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「いなか」と「とかい」のパイプウェブ :いなかパイプ

地域で育て育とう!

5月号 メールマガジン vol.112

発行:2022年5月16日

もくじ

[1] いなかマガジン執筆メンバーから「5月何しよる?」
[2] 4月に公開されたいなかマガジン
[3] コジコジの発信したい情報いろいろ
[4] 5月のいなかパイプ:地域で育て育とう
[5] ちかママ's 川とともに生きていく暮らし手帖
[6] ヨシオのいなか体験記
[7] いなかで働きたい!体験したい!きっかけリンク集
※とっても長いメルマガなのでスマホからだと全部表示されないこともあるようです。そんな方はこちらからご覧ください。

いなかマガジン執筆メンバーから「4月何しよる?」

6月末からのヘルパースタッフちゃんが決まりました~ ! メキシコ生まれメキシコ育ちのリサちゃん♪ご両親は日本人なので、スペイン語、英語、日本語を操るトリリンガルなのです!今回は初来日とあって気合十分!高知で日本の生活をプチ体験します♪かつおゲストハウスでは、5月以降のヘルパースタッフも大募集中で~す♪
5月になって山の雪も解け、畑活(はたかつ)始まりました。信濃川を見渡せる高台にある畑で、澄んだ空気と、緑と、鳥や蛙の声に日々癒されています。今年は大豆の農作業体験&加工ワークショップ(味噌&わら納豆づくり)を新たにやっていきたいと思います。興味のある方、ぜひ☆彡
こいのぼりの川渡しを見に、たくさんのお客様がいらしています!居間からも見えるこいのぼりHOUSEは特等席です!その景色はパイプマガジンでもご紹介していますのでぜひご覧くださいね!これから夏に向けて川遊びもオンシーズンです。安全に目一杯楽しみたいと思います♪
5月の連休は天気に恵まれ、多くのお客様にご利用いただき、感謝の思いで過ごしております。親子、友人などスタイルは様々ですが、高知旅を満喫して笑顔のお客様からいつも元気をいただきます。関東や九州などからのお客様とともに、土佐指南家にステキな風が運ばれてきたような感じです。出会いの素晴らしさの余韻にも浸りつつ、新たな気持ちで、民泊業、これからも頑張っていきます!
行動制限のないGW。鹿児島の田舎まち、頴娃町にもたくさんの人が訪れてくれました!これから長い梅雨に入るのでまたお客様が減る時期になりますが細く長く、宿を開き続けていきます。

4月に公開されたいなかマガジン

2022メンバーバナー
パイプウェブ会員、始動します!

小川 知香(一般社団法人いなかパイプ
山の幸アイキャッチ
日々の癒し ~春~

清野 憂(ポレポレ工房)
写真5
春の四万十の景色をお届けします!

佐々倉 愛(こいのぼりHOUSE)
アイキャッチ
車と映画

中橋 啓太(フリー)
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自分の気持ちを他者に伝え、やりたいことを実現していく楽しさ

児嶋 佑香(一般社団法人いなかパイプ)

コジコジの発信したい情報いろいろ

コジコジカヌー

 私にとって寒くて辛い冬が終わり、暖かくて気持ちの良い春がようやくやってきました。4月からの四万十は、なかなか忙しく、私もお茶摘みをしたり、観光施設に派遣されてバンガローの掃除をしたり、受付をしたりと、忙しい日々を過ごしています。

 最近はいなかパイプ内で仕事をすることが多かったこともあり、派遣されることに対してちょっと気が重いと感じていたときもありました。しかし、派遣先の方と会う回数が増えるにしたがって、リラックスできるようになってきました。

 私は緊張しやすいところがあり、学生時代のアルバイトや社会人になってからの職場で、がちがちに緊張して、1日が終わると疲れ切ってしまったり、具合が悪くなったりしてしまうことがありました。それだと、この先何十年も働き続けていくことは難しいのです。そこで私は、「無理しすぎない」「張り切りすぎない」「自分を良く見せようとしない」と決めました。また、空気を和やかにするために関係のない雑談も少しするようにしています。

