2015/10/22-23開催 Step2:事業を企て、発信できるようになる

 6月に実施したStep1では「聴く」「話す」「進める」ということを学びました。

▼レポートはこちら
http://inaka-pipe.net/manager/report20150618-19/

 これらのことができるようになってくると地域の中や、組織の中、リーダーなど、人々が思い描いていることが理解できるようになり、同時に、何が問題なのか、困っていることが何か、解決しないといけない課題が何なのか、見えてくるようになります。

 課題が見えてくると、それを解決するために、何をするべきかその方策として、どんなプロジェクトを企てたらよいか、考えることができるようになります。

 今回の研修会では、地域の、組織の、リーダーのニーズを汲み取って、プロジェクトを企てるときの視点を学びます。そして、あなたが考えたプロジェクトを実現するために、あなた以外の人に伝わるように、「書く」ということを通して発信するときのポイントを学びます。

 今回のゲストの1人、伊東将志さんは、私たちが目指す「いなかビジネスマネージャー」のモデルとなる方です。

伊東将志

伊東将志さん(株式会社熊野古道おわせ)

http://yumekodo.jp/

尾鷲出身。尾鷲商工会議所職員として地元企業の経営支援に携わり、長期実践型インターンシップを導入した様々なプロジェクトを設計。企業の商品開発・事業展開に貢献。「プロジェクト設計」のプロ。

 講師業が仕事ということではなく、現在は、温浴施設の支配人という立場で、いなかビジネスの現場に従事しています。仕事の現場から見れば、従業員の上に立つ、リーダーのようなポジション。
 会社経営や地域という視点から見れば、役員となっている地域の経営者たちや、地域住民の声をとりまとめ、温浴施設を核にしたまちづくりのマネージャーというポジションを担っています。

 また、伊東さんの前職は、尾鷲商工会議所。その立場で、地域の事業者の経営指導の一貫として、中小企業や地域の課題解決に向けたプロジェクトを考え、その担い手として、若者を投入し、経営者と若者が一緒になって、課題解決を行っていくことをコーディネートされていました。

 まさに、「いなか」の中で「ビジネス」を考え「マネジメント」してきた実践者です。 研修会では「いなか」の中で実践していく上でのエッセンスを教えていただきます。

  もう1人のゲストは、赤羽博之さんです。
 前回ゲストのファシリテーター・青木将幸さんが「師匠」と呼ぶ「書く」ということのプロフェッショナルです。

赤羽博之さん

赤羽博之さん(合同会社耕文舎)

http://www.kakimono-navi.jp/

神奈川出身。出版社、制作会社、環境NGOを経て、フリーの編集者。「伝わる文章の書き方」講師として、研修・セミナーなどで活動。「書く」「編集」「企画」のプロ。著書「すぐできる!伝わる文章の書き方」

 ブログ、ツイッター、フェイスブックなどインターネットを通じて、誰でも気軽に情報発信できる世の中になって「書くこと」「発信すること」がとても身近で、日常的に行われています。
 しかし、私たちが書いていることは、本当に伝えたい相手に伝わっているでしょうか?

「どんなに自分がいいと思う文章を書いたところで、結局は読み手がどう捉えたか、ということが結果になる。どこまで真剣に、相手のことを考え抜いたかが大切。こう書いたから正解というゴールはない」

と赤羽さんは、おっしゃいます。

 地域の中でプロジェクトを進めていくとき、企画書や回覧文書をつくったり、メールに想いをしたためたり、「書く」ことをしますよね。そうしたときに、どれだけ相手のことを思い、カタチにできるのか。

 研修では、地域の中や地域のリーダーから聴いてきたことを、「書く」ということを使って、表現したり、発信したりして、相手に伝えていくためのエッセンスを教えて頂きます。

  最後に、高知・四万十の地元からは、デザイナーの迫田司さんをゲストにお招きします。
 迫田さんは、熊本から移住して20数年。地域行事や出役には欠かさず出席したり、自らも田んぼを持ち、毎年米づくりを行い、百姓デザイナーとして、地域に根ざしてやってきた方です。

迫田司

迫田司さん(サコダデザイン株式会社)

http://inaka-pipe.net/intern/interview05/

熊本出身。四万十市在住。「山間米」で米袋として初のグッドデザイン賞受賞。「地デザイン」を提唱し、田舎に暮らしながら全国各地の農山漁村の商品開発に携わる。「デザイン」のプロ。著書『四万十日用百貨店』

 「デザインにだって産地があっていい。土の中からニョキニョキと 出てくるようなデザインがある。へたくそでもいいから、その地域に暮らしながら、地域の人々に育てながら、デザインをする地デザイナーを増やしたい」

と、地・デザイン・ジャパン(略して地デジ)という考え方を全国各地で発信しています。

 そんな迫田さんからは、「デザイン」という切り口から、「事業を企て、発信できるようになる」ためのエッセンスを教えて頂きます。

 今回の研修会も、このタイミングでしか見られない、豪華講師陣3名のコラボレーションによる贅沢な研修会となります。「いなか」の中で、「事業を企て、発信する」ということを学び直すよい機会だと思いますので、ぜひご参加ください。

 もちろん、Step1に参加できなかった方もご参加頂けます!

