地域でやる狩猟×交流事業 平成30年度version

顔の写真
執筆者 上田知子
所 属ハンター民宿 BA-BAR

2019/05/14

 こんにちは!鳥取のハンター民宿BA-BARの上田知子(旧姓:梅野)です!

 今回は、弓河内ハンターチーム「三矢弓援隊(みつやきゅうえんたい)」について書きます。狩猟とジビエを中心に、地域の山野を守り、楽しく場を作っていこうとコツコツと取り組んでおります。

 三矢弓援隊の活動については、過去の記事の、

 “ともに歩む村が元気であり続けるように” 

 “地域でやる狩猟×交流事業 楽しく続けてます!” 

 “地域でやる狩猟×交流事業 平成29年度version”  

にも詳しく書いております!地域でチームを作って取り組んでいるひとつの形として、よろしければご覧いただればとっても嬉しいです。

 大変遅くなってしまいましたが、昨年度の活動を発信させていただきます。

 

※以降、とどめを刺した後のイノシシや、解体写真があります。苦手な方はご注意ください。

 

(1)狩猟活動について

 

 昨年度の捕獲実績は、イノシシ・シカ合わせて180頭以上にもなります。(私は狩猟活動お休み中のため獲っておりませんm(_ _)m隊員の腕による実績です。)

 三矢弓援隊の猟は、主にわな猟です。地域の山の中で獣が出現しそうな場所にわなを設置し、山に入って見回りをまめにするという大変地道な作業です。そして、獲れた後には、

①すみやかに止めを刺し、放血(美味しい肉にするために大切な行程)

②とっても重たい獲物(50~60kgくらいから100kg前後の獲物もいたりします。)を、獲物がとれた場所から車の停めてある場所まで引っ張り、車の荷台に乗せて解体処理場まで運搬

③獲物の身体についている汚れ(泥など)をおとす

 

いのしし

 

④獲物のお腹を開いて、内臓を取り出す(このとき、内臓を破らないように厳重注意する)

⑤獲物を冷水に半日ほどつけて冷却

⑥獲物の皮を剥ぎ、骨から肉をはずしていき、部位ごとにわけていく

 

解体作業

 

 命をいただき、たくさん手間をかけて美味しい肉へとなっていきます。そして、その美味しい肉で、昨年度も楽しく美味しい活動ができました!

 

(2)恒例のジビエ交流会でワイワイと

 

 三矢弓援隊の活動趣旨は、狩猟活動などを通して地元の山野を守ること、地元で獲れた獣肉を地元に還元すること。獲れた獣肉を地元に還元する手段として、毎年4月・10月に弓河内集落でジビエ交流会をやっております♪ジビエだけではなく弓河内でとれた美味しいものも使っております。

 4月には山菜とジビエを味わう会。村の人で山菜にとっても詳しく、陽気で心優しく素敵なおじさまがおられます。その方のご厚意で美味しい山菜をたくさんとってきていただいており、山菜料理とジビエ料理でワイワイやります。

 

料理

 

 弓河内の女性方、隊長の職場の同僚の方にたくさんヘルプいただき、

 

山菜料理

山菜料理

 

 とっても美味しい山菜料理ができあがります!山菜料理は、天ぷら、きんぴら、卵とじ、和え物、煮物、タケノコご飯と、とっても多彩です。そしてジビエはイノシシ鍋。昨年度は、弓河内の人対象の交流会、村以外の人対象の交流会を2回開催!どちらとも、20人以上集まり大盛況でした!