 「いつも元気な人が良い」「気が利く人が良い」という世間での"理想"のようなものに自分を合わせようとすると苦しくなってしまいます。それだったら、自分がこれまで経験してきたことを元に、自分が生きやすいように行動を変えていけばいいのではないでしょうか?
そして、他者ともよく会話しながらお互いのことを知っていけばいいのだと思います。

 私はいなかパイプに来て、自分を押し殺した苦しい状態で働くのではなく、自分の気持ちを大切にし、他者と会話をしながら自分や他者にとって働きやすい環境を作っていく方法を学びました。まだまだうまくいかないこともたくさんありますが、実験するつもりで自分がより生きやすい環境を整えていきたいと思います。

いなかインターンシップ&いなかパイプスタッフ募集オンライン説明会
5/8,18,28【オンライン】いなかインターンシップ&いなかパイプスタッフ募集オンライン説明会
いなかインターンシップ
5/16締切【高知・四万十】いなかインターンシップ
開催日:5月23日(月)〜6月21日(火)
いなかドア  開催日:4月10日(日)〜4月16日(土)
5/16締切【高知・四万十】いなかドア
開催日:5月23日(月)〜5月29日(土)

5月のいなかパイプ:地域で育て育とう!

こいのぼり川渡し
 こんにちは いなかパイプ事務局のササクラレオです。暑かったゴールデンウィーク(以下GW)も終わり、一番茶の収穫も終わり、四万十川に渡された500匹のこいのぼりの川渡しも終わり、この前刈ったばかり庭の草もあっという間にのび、高知・四万十は新緑のまさに初夏です。
 今年のGWは、2年ぶりににぎわいが戻ってきた感じがありました。GWとお盆がオンシーズンのピークとなるこの地域は、観光に関わる接客業が忙しくなります。

 実は茶所の四万十は、このGWがまさに毎年お茶の収穫時期にあたります。なので、一次産業の仕事も同時に忙しくなるのです。
 いなかパイプスタッフは、カヌーガイドをはじめ接客の仕事をする者、お茶の収穫や加工場の仕事をする者に分かれ、総出で地域の方々のお役に立つために働きます。
 今年は、人手が足りなくて僕自身も朝から晩までお茶の収穫をフル稼働でがんばり、普段使ってない手の筋肉を使ったようで、手のひらがパンパンになり、今も手がしびれる~みたいな現象が起こっています。もう若くないなーと改めて思います。

 こんな形で地域の中で僕らが働けるようになっているのは、その仕事ができるように教えてくださった地域のレジェンドたちがいるからです。
 指導を受けながら、機械を持ってお茶摘みをやり「人財育成されているな~」と思ったことでした。
 そして、「地域の中で人財育成するということは、こういうことだ!」とも思ったのでした。

 「学びたい!」という人がいて、「教えたい!」という人がいる。学校のように一人の人を教え、育てるという仕組みがある中で人財を育成しているのではない、という環境下でどう人を育てていくか。
 また、育てられる人は“初めて”という状態であるのは当然ですが、育てる人も実は育て方がわかっているわけではなく、育てることが“初めて”という人も多いということ。
 
 そんな“初めて”同士の人が、教え、教わることを繰り返しながら、その人々が育て、育つということが起こっています。
 
 お茶摘みなど、一次産業の多くは、シーズンごとで1年に1度の農作業だったりします。だから、10年やっている人も、実はその作業を10回しかやったことがない人と言えます。
 とはいえ、学校に通わないとできないとか、試験を受けないとできないとか、そいう仕事ではなく、体が動く人であれば簡単にやってみることができる仕事です。そして、反復動作が多い仕事だったりするので、教えてもらってやると、あとはそれを繰り返しやって慣れろ!そして上手くなれ!という仕事になります。

 これを簡単と言えば簡単な仕事と言えるかもしれないけれど、こういう仕事が得意な人もいれば、苦手な人もいる、タイプがわかれる仕事だと思います。
 そして、教える側も、教えるポイントは少なかったりするので、一通り教えると教えることがなくなり、あとはやってみろ!ということでやらせるのですが、やらせてみてできないと「ちがう!できてない!」としか言えなかったりします。

