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阿南市地域おこし協力隊になってからの6ヶ月

2017/11/17


 阿南市地域おこし協力隊として新野町に来てもう半年になりました。
 よく聞かれること(特にSNS)のひとつに「地域おこし協力隊」っていつも何しているのですかというベタな質問があり、よくよく話を聞くと背景には地域おこし協力隊になってみたいという人や田舎暮らししてみたい人だったりします。
 どうぞいなかパイプをご覧になって存分に先輩方の活躍を参考にしてくださいと言えばあっさり解決しそうですが、じゃあ自分はどうなのかと聞かれるとまとまりもなくポツポツと返すばかりであまり説得力がありません。
 
 ということで今回は地域おこし協力隊をはじめてから半年分をダイジェストで書き進めると共に、自分の頭もすっきり整理させようという根端で執筆させていただきます。
 思い出しながら書いているので読みにくい部分もあると思いますが、これから地域おこし協力隊をはじめようと思っている人へ少しでも参考になれば嬉しいです。

 

4月 けぶる木漏れ日

 
 4月は総会&総会&総会でいろんな人と、はじめましてのご挨拶をしました。出会う人が多すぎて名前を思い出せずにあせる日々。(向こうは知っている)
 これはたぶんどこの地域おこし協力隊になってもあるあるではないでしょうか。会話を盗み聞きして、名前を覚え、声をかけるのコンビネーションをすることによって記憶していった記憶があります。
 
 道もまだわからなくてナビ(10年前のもの)通りにしていたらえらく遠回りになることもしばしば。自転車でぐるぐる回って地元の土地勘を養いました。
 ライフラインを確保するべく、近くのコンビニ、スーパー、郵便局など空いた時間に行ってみて、ついでに気になる定食屋とか目星つけ、近くの銭湯やら、本屋など開拓する日々は楽しかったです。
 新野町では四国八十八箇所お遍路の22番札所である平等寺があり、ちょうどシームレス民泊一号として開業するイベントだったり、竹林コンサートという美しい自然の中で行われるコンサートがあったり、田植えをしたり(早場米)して過ごしました。まずは地域イベントのお手伝いしながら、挨拶まわりといった具合です。

 

竹林コンサートの様子
竹林コンサートの様子

 

5月 これからの朝、これからの夜

 
 5月に近隣の町や島などざっくり行ったことによって新野町がどんな町でどういう位置づけなのか理解する手助けになりました。
 休みの日にたけのこ掘ることで小遣い稼ぎになり、気になるお店にどんどん行くことができた。手取りが少ないのでとてもありがたいです。地域おこし協力隊の条件として副業OKの自治体がオススメです。
 ちなみに阿南市地域おこし協力隊は8名おり、月1回のミーティング、毎週の週報、公用車の私用記録、出勤簿など市役所へは週2、3回行かなくてはいけませんが、基本的には配属された町での活動が主体となっています。
 地域おこし協力隊の募集要項として新野町は下記の内容でした、
 
1.民泊を取り入れた観光開発
2.空き家、空き店舗の掘り起し、活用等
3.地域資源の発掘および地域資源の活用による地域振興活動
4.地域住民の生活支援に関する活動
5.その他、観光開発、イベント企画・運営等に関する活動
 
新野商工振興会が受け皿となり、活動していますがミッション型という感じではなく仕事内容でいくと半々くらいです。自由な部分で将来に向けた取り組みしていくイメージです。

 

平等寺

 

 新野町には平等寺があるので、お接待文化が根付いています。
 単純にお遍路さんをおもてなししようという心意気なのですが、先月の総会で歩き遍路の外国人が多く、お接待できず困っていると課題が出ました。地域おこし協力隊として外国人お遍路さん向けの地図があれば役に立てそうと思いました。

 

6月 とても日差しがあたたかでした

 
 6月からとても忙しくなりました。Googleカレンダーを見返しても毎日スケジュールがびっしり埋まっている。予定を共有するのにもとても便利なので、Googleカレンダー活用するのがオススメです。対馬のMITでもこれで共有してました。
 なにが忙しくなったのかとよくよくスケジュールを見ると、ルーティンでかかえる仕事が多くなった。
 
