いなかパイプ 「いなか」と「とかい」のパイプWEB

スタッフ不在の「無人宿」へ潜入してみた!

2019/06/25


 LCCジェットスターが、ついに四国3都市目! 高松、松山につづいて 高知に就航しはじめました。私もそのタイミングでインドネシア旅行を計画していたので、早速ジェットスターを使って、高知→関空へ3900円行ってきました。

 しかし接続が悪く、関空で1泊することに。ただ、関空内で宿泊するとなると1人1泊9000円以上はかかるので、数駅離れた「泉佐野駅」でお宿を探すことに。

 そして私の好奇心をかき立てた宿がこちら!「自由家 Jiyuke INN」

 2階建ての1軒家のゲストハウスだそうです。検索したbooking.com でも好評価だったのと、アパート、あるいは一軒家を丸ごとお宿にしていて、一室づつを個室として宿泊するタイプだったので、空き家対策などの参考にならないかと興味をもちました。

 ただ、驚いたのが、予約後に届いたこのメッセージです。

 

「当施設はお客様ご自身にてチェックインをお願いしています。チェックインの手順を写真付きでご案内していますが、ご不明な点がお気軽にお問い合わせ下さい。スムーズにチェックインしていただけるようにチャットツールを使用してサポートを行っています」

 

 つまり、フロントもスタッフも現地にいないということです!!
 高知市では簡易宿所の免許をとるとき、フロントスタッフが在籍することと、ゲストさんの住所や職業、パスポートナンバーなどの記帳が必要条件となります。民泊宿ならスタッフがいなくて良いのでしょうが、この宿は1軒家のゲストハウスとうたっているし、booking.comには民泊は掲載できないはずなので(宿泊した時点ではですが)、これはおかしい… 大阪の簡易宿所はルールが違うのか、booking.comが民泊も掲載しはじめたのか、あるいはブラック宿なのか、最新鋭の宿なのか、それにしてもスタッフ不在でゲストハウスはないだろう… と、好奇心がくすぐられます。

 実際どんなスタイルの宿だったのか紹介しましょう~

 お宿の場所は「泉佐野駅」から徒歩10分弱。閑静な住宅街の一軒が、怪しいネオンで光っていてすぐに分かりました。そしてその看板には、「自由家民泊」とかかれていますね。やはり「民泊」なのか。しかも「自由家」という宿名もよくよく考えてみたら「フリースタイルの家」ということになり、スタッフがいなかろうが、一軒家の宿だろうが、宿名そのままに自由な家なのです。

 

自由家民泊

 

 宿の鍵は、部屋番号が記載された4つのポストに入っています。事前に教えられた暗証番号で鍵をあけ、玄関の鍵と部屋の鍵をとりだします。これは民泊でよくあるスタイル。

 

鍵

 

 一番驚いたことは、リビングにチェックイン用のipadが置いてあって、宿泊者の身分証を自分で撮影して送信するようになっています。進めていくと、ゲスト全員の動画も撮影する必要がありました。

 こんな最先端機器が既にあるのなら、いずれフロント業務がほぼほぼいらなくなりますね。質問があれば、LINEやFacebook、wechat、whatsappを通じてオーナーと連絡をとりあうそうです。電話番号も記載されていましたので、日本人から外国人まで対応できるようになっていますね。

 

 とはいえ、私たちは日本人は真面目に全て従いましたが、同日に宿泊していた中国人ゲストと香港人ゲストらは、誰一人このipadを操作していませんでした。フル無視です!
 そもそも、宿泊施設は宿泊者のパスポート番号を書き留めるかコピーをとらないといけないはずなのですが、このipadを無視されるとなんの記録も残らないことになります。やはりここは、簡易宿所やゲストハウスではなく、民泊ということでしょうか。

 

チェックイン

チェックイン

 

 リビングやキッチン(ガスコンロ利用は不可)、シャワーはもちろん共同利用で、お部屋は一軒家の一室を鍵付きで利用できるようになっていました。

 

部屋

シャワー

リビング
 

 帰りはリビングの机に鍵をおいて出発するだけ。結局、スタッフとのやりとりは、予約時と宿泊前に届いたメールでのやりとり(入室マニュアル)だけで、スタッフと会うことも、どこに住んでいるのかも分からないままでした。

 という訳で、オーナーさんや他のゲストさんとコミュニケーションをとることなく、フライト前の寝るためだけの1泊となりました。

 お値段は合計8500円(2名+3才児1泊)と、このエリアでは安いので、「宿」というよりは、寝るだけに利用する場所、スペースという観点で利用すれば、こういう宿泊スタイルもアリでしょう。

 

 ただ、このスタイルで「ゲストハウス」という肩書きだけは絶対に無しです。私は、「ゲストハウス」とは「ゲスト同士の交流が盛んな宿」「旅の情報交換ができる宿」と考えています。

 最近では「ゲストハウス」とうたいながらも、交流がうまれない宿もたくさんあり、とても残念に思っています。約20年前、バックパッカー時代に助けてもらった世界のゲストハウスは、交流と情報交換だらけで刺激的でしたから!

 「かつおゲストハウス」は、お客さん同士を繋ぎ、高知をアテンドし続けるゲストハウスとして誇りをもってやっています。ゲストハウスのプロフェッショナルと言ってもらえるよう、これからも「高知大使館」的な役割を果たせる宿を作っていきたいと思います♪ 
 

 そして、今回体験した無人宿スタイルも、誰かのお役に立てる仕組みができるのなら、高知でも新しくって面白い形で挑戦してみたいですね♪

 

▼コメントをどうぞ