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おむすビーズのインターンシップ

 

 一昨年農コンに参加してくれた関東出身のCさん(30代・女性)がこの春、土佐町に移住しました。そして先日5月26日、農コンで出会い付き合い始めた男性Yさんと晴れて入籍されました!!年齢差7歳差の姉さん女房婚です。

 Cさんが最初に土佐町を訪れてから1年半。その間も土佐町をたびたび訪れ続け、Yさんとの遠距離恋愛も続けました。2人のなれそめとCさんが移住するまでのストーリーを伺ってきました。きっと甘酸っぱい気持ちになりますよ^^

 

 

Q.農コンに参加する前の生活と、参加を決めたときの想いは??

 

 関東で看護師として働いていました。元々両親の生まれが高知で、今も親戚が高知市に住んでいるため、頻繁に高知に行く機会がありました。また、よさこいが大好きで、毎年夏にはよさこいを踊りに行っていました。

 そんなあるとき、「農コンへ行こう」の告知が目に留まりました。出会いも求めていたし、大好きな高知でこんなイベントがあるんだったら行ってみたいなぁと思った。しかも高知県の中でも今まで行ったことのない、れいほく地域だから興味を持った。というか、出会いよりも何よりも、イベント内容のひとつである「稲刈り」をやってみたい!!!ということで参加することにしました。

 

農コン中の一コマ

農コン中の一コマ 今から一年半前です

 

 

Q.農コン参加から付き合うまでの流れ

 

 農コンでY君と出会いましたが、そのときはまだ好きという気持ちはありませんでした。連絡先は交換して友人として連絡は取り合っていましたが。

  でもある時、Y君のFacebookページを見ていて、Y君にとても興味を感じるようになりました。よく土佐町のことを書いていたし、イベントに行ったことなんかも書いていて楽しそうだったし、文章の書き方も面白かった。それでずっと見ていました。ストーカーのように(笑)

 農コンで出会ってから3か月後、高知に行く機会があってY君に連絡したら、到着当日に小一時間かけてわざわざ車で迎えに来てくれました。そのとき優しい人だなぁと思って、好きだなぁと思うようになりました。

 

※筆者余談:その日の夜は筆者宅で飲み会を開催したのですが、なんだか二人の関係というか距離感が初々しいなぁ~、と思ったのを覚えています。その時もう既に片思いが芽生えていたんです。

 

 それからもイベント参加の機会などを利用して、土佐町を何度か訪れました。そのたびに、Y君に連絡をとって友人として遊んだりしていました。

 農コンから半年後、土佐町に訪れた時にとうとうY君に告白しました。そしたら、「僕でよければ」ということで、あっさりと付き合うことになりました。

 でもそのときは本当にいいの?って思いました。自分の方が7歳年上だったし、遠距離恋愛だったし。しかも、付き合うことになった日が4月1日のエイプリルフール。これウソじゃないよな?!と思って、すぐY君に確認しました(笑)

 

 

 地域のランチイベント

先月 地域のランチイベントにて

 

 

Q.付き合ってから結婚まで

 

 その後、月一回くらいのペースで土佐町に通う機会を作っていましたが、普段は距離が離れているし、Y君の仕事が忙しくて会う機会を作ることがなかなか難しくて、最初は本当に私たち付き合ってるのかな?自分のことをどう思ってくれているのかな?と不安が大きかったです。

 それでも会う回数を重ねるうちに、お互いが少しずつ自分の気持ちを話すようになってきて、お互いの「付き合う」ということに対する温度差が埋まってきたように思います。

 私はY君よりも年上だし、あと相手の気持ちを察したりすることが本当に苦手なので、わからないこととか不安があると全部相手にぶつけます。離れていても電話でいろんなことを話し合いました。

 

※余談(筆者):高知県は、坂本龍馬のイメージが強いので意外ですが、男性はシャイな人が多いと言われています。

 

 

Q.なぜ移住を決意できたのか

 

 農コンに参加する前から、いつか高知県に移住したいなぁとずっと思っていました。高知市内に親戚が暮らしていた家があったし。

 それで農コンから11か月後の昨年9月、勤務先で「その後の勤怠についてどうするか」を申告する機会があったのですが、そのとき上司に「辞めたい」と伝えました。

 当時のプランとして、まずは便利の良い高知市に住んで市内で仕事を見つけ、休日に土佐町に通おうと考えていたんですが、それでは中途半端になるなぁと思って、最初から土佐町に住んで地域のことをよく知っていこうと考えを改めました。

 そう考えていることをY君に告げたら、「それなら土佐町で一緒に住もう」と言ってくれました。(※そのときY君は実家暮らし)それに対して私が、「結婚前提じゃないと同棲するのは難しい」と伝えると、「結婚を考えている」と初めて結婚についての話が飛び出しました!!

 

 すごく意外でした。Y君とは長くお付き合いを続けていきたいと思っていましたが、相手がまだ20代半ばなのでまだ結婚も意識していないだろうし、結婚の話が出るとは思っていませんでした。

 それから、お互いがどういう結婚観を持っているか?!とか、子どもを持ったときにお互いどうする?!とか、経済面とか、事前にしっかり電話で話し合いました。

 それで、同棲したらすぐに入籍しようか、ということが決まり、移住前にお互いの両親との顔合わせを済ませました。

 

移住してからの生活

 

 

Q.移住してからの生活について

 

 移住したらすぐに近隣で看護職に就きたいなと思っていたんですが、ちょっとタイミングが合わなくて、しばらくは最近近所に新しくできたイタリアンレストランでバイトをさせてもらうことになりました。あと、最近地域おこし協力隊の女の子が近所で米粉スイーツのお店を開店準備中で、そのお手伝いもしています。

 でも、正規の仕事をしてない分、時間が余ってヒマなので、イベントに参加したり、人に会いに行ったり、知り合いの農家さんのところに手伝いに行ったり、とにかく出かけています。農家さんから頂いたトマトの苗を庭で育てたり、生ごみからコンポストを作ったりもしています。

 今は、地域のいろんな人と知り合い関わりを増やしているところですが、皆さん気にかけて下さったり、しばらく会わないと連絡を下さったり、地域の皆さんの心遣いがとてもありがたいです。気持ちのいい距離感でお付き合いさせて頂いています。

 

 庭のトマト

庭のトマト

 

茶摘みのイベント

茶摘みのイベントにも行きました

 

 

新郎Y君からもコメント頂きました!

 

 出会い当初からアクセル全開で、遠距離だったし不安な面もありました。今となっては高知が大好きなCさんが、自分と土佐町を選んでくれてほんと感謝しています。これからも土佐町の自然、地域の人たちに支えられながら、しっかり二人で歩んでいきたいです。

 

 

筆者あとがき

 

 地域のイベントに行くと、ほぼ毎回Cさんの姿を見かけるくらい、アクティブに動いています。それが功を奏してか、移住してまだ2か月なのに彼女の名前は地域で広く知れ渡っています!彼女のキャラクターも地域に受け入れられているなぁと感じます。

 自分がどうしたいか?どう暮らしたいか?を明確に持ち、それをしっかりと周りに表現していた彼女。それがこのようなサクセスにつながったのではないかと思います。

 あと、田舎で男女がお付き合いすると、周りがとても浮き立ちます(笑) 若い人が少ない分、そういうニュースがとても嬉しいんですよね。でもそんな中で、CさんとY君は、周りにハッピーニュースを提供しながらも、内側で生活の基盤をしっかり固めてきました。若いながらも安心感のある、素晴らしいカップルです。

 

Cさん&Y君、お幸せに!!!

 

 

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