いなかパイプ 「いなか」と「とかい」のパイプWEB

標高400m・山の上の古本屋

2017/02/09


 

 高知県でいちばん高い所にある古本屋さん、知ってますか?

 今回ご紹介する「うずまき舎」さんは、おそらく高知県下でいちばん高い位置にある古本屋さん。そのキャッチーな立地やネーミングから、たびたびブログやSNSで取り上げられています。しかし、私も今回初めて訪れるの場所とあって、その魅力をちょこっとリリースしたいと思います。

 

 お所は香美市香北町の山の上。ざっくり言うとこんな具合なのですが、これが実は想像以上に山の上なんです。高知工科大学を過ぎ、アンパンマンミュージアムを過ぎ、物部川や民家を横目にせっせと山登り…。

 そして市内から一時間ほどでしょうか、気がつけば眼下に広がる山々、さらに棚田。まさに野を越え山を超え、です。

 

こんな目印

道中はこんな目印がちょいちょいあって導いてくれます。

 

うずまき舎

こちらの民家の一角が「うずまき舎」。

 

 

 平日の、それも開店と同時に訪れたにもかかわらず、店には早くも遠方から来たらしい女性客がちらほらと。私もさっそく散策してみます。

 

広すぎず狭すぎず

広すぎず狭すぎず、ゆっくりと本を選べます。

 

村上春樹シリーズ

こちらは村上春樹シリーズ。大判も文庫もあります。

 

 

 お店自体は民家の一角とあってコンパクトな作りなのですが、そのコンパクトさに妙味を感じます!!

 というのは、一冊一冊がいわゆるチェーン店の書店のように窮屈ではないんですね。並べ方も丁寧で余裕があるから見やすいし手に取りやすい、思わずこれはどんな本だろう、となってしまいます。

 そして何より本のタイトルや帯が心惹かれるものばかり。街中のイマドキの書店にはない内容がズラリと並んでいます。それもそのはず、これらすべて店主の村上さんみずからがセレクトした本なのです。

 小説から児童書、経済書や自己啓発本まで、ジャンルを問わず一つひとつ選んでいるそうです。これは根っからの本好きにはたまらないと思います!!

 

宮沢賢治シリーズ

私も大好きな宮沢賢治シリーズ。関連本もセンス抜群です。

 

 

 店長の村上さん曰く、店内に並ぶ本の数々は、これまで村上さんご自身が読んできた本たち、そしてこれから読んでみたい本たち。古本・新刊そのどちらも、ただ店内に整然と並んでいるわけではなく、きちんと理由や意味があってそこに存在している、というわけなのです。

 いわゆる万人受けするベストセラーのような本はないけれど、一人ひとりの人生にフィットする本はあるかもしれない、だから本当に本好きの人がよく訪れるとのこと。

 なるほど、商売が第一主義の街中の書店にはナイ考え方… もとい、致し方ないとはいえ、マネしたくても決してマネできない考え方なのであります。

 

50円~200円コーナー

50円~200円コーナーもあります。掘り出し物が見つかるかも。

 

 

 さらに、店内には小さなカフェスペースもあります。天気が良い日は、遠くに見える海面に西日がキラキラと反射し、なんと海が黄金に輝いて見えるそうです!! なんて贅沢なのでしょう。

 

読書タイム

のんびり珈琲を飲みながら読書タイム。目の前の風光明媚な景色にも癒されます。

 

ウッドデッキ

ウッドデッキも! 日向ばっこしながら本を片手に読みふける人もいるそう。

 

 

 のんびりしつつも、気がつくと3冊の本をレジに積み上げていた私。その際に村上さんが、どんなテイストの本で、作者はどんな人物で他の作品で良いのはコレですよ、なんてことまで懇切丁寧に説明してくださいました。本そのものを愛していなければまずできないことですよね。

 ますます読みたくなったと同時に、なんだか「私の本を見つけた」という特別な感覚になりました。きっとこの感じは「うずまき舎」でしか味わえないのではないかと思います。

 わざわざ行きたくなる、私はきっとリピーターになる…!! そんな予感がしたひとときでした。

 

 

うずまき舎

 

【住所】 高知県香美市香北町中谷254

【営業】 13:00 ~ 18:00

【定休】 金曜、土曜 ※上記以外にもイベント出店などで臨時に休業する場合があります。

【TEL】 0887-59-4016

【その他】 不定期にオーガニックマーケット(毎週土曜)に出店。

 

▼コメントをどうぞ

顔の写真 前田真希 さんのプロフィール・記事一覧はこちら >>