学ぶ

おむすビーズのインターンシップ

 

 このたび、私は「おむすビーズ」の仕事の傍ら、ボディセラピーの活動を始めました。

 

 自宅兼サロン

自宅兼サロン…?

 

 

 といっても、お金を頂いて営業をしているわけではありません。友人知人に対して趣味としてさせてもらっているのみです。「将来セラピストになるぞ!!」と意気込んでやっているわけでもありません。ただ、とても楽しい。自分の業(ワザ)に気持ちが入っていく感じがします。

 この活動がこれからどのように広がっていくのだろうか、どこに行き着くのだろうか、これから自分の表現の一つになりうるのだろうか?全て実験としてやっています。

 今回は、私がタイでマッサージを学んできた話を書きたいと思います。ほとんど旅行記です。あんまり田舎、移住に関係なくてスミマセン。

 

 

チネイザンというマッサージ

 

 昨年末、私は会社の休みを利用して、タイのチェンマイに行って来ました。目的は「チネイザン(氣内臓)」という、タイの伝統的内臓マッサージの手法を学ぶこと。チネイザンはお腹に圧を加えることで内臓に溜まった老廃物を流すという効果があります。

 たまたま何かの本でこの手法のことを知り、また、内臓には物理的な老廃物だけでなく古い感情が溜まるということも知り、とても興味を持ちました。

 

 現地で使用したテキスト

現地で使用したテキスト

 

 

 以前から整体などボディワークに興味があり、定期的に受けに行ったり、自分でも本を読んだりしていましたが、自分でできたらいいなぁという思いを温め続けていました。

 そして昨年、その思いが積もりに積もり、ボディワークの中でもいろいろなジャンルに興味を持っていましたが、チネイザンという手法があること、そしてチェンマイでは1週間ほどで一通りの手技を学ぶことができるということを知り、「自分がボディワークをするのに向いているかどうか?」を確認するために、まずは1週間のコースを受講しようと決めました。

 

 受講したのはタイ人の女性が開いている街角の小さな学校。通常は申し込んだ人たち(国籍は様々、主に旅行者)がその期間に集まり、合同でレッスンを受けるものですが、たまたま私が申し込んだ直後に学校のHPが不調になったようで、そのとき生徒は私一人だけ。なんとマンツーマンでレッスンを受けることができました!

 マンツーマンということでレッスンは通常よりも早いペースで進み、基礎だけでなく応用も教えてもらうことができました。なんてラッキー。

 

 

初めてのタイ、初めてのチェンマイ

 

 タイを訪れたのは今回初めて。行きの飛行機の中で「そういや英語の辞書を一切持って来てない!!」と初歩的なミスに焦りながらも現地に到着。

 チェンマイは各国からたくさんの旅行者が訪れる観光地。11月にして初夏のような気候。とても心地よいシーズン。日本では見かけないような、色とりどりの花が咲いています。観光エリアには欧米からの旅行者がたくさん集まっていました。

 

ブーゲンビレア

 

チェンマイ

 

 観光地のためチェンマイにはゲストハウスやレストランなどが軒を連ねており、現地到着後、学校から徒歩5分のところにゲストハウスを見つけることができました。

 ダブルベッド、扇風機、ホットシャワー、トイレ付。1泊日本円で1000円ほど。以前行ったインドでは1泊300円くらいだったので、すごく高い感覚(このシーズンの相場みたいです。ケチ臭くってスミマセン)。ホテルにはプールもついていました。チェンマイのホテルにはプール付きのところが多いようです(『プール』というチェンマイを舞台にした日本映画もありましたよね)。

 

ホテル

 

プール

 

 毎日、朝から夕方までのレッスンを受けながら、空いた時間で観光しました。市場に並ぶ野菜やスパイス、生活雑貨、タイ料理の食堂、おしゃれなカフェ、日本料理店、マッサージ店、ナイトマーケット。見ていて飽きません。

 途中、スパイスとコーヒーの相乗効果と暴飲暴食による胃痛・発熱に一時悩まされましたが、タイを楽しみました。

 

 マーケット

 

高知で見たことのある野菜

 高知で見たことのある野菜が並んでいる!

 

 

タイのマッサージスクール事情

 

 マッサージコースを受講するためにタイを訪れる旅行者は多く、街中にはいくつもマッサージスクールがあります。日本からインターネットで探して申し込むことはできます。学校により規模の大小や手法など様々で、中には日本語クラスを提供できるところもあるそう。コースもタイ古式マッサージやチネイザン、ハーブ、ヨガなどいろいろ。

 街中では数少ないながらも数人の日本人に出会いましたが、彼らもマッサージを学ぶために来たようでした。現役のマッサージ師の方もいました。

 マッサージを学ぶ人たちの中で、タイ古式マッサージ(アクロバティックなマッサージでよく知られているアレです)を選ぶ人が大半。チネイザンはまだまだ知名度が低く、日本でもタイでも専門のマッサージ店はあまりありません。

 

 クラスはマンツーマンで行われ、私は授業の一環で先生からマッサージを受けることができるし、私は先生のお腹で実践することができました(通常は生徒同士で行う)。直接「ここはこうした方がいい」などと先生のアドバイスを受けることができました。

 心配していた語学は、先生の英語がわかりやすかったのと、「ここ」「そこ」「こんな風に」という簡単なコミュニケーションが多かったので、ストレスを感じることなく受けることができました。難しい臓器の名前や理論は帰国後に調べて復習しました。

 先生によると、「英語が全くできない人もたまにやって来る。それでも何とか受講できている」とのこと。

 

 2日くらいで基礎コースを一通り終え、時間があまりそうだったので追加で応用コースも受講。1週間で2コースを学ぶことができました。

 先生から「初心者とは思えない」などとお褒めの言葉も頂くことができました(もしかしたら全員に言っているのかも知れません。そのへんは掘り下げないでおきます)。

 

タイマッサージスクール

スクールの前で先生と、修了証を手に

 

 

手ごたえを感じた!

 

 私が学んだのはボディワークの中でも一分野、しかも短期間。複雑で難解な身体という領域の内、ほんの氷山の一角。まだまだわかっていない、ヒヨッコです。

  それでも、このクラスでの実践を通して、私は手ごたえのようなものを少し感じ取ることができました。人の身体を前にして、意識が集中し、心がシンとする感覚がありました。

 この学びが今後どう発展していくのかわからないながらも、一つの学びの経験を得て帰国したのでした。

 

 

続く

 

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