田舎の夏祭り

2016/08/01

顔の写真
執筆者 高下莉奈
所 属日野町地域おこし協力隊

 

 梅雨も明けて本格的な夏が来ましたね。家の裏の森からは蝉やカエル、蜩などの大合唱が時間帯別で聞こえてきて賑やかです。田舎は涼しいかなあ~と少し期待していましたが、見事に裏切られました。でもアスファルトが少ないし風も通るので、地元よりは快適な毎日を過ごしております。

 

7月16日 ねう祭り

 

 今年の2月に日野町に移り住んだ私にとっては初めての夏!お祭り!

 しかもこのあたりじゃ一番早いお祭りだそうです。このねう祭りを皮切りに様々なお祭りが各地で開催されていきます。そんな中、なぜか私は「ねう祭り実行委員会事務局」という重要な役目を頂いてしまいました。もう一人の協力隊と一緒に2人で事務局となった訳ですが、2人ともねう祭りを知りません。笑 正直不安です。

 

〈STEP1〉委員長、副委員長、事務局と前年度の担当者との打ち合わせ

 

 昨年の様子や書類・データの引継ぎ、改善点など色々と打ち合わせをします。このお祭りは露店と花火もあるのでその依頼文作成などやる事はいっぱいそうです。

 

〈STEP2〉第1回実行委員会

 

  実行委員の皆さんと初顔合わせです。 なんか緊張ですよね、だってよそ者が事務局していていいのかという・・・

  特に何事もなく終わりました。ただ、この実行委員会の資料を作るのにてんやわんやですよ。何が何枚いるのか?どれが必要なのかとまさにお祭り騒ぎでした。笑

 

ねう祭り実施要領

 

〈STEP3〉演芸参加団体や自治会に必要書類送付、露天商許可証、道路使用許可などなど。

 

 お祭り一つするのにこんなにたくさんの書類が必要だったのかと初めて知りました。私たちがお祭りに行って楽しめるのは、こうした主催者側の頑張りがあってこそだという事が分かりました。そして書類不備の訂正や出店・出展確認を得て、お祭り開催へと繋がります。

 

〈STEP4〉寄付金集め

 

 これが一番大変です。年々寄付金額も減少しています。寄付がなければ花火が打ち上げられない、花火がなければ寂しいし、でもなあ・・・皆さん様々な想いの中、寄付をして頂きました。

 

〈STEP5〉演芸委員会

 

 このお祭りは少し変わっています。何故なら普通は踊りを披露する時は、メインステージですると思います。ですが、ここのはメインステージがありません。踊りを披露する側が移動しながら踊っていくのです。なので、2時間かけて町内を移動しながら決まった場所で踊っていきます。面白いですよね!その踊り場所の確認と踊る順番の打ち合わせです。

 

地図

 

 そして諸々の手続きを終えてやっとねう祭り本番です!当日も消防署の方と消火器の確認や警察、警備会社と確認、お祭りのボンボリ準備。私は本部待機という事で、商工会前で待機していました。

 

日野町商工会

 

 あと、商工会前で販売していた、「奥日野きのこコンフィバーガー」のお手伝いも!

 余談ですが、このバーガーご存知でしょうか?実は昨年のバーガーフェスタで全国第2位を受賞しました。中には肉厚の日野町産の原木しいたけも入っていて肉汁がブワーっと溢れ出て、めちゃめちゃ美味しいんですよー!!ぜひ日野に来た際には食べてもらいたい一品です。

 

奥日野きのこコンフィバーガー

 

 話を戻しまして、18:30から演芸スタートです。各自治会や団体が所定の位置について一斉に始まっていきます。

 

日野町音頭

日野町音頭

 

祇園鳴子ばやし

祇園鳴子ばやし

 

傘おどり

 傘おどり

 

 

 日野町地域おこし協力隊からも地域おこしとして東京からお笑い芸人の「エイリアンwithすぎたひろし」をお呼びしました。日野町の非公認ゆるキャラにしようとこんなものを配ってアピールしました。今後このゆるキャラがどのようになっていくのか乞うご期待!

 

エイリアンwithすぎたひろし

 

エイリアンひの

 

展示や演奏などの催しものもあり、普段は人よりも猫をよく見かける通りに沢山の人が集まっています。ちょうど3連休だった事もあり、近くに住んでいる方も帰省されてきたのかなと思います。

 

ねう祭り

 

 クライマックスにはやっぱり花火!!都市部でする花火のような豪華さや数はありませんが、山々に囲まれているので、音の響きは凄く良いです。それに近くで見られるのも魅力の1つです。しかも昨年よりも少しだけ数が増えたので、皆さんにも喜んで頂けました。

 

花火

 

 最後までてんやわんやの事務局でしたが、こうして無事に?終わりました。

 あとの反省会なども残っていますが、とりあえず一段落です。ただ気になっていることは、「ねう」祭りという名前から根雨地区で開催されるお祭りなんです。なのに、根雨地区の若者が実行委員会のメンバーにいないという状況です。こういった地域のイベント存続のためにもまずは地元の若い人も巻き込んでやらないといけないと思います。それには、委員会自体の仕事の振り分け方や引継ぎ方、文書からメールに変更するなどの様々な改善が必要になります。いきなりは無理でも今年の反省を活かして、次々と若者にもバトンタッチできるようにしたいですね。

 

 

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