネルギーで満たされた、パワースポット!

 

三重県 竹 そうめん流し

 

三重県 竹 そうめん流し

 

三重県 竹 そうめん流し

 

 なにせ、周りを森で囲まれた気持ちのいい場所で素敵なみんなと一緒に たのしくいただくのですから、つるつるっと、お腹に入ってしまいます。この日、予報では大荒れの天気、しかしながら、準備の段階で小雨はふったもののこの時間だけは、雨が上がってくれました。神さま♡ ありがとうございます♪

 

 毎年数回、こういった季節のおいしいものを ご縁のある方とたのしむ「縁遊会」をやっています。読んで字のごとく、ご縁を遊ぶ会。どなたでも参加OKです。あえていうなら、参加資格は、おいしいものが好きな人!たのしいことが好きな人!夏は流しそうめん、秋は薪釜炊きごはんとご縁汁、春は山菜とお茶席、そして、みんなの一品持ち寄りで たのしみます。

 この、一品持ち寄りがなんとも豪華で、ほんとにステキ。ひとりひとりが持ち寄る、じぶんのできる「ちょっとしたこと」。一品は食べ物でなくてもいいのです。たとえば、音楽でも落語でも・・・・この、すばらしく豊かなものが、この時間を彩ります。

 

 来年の夏の縁遊会は「かぐやひめの流しそうめん」です。どういうこと?と興味を持たれた方は、ぜひお越し下さいませ。一年前からの 参加表明も受け付けております(笑)。

 次の秋の縁遊会は、薪釜で炊く最幸においしいごはんとご縁汁、落ち葉をかき集めて焼く焼き芋、そしてみんなの一品持ち寄りです。ごはんは無農薬のおいしい新米を、薪で炊きます。(うちには竈炊き職人がいます)ご縁汁は、二月にみんなで仕込んだ「みんな味噌+男味噌+女味噌」の蔵出し味噌と、皆さんに持ってきていただく具材で お味噌汁を作ります。これも、恒例になってきました。だいたい11月の後半に開催です。不思議と毎年、もみじが縁遊会にあわせて美しく紅葉してくれます。

 

三重県 縁遊会 もみじ

 

 秋は、イベントも盛りだくさん。開催時期が前後しますが10月は「かむなびえ〜十三夜のお月見会」も企画しています。昨年は、「落雁作りワークショップと一汁三菜」

 

三重県 かむなびえ 観月会

 

三重県 かむなびえ 観月会

 

 今年はどうしようか、まだ決まっていなくて、少々焦り気味。いつもは 和のワークショップ&懐石というパターンですが一案に、女子キャンプde観月会というのをやろうかとも・・・・。ちょっと、あたらしい「かんなびえ」の趣向です。

 この季節は、自分が生まれた季節でもあり毎年、気持ちも新たになる区切りのとき。自分の成長も、はしり、さかり、なごり という季節をめぐっているような気がしています。

 

 秋から「かむなびえ~和の教室」を始めようと思っています。「やまとことばと やまとごころ」「茶道」「きもの」がキーワード。言霊についてのお話会や、普段に着物を着る会、はじめましての茶道といったすこしだけ高い敷居をまたいで和の文化にふれることで、自分の中にある「やまとごころ」を引き出して「日本人に生まれた自分」をたのしむきっかけにしていただきたいと思っています。はしりの「かむなびえ」に興味を持っていただけるとうれしいです。

 

 

 

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