農山漁村で働ける!いなかマッチング いなかマッチ

西土佐の生産者の代表になる! アンテナショップ店員さん


林大介さん

●受入事業者
道の駅よって西土佐駅長 林大介さん

 

 清流・四万十川から太平洋にかけてのダイナミックな自然を擁する、高知県四万十市。太平洋に面し、県内では3番目の人口を持つ南側の中村地区(旧中村市)、愛媛県境に接する北側の山間の西土佐地区(旧西土佐村)が合併して2005年に生まれました。その西土佐地区に今年2016年4月、満を持してオープンしたのが道の駅〈よって西土佐〉です。

よって西土佐

 オープンからわずか47日後には、累計利用者40010(四万十!)人を達成した〈よって西土佐〉は、四万十川で採れる天然の魚や、地域の新鮮な野菜を中心とした品揃えと、四万十川を臨む抜群のロケーションが魅力。

 さらに、産直市と食堂だけでなく、地元で以前から愛されてきたお店が入っていることも人気の理由です。そのひとつが、1956(昭和31)年から続く西土佐の老舗〈鮎市場〉。鮎、うなぎ、川えび、ツガニなど四万十川の天然の恵みを休むことなく提供し続けてきました。
 
 そこで市場長を務めていたのが、西土佐生まれ・西土佐育ちの林大介(たいすけ)さん。道の駅を立ち上げるときに、”大介さんだったらやってもらいたい”と地域の人が満場一致で推したことで、現在は〈よって西土佐〉駅長を務める林さんは、その人気ぶりも納得の温かなお人柄と地域への静かで熱い想いの持ち主です。

 また、道の駅ができる以前、同地では産直市〈西土佐ふるさと市〉が開かれており、地元産の野菜や果物、加工品が売られていました。そこに併設されていたのが、ケーキ屋さんの〈ストローベイル山間屋〉。四万十産の食材を使ったモンブランやロールケーキを、四万十川沿いのテラスで食べられるとあってファンの多い同店も、〈鮎市場〉とともに道の駅内にお引越し。この〈ストローベイル山間屋〉の代表・中脇裕美さんもやはり”産湯は四万十川で浸かった”と話す西土佐っ子。西土佐村時代から役場に勤務していた中脇さんは、地域振興のために東奔西走するうち、気づけばケーキ屋さんをオープンさせていたと言います。

 10月に〈よって西土佐〉は、愛媛県松山市にアンテナショップを開店させます。そのアンテナショップのスタッフを募集するとあり、駅長・林さんとストローベイル代表・中脇さんのお二人にお話を伺ってきました。まずは林さん、お願いします。

開店準備は、西土佐の生産者さんに話を聞くこと

 「募集するのは、今年10月に松山にオープンする、西土佐アンテナショップの販売スタッフです。現在は、火曜と金曜の週2回、松山の大街道っていうアーケードに露店で出店しています。屋号は、〈日々や(ひにひにや)〉。「日々」は日常。西土佐の日常・文化を持って松山に行き、西土佐に来てもらうという考え方で運営しています。まずは、〈よって西土佐〉で働きつつ、火曜・金曜は松山での〈日々や〉の販売について行ってもらって、9月からは松山のショップの開店準備を手がけてもらいます。

 アンテナショップに置くのは、この辺りで栽培されている野菜・果物や加工品が中心。今の季節(※7月)だったらきゅうり、なす、トマト、すいか。あと札幌の…あれ、なんだっけ。きび、きび。とうもろこしか(笑)。あと、露地野菜で有名なのは、米ナスと、いごっそうナスっていうのがあって。農協の系統出荷しよらん人は、季節ごとの野菜を作って、道の駅に出してるっていう流れです。加工品はあおさのりとか、お菓子とか。

 スタッフの人にいちばん最初に経験してもらうことになるのは、西土佐での野菜作りを知ること。売る際に説明できるように、どんな野菜がどんな風にできるかっていうのを学んでほしい。よって西土佐での就業期間中に、農家さん回りをして、直接話を聞いて、知ってもらいたいんですね。それで培われたことを、松山のアンテナショップで活かしてもらいたいんです。物を売るのが上手な人かどうかっていうのは、全然考えてない(笑)。野菜だけじゃなく、加工品についても、生産者の一人ひとりにどういう気持ちで作っているかを聞いてもらって、お客さんに代弁してもらえたらと思います。

 西土佐っていう地域を知らないと、言えない言葉、伝えられない言葉っていうのがあると思うんですよ。お客さんに自分の言葉で語れるように、体験、経験してもらってっていうががいちばん大事」

―一人一人の西土佐の生産者さんを代表して、松山に売りに行くって感じなんですね。

「そうですそうです。アンテナショップをやるのは、最終的には、お客さんに実際に西土佐に足を運んでもらうっていうのがいちばんの目的。野菜や加工品を販売して、公益事業だから、収益を上げていくっていうのもあるがやけど」

林大介さん

愛媛と高知を近づけるアイデアを

―アンテナショップの課題は、どんなものがあるとお考えですか?

