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いなかビジネス教えちゃるい!インターンシップ

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(株)四万十ドラマ
生産者とともに

刈谷貴泉

(株)四万十ドラマ
刈谷貴泉

 こんな山の中で年間20万人近くの人が来場する道の駅四万十とおわは他の中山間地域の人達からも羨望を集め、県内外からの視察が絶えません。田舎は都会よりも物価が安いのが当たり前になっていますが、道の駅四万十とおわを運営している四万十ドラマでは都会の大企業のように価格競争ではなく本物を作ってその価値を理解してくれるお客様にお届けしようという姿勢でオリジナル商品を作っています。その価値を求めてゴールデンウィークや夏のハイシーズンには駐車場にも渋滞ができるほどお客さんが全国から押し寄せます。

 置いているものは基本的に県内の商品だけで、四万十の良質な商品、地元のおんちゃん、おばちゃんが作っている生産物、四万十ドラマのオリジナル商品など。四万十川の魅力と他の道の駅では見られない地域と一体となった個性が遠くても来てみたいという求心力を生み出しています。

道の駅四万十とおわ

道の駅四万十とおわは単に商品を作る、生産物を地元の人に置いてもらうというだけのハコとして地域と関わっているわけではなく、商品を作るための素材、環境づくり、生産者、雇用、人材育成など商品ができるまでの仕組みづくりや地元の人との対話を通して地域と関わる場所になっています。

道の駅四万十とおわ

多くの人が山の中の道の駅を訪れるゴールデンウィークの様子

 

四万十ドラマの歴史

 そんな道の駅を長年運営している株式会社四万十ドラマですが、その人気道の駅ができる背景には様々なドラマがありました。
 四万十ドラマは、株式会社四万十ドラマとして平成6年に設立し、「四万十川に負担をかけないものつくり」というコンセプトのもと20年以上四万十川中流域で活動してきました。平成19年に指定管理者として任命された道の駅四万十とおわは地域の商品の販売だけでなく、地元住民が活躍し若者が成長できる仕組み作り、新聞バックを使った環境保全運動、地域に根ざした商品開発などを展開してきました。

四万十ドラマ

地域に根ざした商品開発などを展開

 

四万十ドラマのこれから

 現在は更に地域資源の再構築を目指し、地域の他の事業者や生産者と連携しながら、仕組みづくり、地域の風景の保全、栗とお茶を中心とした産業の発展や技術の成長と伝達などに取り組みはじめています。

四万十ドラマのこれから

四万十ドラマのこれから

 四万十ドラマが運営する道の駅に希望をみて地域内外を越えて全国から若者が集り、現在道の駅のスタッフは田舎の山の中にも関わらず若者が中心となって運営されています。
 そんな道の駅四万十とおわも他の道の駅同様、地域の商品を売る市場、地元の食材を食べられる食堂、気軽に食事ができるカフェやファストフードなど表面上ではごく普通の何処にでもある道の駅の運営と何も変わらない日常の業務を行ないます。
 職員の人達は運営する道の駅、会社である四万十ドラマ、関係の深い地元地域とどのように関わり合っているのでしょうか。

 現在道の駅で店長代理として働いている刈谷さんにインタビューしてみました。

店長代理として働いている刈谷さん

-道の駅に入社するまでの経緯を聴かせてください。出身はどちらですか?

 高知市です。大学の時に実家を離れて香美市に引っ越し一人暮らしになりましたが、ずっと高知県内ですね。
 24歳のときにこちらにきました。大学院に在学中だったんですけど、学生のときから四万十には面白そうな人がいるなと思っていました。就活を始めた時四万十ドラマの募集があることを聞き、面白い人と働きたいなと就職試験を受けたことことがきっかけです。
 学生でありながらもこっちにきて仕事を始めました。四万十ドラマの具体的な活動は入社してから働きながら学んでいきました。今29なので、苦節5年ですね。(笑)まだまだ未熟ですが、店長代理として働かせてもらっています!

