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移住して実現したパン屋とcafe&bar

2018/05/07


 こんにちは。宇和島市遊子(ゆす)地区地域おこし協力隊の鬼木です。
 早いもので協力隊に着任して4か月が経ちました。あれ?ついこの前記事投稿したばかりなのにもう1か月経ったんですね。毎日充実していると時間の流れが本当に早いです。

 

cafe&bar

 

 さて、前回の記事でパン屋を始めたことをチラッと紹介したのですが、先週よりパン屋に加えてカフェバーも始めさせてもらいました。地元NPO団体「段畑を守ろう会」協力のもと遊子・水荷浦のだんだん茶屋の一角をお借りしてコーヒーや紅茶、ケーキ、オリジナルカクテルなどをお出ししています。
 まだまだ始めたばかりで店舗のレイアウト等改善する箇所は多々あるのですが、せっかくなので今回はこのcafe&barやパン屋について紹介させてもらえたらと思います。
 
 パン屋さん開業の経緯は、海の男たちは意外とパンが好きだという話を協力隊に着任して間もない頃に地元の方に聞いたのがきっかけでした。漁に出ると数時間は港に帰れないことも多く、船の上で手軽に食べることができるパンが人気だったのです。
 ちょうど妻がパンやケーキを作ることができたため、NPO団体の協力を得ながら観光地となっている段畑のふもとのお土産やさんに定期的にパンを置かせてもらうようになりました。
 毎週火曜日と金曜日に販売していますが、作る量が少ないせいか、地元の方が優しくて全部買ってくれるためか、今のところほぼ毎回完売しています。先日は店頭に並べてから30分で完売してしまい、びっくりしたと同時に購入できずに帰るお客さんを見て申し訳ない気持ちになってしまいました。
 
 正直妻の作るパンは美味しいです。でも30分で完売て・・協力隊の任期終了後の仕事が早くも見つかったかも(笑)
 人気は塩バターあんぱんです。レシピについては企業秘密としますが(笑)評判も良く定番メニューの最有力候補です。
 お土産屋さんに貼られたポスターや商品タグに描いているキャラクターは僕が考案した「コネネコ」です。(パンを)こねる猫ということで。はい、ダジャレです・・・

 

コネネコ

 

パン屋さん開業

 

 cafe&barも「段畑を守ろう会」のお力添えにより実現したものです。cafe&bar『O2(オーツー)』はコーヒーや紅茶はもちろん、遊子で青のりを生産されている方と協力して青のりケーキを開発したり、段畑で獲れたジャガイモを使った焼酎「段酌」と地元で生産された藻塩やオレンジを使った「ソルティ・ダンシャク」など地元の特産品を生かしたメニューを開発し、提供しています。
 
 カフェバーに関しては、よりみんなで作り上げていってるんだなという想いを感じます。日よけのためのテント張りを近所の方々が手伝ってくれたり、大きな看板が欲しいと相談すると、自由に使って良いよと自宅にあった使っていない襖をもらえたり、パン屋さんとはまた違う形で楽しんでいます。
 その看板に関して、当初ロープを看板と柱に巻くだけで不安定だったものが、2、3日後にはしっかり固定された土台が看板の裏側に取り付けられていました。しかも「自分が作ったんだよ」と誰も名乗りでない。なんだか「みんなで作ることが当たり前」という一体感がとても嬉しく、感動してしまいました。等価交換が当たり前の移住前の生活ではこんなことは考えられなかったです。

 

段畑を守ろう会

 

 お店の名前「O2」は空気のような「地元にとって当たり前の存在」になりたいという願いが込められています。地元に溶け込んだスペースになれるよう頑張りたいです。またO2は(オニ)とも読むことができ、鬼木として店名に名前を冠してみました。要はダジャレです(笑)
 現在はパン屋と同じく火曜日と金曜日の営業です。みんなで作り上げたcafe&bar、観光の際にお立ち寄りいただけたら嬉しいです。

 

地元にとって当たり前の存在

 

 パン屋にしてもcafe&barにしても、着任4か月でここまで出来たのは地元の方の理解と協力があってこそのものです。僕ら夫婦だけではここまでできませんでした。縁もゆかりもない夫婦を優しく受け入れてくれて、活動に対して惜しみなく協力してくれる遊子の人々のおかげです。
 今はまだ頼ってばかりですが、なんとか恩返しできる日があればと思います。
 
 カフェを開いて以降、地元の方や観光客の方と話す機会もますます増えて交流する楽しさを改めて知りました。カフェスペースでいろんな立場の方々が出会い、会話し、笑いあう様子を見ていると、自分のやりたかったことはこれなんだと夢を実現しつつあることに喜びを感じます。
 しかし、店舗の規模もパンの量もまだまだ小さいです。地元には素晴らしい特産品がもっとあります。地域振興という点において、まだまだやるべきことはあると思っています。
 
 パン屋やカフェの経営も大事ですが、今は地元の方もそうでない方も気軽に集まって交流できるような場作りに重点を置いて運営できたらなと思います。地元の人と観光客が触れ合う憩いの場を目指したいと思います。
 

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■「2人のゆるゆる移住物語
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