●新規民泊の開業準備(消防、保健所、県民局など)
●7月新野夏祭りの準備(新野町で一番大きなイベント)
●新野高校タスクフォース(高校合併に伴う県の事業への参加)
●新野マップの作成(外国人お遍路向けガイドマップ)
 
などなど事務所にいても誰かが顔を出しに来てくれたり、呼び出されたりようやく地域おこし協力隊として町にかかわってきているという感覚。
 休みの日は相変わらずまわりの地域やお店を探索しており、お昼ご飯検索からの温泉がこのころの定番に。

 

7月 たとえばゆるい幸せ

 
 7月は新野夏祭りということで、まずポスター作りを任されたのですがこれが先々の活動にも影響を与えるようになりました。

 

新野夏祭り

 

 素人が頑張ってつくったなという感じなのですが、なかなか好評でいろんなお店に頼みに行くのも楽しかった思い出があります。
 このポスターのおかげで地域おこし協力隊の蔵本を認識してもらえるきっかけになりました。自分の中では地図の部分がすごく甘いつくりになってしまったので来年はより良いポスターを作ろうと今から意識高まってます!
 景品の準備をしたり、テントはったり、浴衣コンテストの採点をしたりと文化祭のようでとても充実した夏祭りでした。

 

花火はなんと1,000発

 

 新野夏祭りの花火はなんと1,000発。ほぼ真下から観れるので大迫力です。都会で花火というと大規模ですが、阿南では小規模の花火大会がいたるところで行われていることに驚きました。
 夏祭り以外のトピックスとして毎週土日に講座へ通い、防災士の資格を取得しました。

 

8月 シャングリラ

 
 8月は地域のことも、土地勘も、人間関係にも少しずつ慣れてきた頃です。
 徳島のお盆といえば阿波踊り。人がごった返すとみて、鳴門でやってた阿波踊りを桟敷で鑑賞して感動しました。住めば都、徳島県とても住みやすいです。

 

新野マップ

 

 お仕事面では新野マップも完成し、徳島新聞や地元ケーブルテレビの取材も受けました。

 

地元新聞

 

 地元新聞にのると、いろんな所から連絡が来て忙しかったです。驚いたのがまだ自分が新聞をみていない早朝に市長から連絡が来たことです。(どうやって連絡先を知ったのだ!笑)
 ルーティンワークに加え、食品衛生責任者を取得したり、11月の床貼りワークショップを企画したり、他の地域を視察にいったりいろんな意味で暑い夏を過ごしました。

 

9月 崖っぷちでいい

 
 ちょうど半年を迎える9月。貯金がとてもとても少なくなっていることに気づき、節約を意識しだした頃です。
 自分で野菜をつくるか、仲の良いご近所さんをつくってお裾分けをもらえるようにすることがとても大事です。自分は田植えや稲刈りをお手伝いしてお米をたくさん在庫することができたのでおかずなくても美味しいお米で食いつながりそうです。
 実は畑も貸してくれた人がいたのですが、全然時間なくてほったらかしにて終了しました。自分の時間をちゃんと確保することも大切です!
 
 夏祭りのポスターを見た人から秋祭りのポスターをつくってもらいたいと依頼があったので、話し合い。こういったご縁で知り合いが増えるのは素直に嬉しいです。秋はお祭りフィーバーです。毎日のようにパンパンお祭りありますよの花火が上がっていました。

 

秋祭りのポスター

 

 新野町では去年から大正大学の学生受け入れを行っているので、その準備や打ち合わせのお仕事がありました。

 

最後に

 
 みなさん参考になりましたでしょうか? 読み返してみましたが、ただの備忘録みたいになってて恐縮です。
 春から秋まで思い出しながら書くと長いようでしたが、いつの間にか冬です! てことは、すぐに春です!
 これからは将来の事業に向けてもちゃんと準備していこうと考えています。
 まだクリティカルにこれやろう!と表現できるものはありませんが、ふわふわとアイデアは浮かんでいる状態です。
 何かでっかい事してやろう。きっとでっかい事してやろう。

 

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