-四万十ドラマに入ってからから何か影響を受けたことがありますか?

 もともと大学生の時に自分の研究室が地域に入って何かをするというテーマで勉強をしていました。例えば地域住民と学生が交流できることを目的としたイベントを開いたりとか、地域の人とゴミ拾いなど、環境や地域と関わる活動をずっとやっていて、そういう仕事をしたいと思っていました。四万十ドラマはその延長上にあるので、活動の方向性として大きな変化があったわけではなく、その活動を続けているという感じですね。

-道の駅は地域との関わり方が深いと思いますが、道の駅四万十とおわは地域とどういった関わり方をしていますか?

 道の駅は生産者の方が野菜を持ってきてくれて販売している場所ということや例えば生産者と一緒にイベントを計画して道の駅で一緒に販売したりしています。地元の人とは野菜を通しての関わり方が多いですね。もちろん、お客さんとしての関わりもたくさんありますが、特に生産者と深く関わることが多いです。

-高知市内のような都会から四万十の山の中に移ってきて、刈谷さんにとってこの地域は最初どういう印象でしたか?

 高知市の時は地域との関わりがなく、子供の時期は運動会など何か特別なイベントがない限り周りの大人との関わりがありませんでした。友達や兄弟との関わりが殆どでしたね。大学生の時期も一人暮らしで周りは学生達ばかりで、授業以外の日常生活の中に地元の人と関わることは少なかったです。
そういう環境と比べると、この地域は日々生活の中で地域の色々な世代の人達との関わりが深いと感じます。

-そんな都市から山の中に来るのは環境の変化は大きいと思いますが、不安はなかった?

 前から田舎で生活したかったのでむしろ嬉しかったです!

-道の駅に来るお客さんの反応はどうですか?

 はじめて来るお客さんからは「この道の駅は他の道の駅と違うなここは」ということをよく聞かせてもらってます。ある雑誌では道の駅の絶景ランキング2位になったりと環境にも恵まれてはいるんですが、商品も他のところとは違うという意見をいただきます。コンセプトとしては県内のもの、四万十のものしか販売しないようにしていたり、うちのオリジナル商品も多く、商品のラインナップも他の場所と違い、ここにしかないものがあるのがお客さんにとっても魅力的なのかもしれませんね。高知市や県外からもリピーターとして来てくれるお客さんもいます。

 -それだけ人気の道の駅だと運営も大変だと思いますが、従業員の人達はどういう働き方をしていますか?

 そうですね、僕自身がそうであるように日々忙しく他の場所と比べたりする機会があまりないので、良くも悪くもウチが普通だと思って働いている人が多い様な気がしますね。なのでウチのこだわりが特別だという対比がしづらいこともあります。今若い職員が増えているので、その人達がもっと主体的に働いていけるような職場づくりをしようとしています。そんな職場環境から一人ひとりがこだわりを持って働く状況ができるのではないかとこれから楽しみにしています。

 -今後具体的に道の駅が取り組みたいことが具体的にありますか?

 特に今年度力を入れたいのは、野菜売り場を充実させることを考えています。安定した量とお客さんに喜んでもらえるような野菜を置くにはどうしたら良いかということを課題にしています。生産者が高齢化してきているので、例えば作るには作るけど出荷する足がないので出荷出来ないというような現状があります。そういう場合はこちらが生産者の所へ行き集荷をして販売をするということをしています。
 今年度は更にその集荷作業の効率化や新しい展開を考えています。道の駅は顔と顔を合わせる関係で成立しているので、そういう集荷作業の中で生産者の人と会話をしながら、野菜の状況を聞いたり、お客さんの声を届けたりしながら進めることで新しい展開をつくっていきたいと思っています。

 道の駅四万十とおわの様子

 -刈谷さんが今後取り組みたいことはありますか?

