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薪で炊く釜炊きご飯の作り方

2016/07/22


 

今回の記事では薪で炊く釜炊きご飯の作り方を紹介したいと思います。

 

釜炊き

 

 まずは羽釜にお米を入れて研ぎます。

 お米を研いでいる写真はありませんが、普通に電気の炊飯器で炊く際に研ぐのと同じ要領でやって頂ければ構いません。

 

 お米を研いだら水をお米と1対1の割合で入れます。

 

 ここからいよいよ薪で炊き始めます。まずは薪を鉈で細く割ります。

 

薪を鉈で細く割る

 

量の細い薪

 

 これぐらいの量の細い薪があれば大丈夫です。炊きつけに杉っ葉(なければ新聞紙でも燃えやすいものなら何でもOKです)を入れて、薪を井形に組んで行きます。

 

薪を井形を組む

 

続いて火をつけます。

 

火をつける

 

火が付いてある程度燃え広がって来るのを待ちます。

 

燃えるのを待つ

 

火が燃え広がってきたら薪をくべます。

 

薪をくべる

 

しばらく様子を見ます。

 

様子を見る

 

約10分~15分ぐらいすると、蓋と釜の間から泡が吹きこぼれて出てきます。

 

蓋と釜の間から泡

これが目印になります。

 

 泡が吹きこぼれて来たら火の燃えている薪を薪ストーブから取り出しておき火にしてお米を蒸らします。この状態で待つこと約30分。

 蓋を開けてみると、

 

蓋を開けてみる

 

 上手く炊けていました。お焦げがつく場合もあるのですが、この時はお焦げはつきませんでした。

 お焦げが好みの人は泡が吹きこぼれてからも少しおいてお焦げがつくようにしてもよいと思います。手順を抑えれば意外と簡単にできます。

 実際、2015年の9月から私の住む池谷集落に移り住んできた馬場君に一度やり方を教えたら、次以降一人で釜炊きご飯を上手に作る事が出来るようになりました。

 電気釜で炊くよりも早く炊く事が出来ますのでこの記事をご覧頂いた方は是非釜炊きご飯に挑戦していただきたいと思います。

 

 こういう事ができると、いざ電気が止まったとしてもお米を炊くことができます。私は6年前に現在住んでいる新潟県の十日町市に移住したのですが、いざという時に生活に必要なものを全て賄えるようになりたいという事も考えて田舎暮らしを始めました。

 衣食住エネルギーを全て賄えるというところまではさすがに行きませんが、食べ物であればお米、卵、野菜は自分で作っており、以前うちの奥さんが里帰り出産をする際に1月~3月の間一人暮らしで十日町に残っていたことがあるのですが、その間最初味噌汁を作るためのダシを取るための煮干しを買った以外はすでに家にある調味料などは使いましたが、スーパーには1度も行く事なく、3ヶ月間は自分が作ったお米と冬に貯蔵していた野菜(白菜、大根、ジャガイモ、サトイモ、野沢菜など)と烏骨鶏の卵で生活していました。

 食費はかからなかったですが、魚沼産コシヒカリと烏骨鶏の卵と無農薬の野菜を使った味噌汁(この味噌も自家製)というある意味贅沢な食生活を送る事が出来ていました。

 

 ストーブも薪ストーブでした。こたつも使っていましたので電気も結構使っていましたが、かなりの部分で自給自足的な事が出来ていた事を嬉しく感じていました。

 火をたくときの薪を集めるのは、雪国では3月から4月の雪は降らないが地面に雪のある季節に行います。木が伐られたところから軽トラが止められるところまで距離があるとでソリで何往復もして運び出します。

 

ソリでまき運び

 

 今年はこれぐらいの長い距離をソリで運び出しました。写真を撮っている地点から写真の真ん中の家の脇に軽トラが止まっているのですが、そこまで見たところ30~50メートルぐらいあると思います。

 

ソリで運び出し

 

運び出した薪は軽トラの荷台に積み込みます。

 

軽トラの荷台

 

今年の家の前の様子はこんな感じで薪が沢山になりました。

 

薪が沢山

 

 この薪を割っていくのですが、これは一夜漬けではどうにもなりません。まさにアリとキリギリスの童話の世界で、春や夏の間に遊ぶのではなく、今のうちから毎日少しずつでもいいのでコツコツと薪割をしていかないと冬に薪ストーブで暖を取ることができません。

 

コツコツまき割り

 

 田舎暮らしをして思う事は、都会に住んでいると便利になりすぎていて計画的に進めなくても、意外と最後の追い込みを頑張ればなんとかなる、という事があるのですが、こちらでは農作業にしても薪づくりにしても、計画的にやらないと1日2日一生懸命一気にやろうとしても、そもそも体力的に厳しいですし、時間がかかりすぎて到底終わらせることができません。

 

 夏休みの宿題のように、毎日少しずつコツコツとやることが大事でためたら非常に苦しいです。と言うか雪国だと外に薪を割らずに放置しておいたら、雪の下に埋もれてしまい、薪ストーブが全く使えません。しかも、薪は割ってから最低でもひと夏は越させて乾燥させないと燃え方が悪く、なかなか部屋が温まりません。

 なので、計画性を持って物事を進める事が、自分にとっても楽だという事を身をもって実感できるようになり、目先で「ちょっとめんどくさいので後回しにしよう」と楽をしようとすると、かえって後でしんどい目に合うという事で、だんだん物事をためないようになって来るのですが、そうは言っても3月の年度末に、色々な締め切りのある報告書や、このいなかマガジンの記事といったパソコンでやれて、ある程度無理したら一夜漬けで何とかなりそうな事務仕事はためてしまっているので、自分がまだまだだと感じる今日この頃です。

 

 

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    • 多田朋孔