「いちばん感じるのは、松山の人から見たら、西土佐って、愛媛県松野町の隣で、実際にはそこからクルマで15分で来れるとしても、愛媛県と高知県の壁っていうのはやっぱり高いものがあるがですよ。心理的に。”違う県や”って、遠いっていうイメージがあるんですよ。感覚として。道の駅の店頭にいると、『松野町の道の駅の”おさかな館”行きたいがよ』っていう人がたくさんいます。地図を見せて『15分で行きますよ』って言うと『そんなに近いが?』って。そういうイメージなんです。こっちは高知県四万十市で、向こうは愛媛県北宇和郡。なんぼ近い距離やっていっても、遠い感じがあるんですよ。で、それを払拭させたい。松山の人らにね。それをどういう風にしたら払拭できるかなーって思うがですよ。

 『県境関係ないよ』って地図をデザイナーに作ってもらったりしてアピールしてったらいいかなとは思うがやけど。そういう役割もアンテナショップで、してもらいたいですね。

 あとはね、西土佐だけじゃなくて、〈四万十川〉を売らんと、と日頃から感じています。〈鮎市場〉の鮎にしてもうなぎにしても、四万十川で採れる川魚。四万十川をどう出していくか。魚だけじゃなくて野菜や米も、やっぱり四万十川っていうものを押し進めていく。認知度も高いけん。そこがいちばんのアピールになっていくね」

よって西土佐店内

一生懸命で独自性を持った地域の人たちとともに

―林さんは西土佐のどんなところが好きですか?

「まず、この何にもないところ(笑)。何にもなくて何でもあるところ。自然の豊かさ、人の豊かさ。西土佐は”天然素材が多くて、人も天然”ってよく言うがを言うがやけど(笑)」

―スタッフさん、生産者さんなど、西土佐はどんな人が多いですか?

「一生懸命。一生懸命な方が多い。自分がやりたいことをやりよる人が多いんやないかなって感じる。自由。それが西土佐のいいところやないかな。人に合わせてやるっていうのじゃなくて、独自性をもって、いろんな考え方をそれぞれが持った地域じゃないかな。いろんなものができ上がっていく、作られていくっていうのは、その独自性があるからやろうって思っちょうがです。

 道の駅は、ステージだと思っちょうがですよ。そのステージの上にどんな物を置くか。それは生産者の役割で、ステージに置いたものを選んで、買ってもらうのがお客さんの役割。そこでお客さんに好かれるものを作ろう、っていうときに、それぞれの生産者が独自性をもって、自分で考え、自分で作って、自分でアピールしてますね。明るくて、そんな風に自分でやる人が多いところが私は大好きです。

よって西土佐スタッフ

四万十の魅力を感じて、伝えるパワーのある人

―スタッフとして、どんな人に来て欲しいですか?

「第一は元気なこと。お客さんに伝えんといけんやんか、物事を。元気印がいちばん。明るくて、元気で、ここぞというときには体力勝負ができる。年齢は問わんね。9月以降は松山の店舗に通ってもらうので、松山在住とか、そこが可能な人やね。

 あとは四万十、西土佐を好きな人、好きになれる人。山があり、川があり、自然豊かな四万十を感じて欲しい。来る前には、四万十市西土佐がどういうとこやっていうのは把握しておいてもらえたら。詳しくは知らなくていいんだけど、場所ぐらいは(笑)。それだけでええと思います。あとは興味さえあれば、自然と仕入れられると思いますので。

 私の話はこの辺でええけん、あとはストローベイルSANKANYAの中脇裕美さんに話を聞いてもろうたら、私が言わんとすることが自然と分かると思いますよ。〈日々や〉とかも、裕美さんが始めたことやけん」

つづいて中脇裕美さんにお話を伺いました。

外に売りださなければ地域活性はない

中脇裕美さん

―松山での出店を始められたのが中脇さんとお伺いしました。そのきっかけはどういったものだったのでしょう。

「とにかく西土佐のものを売り出したいという一心から。もともと西土佐村時代から役場におって、産業課配属になって。特産品開発とか、後継者対策とかが課題となったときに、何からしていこうかなって思って。何をやっても地域の振興あるのみよっていう感じで、
裾野は広くいろいろしても、目的はひとつやけん。