 今年の2月にしいたけ祭りというイベントを生産者と一緒にやったんです。今までやっていそうでやっていなかった道の駅で生産者と一緒に企画して販売するイベントです。そういうイベントをするとその生産物の売り上げはもちろん伸びるんですが、それだけでなく、生産者と道の駅のスタッフが一緒に何か一つのことを取り組むことで信頼関係が生まれたり、新しい何かが生まれるんじゃないかと手応えを感じています。
 売り上げというより、密接な関係を築いていくことが、こんな田舎だからこそ必要だと思っています。だからこそ、もっと地域に足を運ばんといかんと思っています。今後はしいたけだけでなくお茶とか米とか生産者と一緒になにか一つのことをやっていきたいなと。

 

これから来る研修生やこれから一緒に働くスタッフに向けて

 -今後どういう人達と働きたいですか?

楽しめる人。どういう人だろうとイメージすると楽しみながら仕事ができている人なんですよね。そんな人と一緒に仕事をしたいなと思います。

 -研修にこれまで来た人達は、この道の駅でどういうことを学んでいったと感じますか?

宮内君という研修生がいたんですが、彼が研修中に僕と一緒に計画してイベントをやったんです。そこで彼はトランペットを吹いたんですが、その演奏が地元の人に喜ばれて、「今度ウチらの集りにきて吹いてやぁ」といわれ彼は後日そこに行って吹いたんです!それが僕の中では凄く嬉しかった。道の駅に来れば道の駅のことはもちろん学べるんですけど、それ以外にもたくさん学べることがあることを彼に教えてもらいました。宮内君も最初は尻すぼみしていたんですけど地域の中に飛び込んで行きました。自分から積極的に何かするとそれをきっかけに色んな繋がりができるという田舎の良さが学べるんじゃないかなと思います。

宮内君のインタビューの様子はこちら>>

 -研修生に向けて最後に一言お願いします。

迷っているあなたは取りあえず来て下さい。僕たちもあなたが来ることで成長できるので一緒に成長しませんか?来れば必ず何かが見つかると思います。その何かを見つけるためにまず一歩踏み出して来てください。てかんじですかね(笑)

過去のインタビュー記事はこちら>>

募集要項

研修名

いなかビジネス教えちゃる!インターシップ

期間

参加は随時受け付けを行っていますので、まずお問合せ下さい。

受入機関

道の駅四万十とおわ

高知県高岡郡四万十町十川

宿泊場所 廃校になった小学校。研修場所から車10分・自転車20~30分
コース名
  • 道の駅コース(山コース)
  • ①野菜売り場の充実に向けて、リサーチ&アクションプロジェクト
  • ②年間売り上げ2億を超える「道の駅四万十とおわ」の業務から地域産品の売り方を学ぶ
研修概要

“ここしかないもの”をコンセプトに営業している「道の駅四万十とおわ」の市場・食堂・ファーストフードの業務を通じて、地域産品の売り方を学びます。さらに、今年度は、野菜売り場の充実に向けた調査を実施したり、調査結果を踏まえた新しい方策を実験します。

研修内容
  • ①野菜売り場の充実に向けた調査の一貫として、生産者へのヒアリング調査などを行い、課題改善に向けた方策を考える。
  • ②「道の駅四万十とおわ」の市場・食堂・ファーストフードの業務補助を通して、売上げアップ方策や課題解決に向けた取り組みを検討・提案し実践する。
参考

http://www.shimanto-towa.jp/

受入定員 5名
応募条件 コミュニケーション能力を有し、人と協力し合って物事を進めることができること。どんな業務でも学ぶ視点・意欲を持って取り組むやる気を持った方。
費用

98,000円(コーディネーター料・宿泊経費・保険代等含む)

対象
  • ・田舎で、仕事をし、暮らしていきたいと考え始めた方
  • ・進学・就職・転職など将来進む道を模索している方
  • ・いなかビジネスを経験してみたい方
  • ・18歳以上の明るく健康な方
運営団体・事務局

一般社団法人いなかパイプ

備考

なし

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