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「いなか」の未来を一緒につくろう!

8月号 メールマガジン vol.104

「いなか」と「とかい」のパイプウェブ :いなかパイプ

もくじ

発行:2021年8月31日
[1] いなかマガジン執筆メンバーから「8月何しよる?」
[2] 7月に公開されたいなかマガジン
[3] 8月の発信したい情報いろいろ
[4] 8月のいなかパイプ:「いなか」の未来を一緒につくろう!
[5] いなかをつなぐ!ちえみの生き方探訪
[6] ちかママ's 川とともに生きていく暮らし手帖
[7] ヨシオのいなか体験記
[8] いなかで働きたい!体験したい!リンク集

※とっても長いメルマガなのでスマホからだと全部表示されないこともあるようです。そんな方はこちらからご覧ください。

いなかマガジン執筆メンバーから「8月何しよる?」

今月から編集部に入った、中尾早希です。広島県尾道市に住み始めて6年目の夏を迎えています。8月は島根県吉賀町の「柿の木村」に訪問。ここで廃校を活用したプロジェクトが始まるようです。穏やかな海が目前の尾道とは違い、どの方向を見ても山々、そこから霧が沸き立つ景色は幻想的でした!
長くコロナフリー生活が続いていたニュージーランドでは、今月デルタ株の市中感染者が見つかり、久々のロックダウン中。旅行は中断、月末イベントは中止となり落ち込んでいましたが、昨年のロックダウンの際のニュージーランド警察の動画での「家に居るだけで人々の命が救えるんだ!」というメッセージを思い出して、頭を切り替え今は料理と庭仕事を楽しんでいます。
はじめまして。こちらは平地の無い島ですので、石垣だらけ。その石垣をイノシシが崩しまわっています。持ち主が不明な石垣が壊れて下の家に被さっているのを直しています。 石垣の修繕や家の中を直すのを大工さんに教えていただきながら覚えたい方を募集しています。どうぞ来てね。
9月のヘルパースタッフは、半年ぶりにきょうこちゃんが帰ってきてくれます。高知が気に入り、3年ほど生活してみるそうです(以前は湯布院に3年滞在)。これから「かつおゲストハウス」に滞在しながら、住居と仕事を探します。きょうこちゃんの「移住」の概念は、もはや引っ越し(転勤)レベルになってて面白い~♪ 
こいのぼりHOUSEは民泊と言えど私たちの自宅とは離れのように別宅になるので、感染の心配をせずにお客様をお迎えできた8月でした。毎日お隣さんが変わるような楽しい日々。娘と同じ8歳の女の子が、5mはある沈下橋から飛べた!と報告してくれたのが嬉しかったで

7月に公開されたいなかマガジン

音無テラス
ちょっとだけでいい。何かという存在

山本 卓(さが100編集部
子猫
子猫を保護して知った、いなか暮らしのペット事情

高濱 望(GUESTHOUSEオキオカ)
シロアシエビ1
日本産まれ、シロアシエビ解禁!食べて応援お願いします!

佐々倉 玲於(一般社団法人いなかパイプ)
いなかハケン組合
“いなかハケン”には可能性がありますか?公開インタビューのご報告 〜いなかの小さな事業者さんのための「いなかパイプ」でありたい〜

古川 智恵美(一般社団法人いなかパイプ)
かっぱマスクではいはいポーズ!
河童駅からの素敵な贈り物

村岡 明紀(かっぱバックパッカーズバックパッカーズ)
日曜市お気に入りのお店4
日曜市で一番美味しい「たくあん」

安澤 真希(かつおゲストハウス)

8月の発信したい情報いろいろ

説明会
9/8・18・28【オンラインいなかパイプスタッフ&インターン募集オンライン説明会
いなかパイプバナー
9/18(土)【オンライン「いなかをつなぐ仕事」募集中!人手不足に悩む事業者向けオンライン個別相談会
いなかインターンシップ
9/28締切【高知・四万十】いなかインターンシップ 
開催日:10月12日(火)〜11月10日(水)
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9/28締切【高知・四万十】いなかドア
開催日:10月12日(火)〜11月10日(水)
いなかパイプバナー
【パイプカフェ】やってます通信vol.4 今月も発行

8月のいなかパイプ:「いなか」の未来を一緒につくろう!

いなか人にファンド
 
 こんにちは!いなかパイプ事務局のササクラレオです。8月も終わりになって来ると朝晩が涼しくなる高知・四万十。長い雨と川の増水もやっと引いて、川遊びができるようになったので、夏休みの最後を子どもたちが満喫しています。
 こんなのどかに暮らしているのに、相変わらずコロナは増殖してるようで明日は我が身と心配になりますし、先日の大雨で水害を受けてつらい思いをされている方がいます。
 コロナや水害で大変な思いをされている方に謹んでお見舞い申し上げます。そして、我が身の幸せをありがたく思い、感謝して暮らして行くべきだと思う今日この頃です。

 8月は、私たちいなかパイプにとっても稼ぎどき。お盆に合わせてドッと観光客のみなさんがいらっしゃるので、私たちもカヌーやラフティングの仕事に借り出されます。
 去年はコロナのおかげで仕事が減り、今年はスタンバイできていたのに、お盆のピークに大雨・増水。私たちの仕事まで流れていきました。涙
 観光のみならず、一次産業も二次産業も「いなか」は自然を活用する仕事ばかりだから、仕事が天候に大きく左右されます。
 長雨で作物がダメになったら、その農産物を加工する施設の仕事もダメになる。その加工品がつくられないと、その原料でお菓子などをつくり売っていたお店も売るものがなくなります。

