田舎で海外留学!?国際交流が盛んです。

2016/06/02

 

 こんにちは!3回目登場の、広島市の上多田集楽のトん佐藤です!ようやく待ちに待った春到来!大好きな季節です。誕生日もありますし^^

 その春。田舎に越してきて3度目の春ですが、田舎に住むと、春の持つ意味合いがまた変わってきました。やはり何より、農を基本とすると、命のスタートの時期ですね。もちろん、雪解け水とかも重要な要素なわけですが、草木が芽生えだし、動物も動き出し、そして様々な農作物の作付けが始まる、とってもエネルギーを感じる時期です。

 

田んぼも着々と準備

緑が強く感じられ、田んぼも着々と準備が進んでいます。

 

 

 僕の場合はと言いますと、田んぼの準備と、畑の準備と、そして高級魚ほんもろこの産卵・孵化の準備が、一気に来ます(笑)。お天気とにらめっこしながら、かなり綿密なスケジュール管理が必要になりますね。天気という要素が絡んでくるので、臨機応変さも試されつつ、日の長さも刻々と変わるので、自然と向き合いながらの時間調整は大変でもあり、でもうまく進むととても達成感があります^^ 毎朝頭はフル回転です。

 この時期はお陰さまでカフェもとても忙しくなってくる時期。もちろん農作業もピーク!なので極度の人手不足状態となります^^;そこで活用しているのが、WWOOF(ウーフー)という仕組みです。田舎に住んでいたり、旅好きの人はご存知かもしれませんが、ここで簡単に説明を。

 

 WWOOFとは、World Wide Opportunities on Organic Farms「世界に広がる有機農場での機会」の頭文字をとったものです。有機農家さんを始めとして、農家民宿や農家レストランなどが受け入れホストとして登録ができます。ホストは食事と寝床を提供する代わりに、WWOOFER(ウーファー)と呼ばれるWWOOFの仕組みを活用して様々な経験をしたい!という人たちが、作業のお手伝いをしてくれます。そういう交換の仕組みになっています。

 ホストは、忙しい作業のお手伝いや国際交流を楽しめるという恩恵があり、ウーファーも、食費や滞在費をかけずに、様々な貴重な経験ができる。どちらも有料での登録制なので、一定の意識を持った人たちが登録しているので、嫌な思いをすることは、今のところ僕の経験上では全くありませんでした!むしろみんないい人過ぎて、感謝しかありません><

 

フランス人とスペイン人のカップル

フランス人とスペイン人のカップル。一緒に稲を手刈りしました。

 

 

 ちなみに、僕は昨年の6月から登録して、ホストを始めました。最初は人が来てくれるかな~、元は取れるのかな(卑しくてすみません^^;)、なんて思っていましたが、1年経たずに30人以上の人が来てくれました。国の数も20を超えています。

 作業的に助かっているのはもちろんですが(まだまだ雇用できる人数に限りがあるので、彼らの存在は本当に心強いです)、店長が休みに海外のWWOOFERさんの実家に遊びに行ったり、WWOOFERさん同士が仲良くなってその後一緒に旅をしたり、帰国前にわざわざお店に遊びに来てくれたり、SNS上で日本語教えてくれ~とメールがきたり(笑)。

 そんな暖かい人のつながりが作れていることが、一番嬉しいな~と思います。そして同時に、日本の田舎は、海外の人にとってとても魅力的に映っていること。それをダイレクトに感じられることもとても励みになりますね。これから色々と仕掛けていく上で、彼らからアドバイスをもらうこともあります。一番生の声ですからね。きっと継続的に協力してくれると思います。こちらもまた来てくれたら嬉しいですし!

 

馬に乗るイタリア人

馬に乗るイタリア人。馬耕を一緒に体験しました(この写真はただの乗馬です(笑))。

 

 

 そんなこんなで今年の春。WWOOFERさんの受け入れ人数も一気に増えます。この間は、初めて6人も受け入れました!玄関には靴が溢れ、妻が、ここは合宿所か!と呟いておりましたが(笑)。6人いてもやることはたくさんあるもので、カフェに3~4人入り、その他の人は僕と一緒に田んぼや畑に入り、それでも何とかギリギリ進んでいく、という具合です。去年の今頃はまだWWOOFERの受け入れを始めていなかったので、一体どうやっていたのか?と不思議になるくらいです。本当に彼らに助けられています。

 ここに来る人は、他の場所でもWWOOFERしていた人が多いので、それぞれの場所での経験が活かされます。飲食店での経験はもちろんですが、タケノコ掘りなら俺に任せろ!とというフランスもいましたし(笑)、もちろん自国での前職も多種多様なので、今のお店の看板は、シンガポールでデザイナーをしている女の子作です。とても上手で、お客様の不安解消に一役買っています。

 

田舎cafeおそらゆき

 

 こうして、WWOOFERのみんなに助けられている僕たちですが、今の課題は、この仕組みを、どう地域の中に落とし込んでいくか、ということ。まだまだ試行錯誤の段階ではありますが、地域の作業に一緒に参加してもらったり、地域の人の家のお手伝いをしたり、ちょっとずつこの仕組みが、地域にとっても無くてはならないものになっていったらいいなと思います。

 それでも受け入れ開始から1年経っているので、いい刺激になるという声もいただきます。こういうことに関心のある人は積極的に話しかけてくれますし、日本語が通じる通じないに関係なく、臆することなく話しかけている姿も見かけるので、嬉しく思います^^もっともっと、地域に落とし込んでいきたいですね!

 

国際交流

 

 ちなみに、カフェの店長は英語ができなかったのですが、少しずついい感じでコミュニケーションが取れるようになってきたり、妻も徐々に意思疎通がスムーズになってきました。田舎にいても、語学力はアップできるんですね!

 そして我が娘。もうすぐ1歳ですが、今から英語に囲まれて過ごしています。もちろん、しっかりと日本語をまずは習得してほしいですが、英語もスラスラ話すようになるのかな!?いろんな人に囲まれているので、人見知りもあまりせず、そんな効果?もありそうです^^

 

 もっともっと、田舎と世界をつなげていけたらと思います!

 

 

 

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