 何度も繰り返しやるプロセスの中で、できなかった人ができるようになっていく仕事でもあります。そこにかかる時間を待てる余裕を持っているか。
 ここで言う“余裕”とは、心理的な余裕もそうですが、経済的な余裕も含みます。経済的な余裕がないと、教えて間も無い人でまだできない人に給料を払いながら、雇い続けるということが苦しくなります。

 さらに言うと、時間的な余裕があるかどうかも重要です。ここで言う時間は、教えられる人の寿命に余裕があるかどうかという点です。
 教えられる人が複数いればいいですが、地域に1人、会社に1人という状況であれば、人は必ず死にますし、いつ死ぬかは誰にもわからないわけなので、仕事を受け継ぐ、産業をつなぐという意味で、受け継ぐことができなくなるリスクが高い状況があると言えます。

 教える人が1人、教わる人が1人という状況は、やはり受け継ぐことができなくなるリスクが高いと思うのです。
 なので、僕は地域の中に教える人が複数人、教わる人が複数人いるという状態を作り続けることが必要だと思っています。
 現在そんな状況じゃなく、地域に余裕がなくなってきているからこんなことを言い始めていますが、地域の中でこれまでのいなか産業の状況を振り返ってみると、地域の中で教える人が複数人、教わる人が複数人という地域環境が自然の流れの中でつくられてきた状況がり、だからこれまでいなか産業が続いて来たのだと思うのです。

 それがグローバル化が進み、モノが増え、仕事の多様化、サラリーマン化が進み、人々の暮らしが豊かになっていくのに合わせて、一次産業をはじめとした“いなか産業”を取り巻く環境が変化していった結果、現在の余裕がない状況があると捉えています。

 地域の暮らしは豊かになれど、地域のアイデンティティとも言える「いなか産業」を無くしたいかというと、みなさん「NO!」と言うわけです。ならば残していける・受け継いでいける方法を模索しましょうよ!と思うのです。

 で、「いなか産業」をつないでいくために何をやらないといけないかと言うと、お茶の場合「お茶摘みを教え続けて、育て続けるということをやり続けてください!」そして、「教えることに慣れてください。」さらに、「地域の中に教えられる人を増やしてください。」ということです。

 このGW、お茶摘みをずっとやってみて思ったことは、そのことがこの地域ではでき始めているなーということです。
 お茶摘みを教えてくれるレジェンドたちは、「教えても教えた人がいなくなるとしんどい」とぼやきながらも教え続けてくれています。
 そうやって教え続けることで、どんな素人が来ても、一から教え、1週間後にはやれるようになっている状態をつくる教える技術を、教える側が体得しているように思います。

 一方、教わる側も、教わる人が変わるということは常に起こり続けているものの、教わったことがある人が1人2人と増えており、教えなくてもやれるようになってきたり、教わったことがある人が初めての人に教えたりなど、教わる側であるが教える側でもあるという人間も現れ始めています。

 こうやって毎年のことを何年も繰り返すことで、地域の中に教える人が増え、教わる人も増え、仕事ができる人が増え、いなか産業が受け継がれていくということを起こせると、僕自身としては確信し始めています。

 「いなか」では、ある一定の範囲としての“地域”の中で、人を育て、育てる人も育ち、育てる側も、育てられる側も、ある一定の数いつづけるという環境をつくるということが「いなか産業人財育成」だなーと改めて思う今日この頃です。

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ちかママ's 川とともに生きていく暮らし手帖

こいのぼり
 5月になりました!
 世間では2年ぶりに制限のないGWと騒がれていますが、私の住む地域での観光業・吉野川での激流ラフティングは通常時のGWと比べるとまだまだスロースタートという感じです。
 ですが、気温も高くなり、晴れていればポカポカ、新緑もキレイな季節になり、川で過ごす時期としては個人的には一番楽しい時期ではないかと思います。

 そんな私は、日祝は保育園もお休みのため、独身時代のGWはがっつりラフティング仕事ではなくなりましたが、色んな人とのつながりの中で、子連れでもいいからツアーの車の回送手伝って~とか、ちょこちょこ声をかけらることも多くなり、意外とスキマなく仕事が入るようになりました(そして、そんな合間にこのいなかパイプのお仕事もしています)。