 

開催概要

日程

2015/10/22(木)13時受付開始~10/23(金)16時30分終了 (1泊2日)

  • ※通える方は宿泊なしで受講もできます。
  • ※研修終了した翌日の土曜日に希望があればオプショナル視察ツアーを行います。

 

会場

シマントシェアオフィス161(旧・広井小学校)
高知県高岡郡四万十町広瀬583-13
https://goo.gl/maps/kBlhA

  • ※最寄り駅は、JR十川駅です。(駅にはお迎えにあがります)
  • ※関東関西圏からは、夜行バスで高知駅へ来ると格安です
    高知駅→窪川駅→十川駅10:41着
  • ※羽田空港から飛行機の場合は、JAL1便で、松山空港に飛び
    松山空港→(バス)→松山駅→(列車)→宇和島駅→十川駅13:02着
  • ※お住まいのところからどのルートで来ると時間に間に合うかお知らせできますので、お気軽にご相談ください。

 

対象

  • 地域の中で「いなかビジネスマネージャー」のような役割を担っている方
  • これから「いなかビジネスマネージャー」の役割を担い仕事をしていこうと考えている方
  • 地域おこし協力隊として、「いなか」で仕事をしている方
  • これから地域おこし協力隊として仕事をしたいと考えている方
  • NPO・地域団体などの地域活動で事務局を担当されている方
  • 「いなかビジネスマネージャー」や地域おこし協力隊を地域の中に増やしていきたいと考える行政職員の方

 

定員

20名(要参加申込)

 

参加費

25,000円(税込)

  • ※往復交通費・食事代・宿泊代等は含まれていません。
  • ※オプショナルツアーをご希望の場合は別途参加費(2,000円程度)が必要です。

 

研修の流れ(予定)

【1日目】

13:00 受付開始
13:30 オープニング
14:00 講義&ワークセッション-外部講師から「いなかビジネスマネージャー」として身につけておくべき考え方や姿勢、技法などを講義や作業を通して、体験的に学びます。
18:00 1日目終了→懇親会へ

【2日目】

8:30 2日目オープニング
9:00 チャレンジセッション
-1日目に学んだことを活かしながら、地元講師とのやりとりを通じて「いなか」に合うやり方や対話の仕方を学びます。
12:00 昼休憩
13:00

フィードバックセッション
-チャレンジセッションでの体験を踏まえ、さらに学びを深めるディスカッションを行います。

16:00 クロージング・ふりかえり
16:30 終了
  • ※研修の流れは、参加者やの状態に応じて、変更します。
  • ※せっかく四万十まで来て頂いくので、四万十川中流域のいなかビジネスの現場も見て頂けたらと思い、研修終了翌日、オプショナル視察ツアーを開催したいと思います。ご希望の方は、申込と合わせてご希望をご連絡下さい。

 

●この研修会をより“充実した時間”にしていただくため、ご参加の皆さまには課題文の事前提出をオススメします。

 当日は提出いただいた文章をもとに、注意すべき点、 具体的な改善方法など講師より解説頂くことができます。未提出でもご参加は可能ですが、提出いただくと具体的な指導を頂けます。

 以下のテーマで、150文字の文章を書き、メールでお送り下さい。

  • テーマ/私の好きな食べ物(または飲み物)について
  • 文字数/150字程度
  • 書き方/基本的に自由ですが、できれば、お客様に自己紹介をするようなイメージで、分かりやすく親しみやすい文章に。
  • 読む人/参加される皆さん、講師

※なお、「ファイルが開かない」という事態を避けるため、メール本文内への「直貼り」をお願いいたします。

【締切】9月30日(水)17時
【課題提出先】 office@inaka-pipe.net へメールお願いします。

※当日持参されても、残念ながら対応できかねます。
※文芸を志向するセミナーではありません。「生活情報誌編集長」の視点で講評~解説して頂きます。

 

●事前課題ではないですが

 当日、現在進行中や製作中の、企画書、チラシ、パンフレットなど ご自身がこの研修を通じて、講師からコメントを頂き ブラッシュアップしたいと思っているモノがあれば、ご持参下さい。 (なくても参加できます)

 プログラム中に、講師と個別に話をする時間をとりたい と思っていますので、そのときに講師に困っていることや 悩みのポイントを伝えられるようなモノを持ってきて頂くと 伝わりやすいと思います。

 

お申込み・お問い合わせはこちら

主催

一般社団法人いなかパイプ

office@inaka-pipe.net
http://inaka-pipe.net/inaka-pipe/
Tel/fax:0880-28-5594
〒786-0534 高知県高岡郡四万十町広瀬583-13