 

交流会

 

 10月には枝豆とジビエを味わう会。隊長が丹精込めてつくる黒豆枝豆をジビエとともに味わいます♪

 

味わう会

 

 コチラの会も、弓河内の女性方や隊長の職場の同僚方にヘルプいただき(いつも本当にありがとうございます!)、

 

黒豆料理

 

 美味しい枝豆料理とジビエ料理に!!枝豆ごはん、呉汁、枝豆ポテトサラダと多彩な枝豆料理。コロッケ、唐揚げ、カボチャとのそぼろ煮、すき焼き風鍋と、多彩なイノシシ肉料理。

 弓河内と、河原町西郷地区の方々、ハンター民宿BA-BARに宿泊される方など合わせて25名ほど集まり大盛況! コチラにも様子を書いてます♪

 

(3)恒例のジビエ串焼き出店

 

 昨年度も地域のイベントでジビエ串焼きをたくさん出店しました!

●地元弓河内の納涼祭(8月中旬)

●西郷工芸祭り(10月末)

●西郷地区文化祭(11月中旬)

●鳥取市公民館祭り(11月末)

 

出店

 

祭り

コツコツと出店を続けることにより、活動やジビエを発信しております!

 

(4)ポスターデビュー!

 

 実はなんと、昨年度私、弓河内の人たちと一緒にポスターデビューしたんです!

 

鳥取ポスター

 

 私は学生時代、大好きな歌手やサッカー選手のポスターを部屋に貼っていた時期がありました。その10数年後にはなんと、自分がうつっているポスターを家に貼ることになるなんて当時は思いもしませんでした。それはさておき、鳥取市は移住人口・関係人口を増やすための取り組みの手段として、東京へ展示するためのポスターを作成しており、そのポスター出演の依頼を受け、弓河内の方々と一緒にデビュー致しました。精度の高い写真を撮るには演出も大切で、実際にはやらないことをやったり(※弓河内の人たちは、通常は、窓から一升瓶もって部屋の中に入ってくるようなことはしません(笑))だけど、弓河内の温かい雰囲気はまさにこのポスターの感じです!弓河内の方々の手厚いご協力により、素敵なポスターが完成しました!

 このポスターを見て来てくれたお客さんもおり、弓河内の方々も一緒に、イノシシの鍋・唐揚げを囲んでワイワイしたことも昨年度3回ほどあります♪

1回目はコチラ

2回目はコチラ

3回目はコチラ

 

(5)他団体とのコラボ

 

 近年は、鳥取市河原町内の団体のイベントともコラボしております。

●ジビエウインナー作り体験の実施

 

ジビエウインナー作り

 

●黒豆枝豆収穫体験を実施し、収穫した枝豆で豆腐作り体験、ジビエハンバーグ作り体験の実施

 

黒豆枝豆収穫体験

 

ジビエハンバーグ

 

●鳥取市河原町西郷地区内の山でのイベントの際に、ジビエBBQの支援

 

 コラボを通して、弓河内の地名やジビエの美味しさをたくさん発信しております。

 私が昨年度に、女性ハンタートークイベントに出演させてもらった際(詳細はコチラ)にも、上記のコラボイベントに参加してくださったお客さんも来てくれており、つながりがコツコツできております。

 これからも三矢弓援隊は狩猟×交流事業を通して、弓河内やジビエの発信をコツコツ楽しく続けていきます!ぜひ弓河内に遊びに来ていただけたらとっても嬉しいです♪

 私の運営するハンター民宿BA-BARや、隊長が運営する農家民宿「猟師宿」に泊まることができます!ご興味のある方は、ハンター民宿BA-BARのHPの予約ページよりお気軽にご連絡ください♪

 地域の方々にとっても、来てくれた方々にとっても、「楽しい!」「美味しい!」そんな場をつくっていけるよう、これからもじわじわと積み重ねていきます☆これからもよろしくお願いします!

 

記事の感想送ると100ポイント進呈!
ポイント貯めてプレゼントGETしよう

いなかマガジンを読んだら「いなかパイプアプリ」へ感想をぜひお送りください。
アプリを下記からダウンロード→「お問い合わせ」へ感想を送信でOK!
ポイントを集めるとプレゼントがもらえます!

FacebookTwitterLine
顔の写真
上田知子さんのプロフィール・記事一覧はこちら
    • 田舎でワイワイ子育て中!

    • 上田知子