6/17-19【岩手・岩泉】岩泉式の新しい森とのつきあい方

2016/05/18

逢見祥平岩泉の明日の林業をつくる会逢見祥平さんからのイベント情報です!

 

岩泉式の新しい森とのつきあい方

 

 

岩泉式の新しい森とのつきあい方

 

 世界有数の森林大国である日本。豊富な資源があるにもかかわらず、木材自給率は約30%。地域の生活を支えた“森のしごと”もすっかり衰退してします。そのような状況を打破しようと、岩泉町では“森のしごと=林業”という考え方にとらわれずに、森林資源を最大限に活かそうと様々な取り組みを始めました。

 岩泉の丸太、製材品、フローリングなどを販売する地域木材商社構想をはじめ、樹液の採取や畑わさび生産、さらに木材から精油を抽出するアロマオイルづくりなど、森を舞台にした新しい取り組みが次々に生まれています。一緒に新しい“森のしごと”をつくっていきませんか。

 

【開催日時】

 

岩手県岩泉町内

集合6 月17日(金) / 龍泉洞前バス停 時間 :16:54 (盛岡発14:40)

解散6 月19日(日) / 龍泉洞前バス停 時間 :13:30 (盛岡着15:44)

 

【タイムスケジュール】

 

1日目夜 : 岩泉町紹介+懇親会

2日目午前 : 岩泉町の森を観る(間伐地見学+製材工場見学)

午後 : 岩泉町の森に触れる(アロマオイル抽出実験、スモークチーズ加工など)

3日目午前 : まとめ ・ 森を活かすブレスト

 

詳細:東北オープンアカデミー

 

 

地域企業の連携で林業の現状打破を目指す

 

 “林業はもうからない。”そんな状況がすっかり定着しています。岩泉町も豊富な森林資源に恵まれ、FSC認証という国際認証を取得していながら、有効に活かしきれていませんでした。そんな状況を打破しようと、川上~川下(森林組合、製材業、工務店等)までが集まり、「岩泉の明日の林業をつくる会」を設立しました。さらに、お菓子屋さんや、食品の製造を手掛ける第三セクターなど、他業種との連携も始まっています。

 

 

森の仕事≠林業。森林資源を把握し新しいビジネスをつくる

 

 森林資源というと何をイメージしますか。例えば、カエデやシラカバの木からは樹液が採取できます。樹液は毎年採取できるので林業の課題である短期的な収入を確保できるだけでなく、樹液を活かしたお菓子づくりを通して、林業に興味ない人への接点を作ることができます。また製材所の端材を利用したアロマオイルや、スモークチーズづくりなど、「香り」や「食」という他の分野を絡めていくことで新しい森林ビジネスを構築していきます。

 

 

100年先の森づくりを考える

 

 今回のフィールドワークでは伐採だけではない、森とのつきあい方を考えていきます。まずは地域木材流通拠点の構想についてお話しいたします。

 2日目はFSC認証を取得した製材所、間伐地を利用した畑わさびの生産現場を見学、製材所の端材を利用したアロマオイルづくり、地場産の野菜や乳製品を岩泉の広葉樹で燻製する燻製体験を通して、森の可能性を探っていきます。

 既成の枠に囚われることなく、多様な視点で未来の森づくりを一緒にはじめませんか。

 

 

 

 

 

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