 それで、地域として、できたものを自分達の手で外に売るところまでせんかったら、活性化にはならん訳よ。地域のなかでぐるぐる回っただけでは、気持ちの活性化にはなっても、外貨は入ってこず、意味があんまり出てこない。地産地消はもちろん言うに及ばずいいこと。でも、実際に人口が減少していってる地域のなかでは、地産地消だけしよったら、経済は横ばいか、下がるしかない。そこに外貨を入れると、上に上がっていく。そのひとつとして、”山間米”っていう米のブランド化をやったりとか、地域にあるものの特産品化を計った。

 そういった特産品も、ただ作っただけでは外に出て行かない。外に売るっていうのをやらないといけないときに、ひとつは松山への外商を思い立って。ずーっと松山で売りたいっていうのが私にはあって」

―高知市ではなくて、松山だったんですか。

「高知市だと、県内のいろんな地域が商品を持ってきてて、どこも、田舎寿司、田舎寿司、田舎寿司…おいもの天ぷら、おいもの天ぷら…(笑)」

―(笑)味は違うけど、変化が分かりにくい。

「そうそう。おんなじに見えちゃう。ということは、違うものを、違う文化のところに持っていく。そうすることでPRにもなるし、人を呼ぶ効果もあるなと。

 それと、松山市っていうキャパシティの大きさに私は惹かれちょったが。高知よりも規模が大きいこともあって、松山に行きたかった。それでひとつの方向性として、”火曜朝市”っていうのをやるよってことになったが。

 もともと、他の人が野菜とか果物、鮎市場の鮎とかを松山に売りに持って行きよったがらけど、売上が全然上がらなかったと。で、しばらく経って、”裕美さんよ、わしもいつまでもこれをやりよる訳にはいかんぞな”って(笑)。”何とかしてくれんか”って来たがよ。そりゃー、渡りに船! ぜひ! って、行きたかったところに、そういう道筋を付けてもらったという訳。ありがたかった。」

―中脇さんは松山に売りに行きたいって周りに発信してたってことですか?

「全然。そういう思いがあるときはそういう話が来るものながよ。いっぺん見に行ったら、コンテナに野菜を入れて、直接地べたに置いてあったから(笑)、折りたたみのテーブルを10脚買うたが。それで始めたがよ。そしたら、最初は売上1万円にもなりよらんかったがやないろうか。それが、2万になり、4万になり、5万になり。で、半年くらいで10万行ったけんね」

お餅が飛ぶように売れるようになった訳

 「最初は野菜だけだったんだけど、高知の田舎寿司とか、そういった惣菜系を持っていかんと、これは売上が伸ばんと思って。野菜は単価100円とかの世界だから。なんぼ売っても。単価が高くて利ざやがある惣菜や加工品を売ろう、と。

 最初はお餅なんかも、パックに詰めて行きよったが。そしたら意外と売れんがよ。”うーん、これはなんでかなー”と思うて。やっぱり田舎臭さがないけんや、と思って。それでね、もろ板(※もろぶたともいう。パン屋さんがパンを入れるようなコンテナ)に並べることにしたがよ。何段も重ねて、お餅を並べちょって、そこからお客さんが自分で取る。そしたら売れるようになった」

―ちょっとしたことで違うんですね!

「そう、ほんとちょっとしたこと。そういうちょっとした、ひらめきを実現化する。新鮮な美味しい野菜はもともとあったがよ。松山に売りに行って、”西土佐の野菜は美味しい!”て言うて、たくさん顧客がついてくれた。朝、待っててくれるくらい。行ったら、みんな、だーっと来て。そんなくらいすごかったがよ」

外販もケーキ屋さんもすべては地域振興につながっている

―役場を退職されて、そうした地域振興の仕事をされて、現在は、〈よって西土佐〉の一角でケーキ屋〈ストローベイルSANKANYA〉と「四万十の山問屋 山間屋」の特産品開発製造・販売の仕事をやっていらっしゃる。ケーキ屋さんはどういう経緯で始められたんですか?

「ケーキ屋さんも後付けで、交流人口を増やしたかったっていう。」

―ケーキそのものより、場所を作りたかったってことですか?

