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「革人」池田崇物語・その1 ~自己紹介~

2018/05/18

顔の写真
執筆者: 池田崇 革人


 ハイサイ! まずは自己紹介をさせていただきます。
 大阪生まれ大阪育ちの46歳。中学・高校・大学、そして社会人になってもクラブチームでラグビーを続けました。「世界最強の球技・球技界の格闘技」とも呼ばれるラグビーは、激しく厳しいスポーツです。
 そして、「one for all、all for one」の精神があります。「ひとりはみんなの為に、みんなはひとりの為に」という意味で、チームワークを重んじます。
 仕事をしながら30歳までプレーをしていましたが、2006年に大阪から沖縄へ渡り、2008年1月1日に革ぞうり専門店『革人』を立ち上げました。現在11年目を迎えました。

 

沖縄

 

革人

 

 大学へ入ってすぐの4月に、バイクに乗っていたところ大型トラックに跳ね飛ばされ、20メートルぐらい飛んでいった。
 空中を飛んでる間、「あぁ俺、死ぬかもな・・・」って思ったが、奇跡的に死ななかった。今思い出しても、奇跡としか言いようがない。
 病院のベッドで、

「死なへんかったのには、絶対に何か意味があるはず。何かをやり遂げるために生き延びたんやわ。ここから俺の第二の人生が始まる」

と、そう思った。
 
 大学生活は、ラグビーとパチンコに明け暮れた。事故って人生や生き方を考えたはずやのに・・・(笑)。
 でも、大学生活で、かけがえのない宝物を見つけた。それは、親友のSとの出会い。大学に受かった時、父親からこう言われた。

「大学では友達を作れ」

勉強をしろではなく、友達を作れ。高い授業料を払う親からのこの言葉は、有難かった。
 一応ラグビー推薦で受かったんやけど、弱小チーム。高校は全国準優勝やったけど自分は補欠やったし、とにかく大学と名の付くところやったらどこでも良かった。
 受かっただけラッキー! そこで4年間ラグビーとパチンコに明け暮れたが、親友と出会えたことで、それはそれでオモロかった。
 バカな息子ですみません・・・。そして、親に感謝!

 

ハーレー

 

就職活動

 
 4回生になり、就職活動の時期になったが、どんな仕事に就きたいか、どの会社に入りたいか、何をしたいかが分からなかった。

「そもそも仕事ってなんや?」

バイトは幾つかしたことがある。ガソリンスタンド・宅急便・パチンコ屋など。それらは全て、ただお金が欲しいだけのバイト。けど、就職となると全然違うという認識はあった。
 何がしたいのか、どのジャンルが良いかさえも分からなかった。なんやったら、就職などしたくなかった。
 友達が旅行会社を受けるというので、自分も受けた。海外のツアーコンダクターの仕事がおもろいと聞き、なんも分からんまま旅行会社の就職セミナーや就職試験・面接を受けまくった。
 何の資格も知識もキャリアも、海外に行ったこともない自分が受かるはずがない。だんだん焦ってきて、リックサックひとつで、世界中を旅して周ろうと考えた。いわゆるバックパッカー。
 親にその話をすると、

「何を甘い事をゆーてんねん?一度働いてお金を貯めてから行け」

と言われた。

 

革ぞうり

 

就職

 
 仕方なく父親が用意した会社に就職した。父親の知り合いの知り合いの会社らしい。何の会社かもよく分からんままに、面接に行き受かった。
 建設関係の材料を売る代理店で、営業職だった。スーツにネクタイ、毎朝満員電車に揺られるどこにでもいるサラリーマン。
 
 道路などの公共事業で使う鉄鋼製品の営業販売。23歳だった自分は20歳以上年上の先輩に連れられて、現場を巡る毎日。半年ぐらいして一人で現場をまわらされた。
 何一つ面白いなって思うことがなかった。営業車の中で寝たり、時にはパチンコ屋に行ってサボることもあった。

「こんなんではアカン!」

って何度も何度も自問自答を繰り返しても、仕事のやり甲斐を見つけることが出来なかった。それでもお金のために働いた。
 車とバイクをローンで買った為、世界中を旅するということは、夢と消えた。
 子供の頃から目立ちたがりで、他の人とは違うことをすることがカッコイイと思い込んでいた自分は、

「俺は普通のサラリーマンやない!」

と自分に言い聞かせ、外車とハーレーを乗り回し、ロレックスの時計をし、それら全てローンで買った。
 今思えば、アウトローな生き方に憧れるだけの、仕事も出来ないただの生意気な若造サラリーマン。
 
 そして週末は合コンとラグビー。女のケツとラグビーボールを追いかけるのが生き甲斐やった。ラグビーだけは一生懸命やったし、その時の仲間は一生の宝物。
 仕事の出来るカッコイイ男になりたいと思いながら、今の環境では厳しく、やりたい事が見つからず…。
 そんな時、会社のある先輩がこんな事を言ってた。

「俺らサラリーマンは、適当に要領良くやってればええねん。必死になって熱くなる必要はないねん」
「人生に勝ち負けなんかないねん。適当にやって、そこそこ楽しめばええねん」

とか。自分はそんなん絶対に嫌やと思ったけど、言い返す言葉が出てけえへんかった。
 適当な仕事をして適当な女と遊び、適当にラグビーして、適当な相手と結婚して適当な家庭を持って、適当な車に乗って適当に旅行をして、適当な…。

なんやねん?適当って!!!
そんな人生、絶対に嫌や!

けど、どうしていいか分からん日々が6年間も続いた。

 

池田さん

 

 ただ、プライベートは充実していた。週末の夜は女の子達との合コン、日曜日は大好きな仲間達とラグビーをして遊んだ。大好きなハーレーを乗り回し、仕事の全てを忘れようとしていた。
 いつも「このままではアカン・・・」って思い、転職を考えていた。でも、一向にやりたい事・やりたい仕事が見つからない。何をどうしたらいいのか、分からず悩んでいた。

「とにかくもうサラリーマンは嫌や」

そればっかり思っていた。
 先輩や上司を見てたら、普通のサラリーマンはある程度先が見えてるから、とにかくお金を稼ぎたい!
 
 お金をいっぱい稼ぐには、何をすればいいのか?
 
「転職ばかり」へ つづく

 
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