 仕事何やっているの?と聞かれると、ますますよくわからない状態ですが、これ、いなかあるあるというか、まさにいなかパイプの働き方を私は地で行っているなあと感じます。個人事業主とかフリーランスとはまた違って、「いろんな仕事(業種)」をちょこちょこやっている。なぜなら、どこも人が足りず、来れるときだけでも来てほしい。と言ってくれるから。だからこそ、いなかパイプでやっていることは意義あることでもあるとも感じます。

 そんないなかパイプでは4月からは私も自分なりにすこしギアを上げて、web周りを色々と頑張って進めていきたいと思っています。そして、密かな願望としては、いなかパイプでのお仕事はもちろん、自分はどこに住んでいてもオンラインで働けるスキルを身に着けて、どこでも働ける状況をつくっていきたい~と思いコツコツ頑張っていきたいと思います。
 余談ですが、最近また別のNPOの立ち上げにボランティアで関わったのですが、ほぼオンラインでの活動の中で、意外といなかパイプでやってきた経験が活かされました。なんでもかんでもとりあえずやってみる!でやってきていたいなかパイプのやり方が実は時代の最先端でも通用するモノになることがあるということで、すごいわ~と身内ながら感心しつつ、引き続き精進したいと思います。

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一般社団法人いなかパイプ

ヨシオのいなか体験記

5月お茶摘み
 5月に入り、一気に草木が芽吹いて山の景色はすっかり変わりました。
 四万十では春はお茶摘みからスタートしています。その後怒涛の観光シーズンがはじまり仕事も一気に忙しくなるんですが、今年の天気もまた変な感じなのでどうなるでしょうね。(ゴールデンウィーク前)

 自然相手に暮らしていると予定は天まかせのところも多々あり、天には逆らえない、自然と共存する暮らしのスタンスがいつの間にか身についています。 生き方についても同じで 予定を決めて生きる生き方と変化を前提として生きる生き方があります。

 いなかパイプのプロジェクトの進め方は目標を設定しそれに向かって進むというやり方もするし、その場で即興的に作っていく非構成的なプロジェクトの進め方もすることがあります。
 いなかインターンシップはその両方の側面を経験できる体験で、 いなかドアは即興的に決めていくプログラムになっています。 どちらも一長一短で得手、不得手のやり方で何を体験したいかによってそれぞれの特性を理解して進めると良いなぁと参加者の方他のスタッフと日々発見しながら改善しています。

 そういえば、そんなプログラムに一つ幅が増えました。 いなかドアが短期の1日、半日から体験できるようなプログラムとしても体験できるようになりました。 短時間なので、ある程度内容が決められていますが、基本的に話し合いながらやりたいことを決めていくスタンスです。
 これまでやっていたいなかパイプのエッセンスやいいところを凝縮して体験するものなので、もし四万十に来られる方で何かをしたいけど、何ができるか分からない人など、いましたらお気軽にお問合せください。
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いなかドア  開催日:4月10日(日)〜4月16日(土)
4/17〜随時受付【高知・四万十】いなかドア 半日&1日コース

いなかで働きたい!体験したい!きっかけリンク集

 新型コロナの影響で、どの「いなか」も受け入れが難しいご時勢になっていますが、これからの生き方・働き方・暮らし方を考えたいあなたへ、そのきっかけとなる機会をご案内できたらと思っています。
「いなか暮らしを体験してみたい」
「いなかで自分らしく働きたい!」
「興味はあるけど暮らしていけるか不安」
など、いなかの暮らしや仕事に関する様々な相談をコーディネーターがお聞きします。まずは気軽にお問い合わせください。

「いなか」で住んでみたい、働いてみたい方へ:お仕事あります!
学びたい、体験したい!という方へ:短期から長期まで経験できます!
泊まりに行きたい!という方へ:ゲストハウスやシェアハウスあります!
遊びに行きたい!という方へ:気軽に遊びに来てくさい!
応援したい!という方へ:買うということを通じて、いなかの“しごと”を応援してください!