「そうそう。あそこにちっちゃいストローベイル(※ブロック状にした藁で作る建築の手法)の建物があって、あれが元ながよ。もともとあの建物は、若い人のストローベイルの職人養成講座で作ったがよ。私が役場にいたときに国の事業で雇用創造事業というのがあって、それに手を上げて講座を作ったが。

 で、できた建物の使用目的としては、”かわいいけん、ケーキ屋がええね”とか言いながら、誰もが使うものでもなかったし、そのまま戸が閉まっちょったがよ。それで3年経っちょったがよ。で、使わんがやったら壊すぞ、って、意味がないけん壊すって話になってきたがよ。で、”いけんいけんいけん、絶対壊したらいかん”言うて、”ケーキ屋にするけん貸して”って言って、それからケーキ屋にしたがよ。ケーキ屋は後付けなが。

建物を作ったのに、壊しちゃったら結局は税金の無駄遣いにしかならない。それが絶対いややった。税金を使ったことに対しては、それに見合う対価のものをやっていかんかったら、申し訳ない。やけん。

 松山での外販を始めたのが、役場を辞める2007年の2月。で、そうした外販関係を、ここの道の駅ができるときに譲ってくれ、って言われて。それは地域振興のためにやってきたことやけん、それが大きくなるがやったら、それはええことやけん、完全に譲りますよ、言うて。で、同時にやっていたケーキ屋は、道の駅にテナントで入ってくれて言われて、テナントで入った」

 中脇裕美さん

幡多弁でしゃべってなんぼながやけん

―新しい松山のアンテナショップを出すにあたって、どんな人に来て欲しいですか?

「いろんな能力のすごい人らはおるがやろうけど…何より、地域とのコミュニケーション。サテライトの店は、西土佐の窓口。そしたら、地元愛のある人、持てる人かなっていう感じがあって。私たちが松山でやるときもね、幡多弁(西土佐地域をはじめとした高知県西部の方言)でしゃべってなんぼながやけん。私は、店頭でもこのまましゃべりようがよ(笑)。他の県や地域から来る人も、地域と密接な関わりをもって、意欲をもって地域のことを知って、伝えていこうって思ってくれる人がいいがやないかな。

 ”四万十好きで、そんな四万十の仕事ができる!”って思うような、そんな人がいいな(笑)!

 前もね、金曜に露店じゃなくてテナントで出張販売してたことがあって。そこは、松山の近所のおばちゃん、おんちゃんがちょこっと来て、座れる、お茶を無料で飲んでってもらって、しゃべっていってもらえる、そんなことしよったがよね。もともとは。で、コロッケとか、そこで揚げ物して、近所の人がお昼とか晩ごはん買うて帰る。”この野菜を今日は揚げちょうがよ”って。そしたら”揚げるがはイヤやけん助かるわー!”って揚げ物買ってくれたり。汁物作ったり」

―やっぱり交流の場なんですね。

「じゃないとあんまり意味がないがやないろうか。とにかく、西土佐が好き、四万十が好きって思える人に来てもらえたら。来てもろうたら、もっと好きにさせちゃう(笑)」

 急な取材依頼にも関わらず、嫌な顔ひとつせず、ダーッと一息に想いを話してくださった中脇さん。口調は柔らかな幡多弁ながらも、西土佐への思いはマグマのごとく燃えたぎっていました!!

 

募集要項

求人名 西土佐の生産者の代表になる! アンテナショップ店員さん
業務内容 ●愛媛・松山に新規オープンするアンテナショップでの特産品販売業務 
●道の駅よって西土佐関連業務
雇用形態 一般社団法人いなかパイプ 契約職員
派遣先
(勤務先)
株式会社西土佐ふるさと市/よって西土佐アンテナショップ(愛媛県松山市)
http://www.yotte.jp/
契約期間 契約の日~3年間(契約終了後、希望次第で「道の駅よって西土佐」あるいは「一般社団法人いなかパイプ」で継続雇用されることを目指す募集になります)
勤務時間 9:00~17:00(休日:週休2日制)
福利厚生 ●社保完備(雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金保険) 
●スキルアップ研修(年3回程度) 
●面談や会議でのメンタリングサポート(月2回程度)
給  与 基本給150,000円(月給制)
採用人数 1名
応募条件 ●四万十の自然が好き、もしくは興味がある方 
●コミュニケーション能力を有し、人と協力し合って物事を進めることができること。どんな業務でも学ぶ視点・意欲を持って取り組むやる気を持った方
応募書類 ●履歴書
●作文(A4用紙 1~2枚以内)
テーマ:現在の私と10年後の私
※応募書類は返却致しません。選考が終わり次第破棄させて頂きます。
選考方法 ステップ1:エントリーフォームよりエントリー

ステップ2:電話にて募集条件等確認後、応募書類送付

ステップ3:書類審査

ステップ4:面接審査(電話・スカイプ等にて面接)

ステップ5:インターン(研修生)として1ヶ月程度、現場体験をして頂き、業務が続けていけそうであれば、そのまま採用・契約
募集期間 ●定員に達するまで募集
●業務開始は随時
●定員に達した後も、この職種への仕事を希望する場合は、ウェイティングリストへの登録をお願いします。
問合せ 一般社団法人いなかパイプ
(特定労働者派遣事業・届出受理番号 : 特39-300209)

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