 こんな「いなか」の仕事は、自然の恵みをありがたく受けとって、人間が欲しいものに変換する仕事だと思います。そこには常に“天気次第”というリスクがあって、人間は抵抗できないけれど、人間の抵抗として、ビニールハウスができたり、いろんな場所でつくるようにしたり、さらにモノがないと思えば世界中から取り寄せたりして、「ない!困った!」という状態が起こらないような日本社会になっています。

 そうやって世界からモノが入って来るようになり、世界にも行き来できるようになってくると、毎日の生活が「困らない」ということになってきます。そして、ボーッと生きていると、雨で「いなか」の仕事がなくなろうが、どんな被害が出ようが「私は困らない」から、そもそも私の中から「いなか」という存在がなくなってくると思うのです。

 話の飛躍が大きいかもしれませんが、僕はそう捉えていて、「いなか」は、多くの人々にとって「なくなっていいもの」になってきている気がしています。
 でも僕は、「ボーッと生きてんじゃねえよ!!」とチコちゃんのように言いたかったりします。
 さらに「いなかがなくなって、国産のおいしい野菜・くだもの、新鮮な魚がなくなっても文句言うなよ!」と言ってやりたくなります。

 とはいえ、ボーッと生きている人からすれば、「国産じゃなくていいしー」「味なんてこだわらないしー」「安ければそれでいいしー」と思っていたりして、そんな人には、ほんと「いなか」がなくてもよい世界がつくられている気もします。
 「いなか」に生きていたら、自分が暮らしている場所がなくなり、自然の恵みを活用する仕事がなくなるのも困るわけです。だからボーッと生きている人にも「ボーッと生きないで~!」と言いたくなるのです。

 グローバル社会の中で、存在がどんどん小さくなっていくような気がする「いなか」。ですが、「いなか」の集合体が地球だ!とも言っていいような気もしています。
 知識がなさすぎて、理論的に説明しきれず、自信を持って語れないのが残念ですが、言いたいことは、「人間にとって“いなか”ってなくしたらダメなものだよ!!」って主張したいということです。
 ボーッと生きている人の立場から考えると「いなかは必要!」って主張しきる自信がないので、「いなか」に暮らしている当事者として、「“いなか”をなくしたくない!」という主張が僕の主張であり、僕の問題意識でもあります。この考えが、いなかパイプにも現れていると言えると思います。

 「いなか」を「なくしたくない!」と思っているのは、僕だけではなく、「いなか」に暮らしている人、今は暮らしてないけれど「いなか」で生まれ育った人などは、「なくしたくない!」と思っているのではないかと思います。
 そして、いなかパイプと仕事をさせてもらっているいなかビジネス事業者のみなさんは、自分の仕事はもちろん地域産業全体をなくしたくない!と思われています。そのことに共感するので、「一緒に頑張りましょう!」といなかパイプは活動しています。
 さらに、「国産がいい!」「無農薬がいい!」「冷凍じゃなくて生がいい!」と日本の自然の恵みをおいしくいただきたい!と思っている人たちも「いなかがなくなっては困る!」と思ってくれているのではないかと思います。
 だから、ボーッと生きている人がなんと言おうとも、「いなか」は「いなかに暮らす人々」のためだけではなく、日本のため、世界のため、地球のためになくなってはいけない!必要なものなのだぁー!!!と叫びたいです。

 いなかパイプはこんな人たちとつながりながら、「いなか」がなくならないような取り組みをしてきました。
 お金がないから稼ごう!人がいないから人をつれてこよう!モノがないからつくろう! と自然の恵みから変換させて必要なモノ・コトをつくっています。
 この夏、仕事がなくなり、お金もなくなり、いなかパイプの力だけではどうにもならない現実に直面しました。そこから地域の課題、社会の課題、世界の課題をぐるぐると考えることになりました。
 そして、こんな状況になっていることが、自分個人の問題で、能力がないからこうなってしまっているのか?!とも自問自答しました。
 でも、僕の出した答えは、自分の問題であると同時に、社会の問題でもある!そんな社会に巻き込まれている自分の存在にも気づくことができました。

 「自分の未来は、自分で考えろ!」と言われるかもしれませんが、「自分」が「社会」であるならば、「自分の未来は、社会で考えろ!」と言うこともできちゃうと思います。
 自分の未来を考えるにあたって、「いなか」で暮らす者としては、「いなか」の未来を考えなければいけません。「いなか」の未来を考えるにあたっては、「社会」の未来を考えなければいけません。
 「社会」の人たちの未来を考えるにあたっては、「社会」の未来を考えることはもちろん、「いなか」の未来を考えなければ「社会」の人たちの未来は考えられないということが言えるのではないでしょうか?(かなり強引ですが・・・)

 と、考えを巡らせた結果、いなかパイプの次の事業展開が見えてきています。
 そして、いなかパイプの活動に賛同してくださって、「いなか」の未来を一緒に考えて、一緒につくっていこう!と思ってくださる方を募集し始めました。
 ここに参加するためには、1口10万円という金銭的なリスクを一緒に背負って参加いただくことになる募集です。
 参加・応援する側にとっては、とてもハードルが高い募集とは百も承知で、リスクも一緒に背負いながら、覚悟を持って、「いなか」の未来のために、いなかパイプと一緒に取り組んでいきたい!応援したい!と思ってくださる方を募集しています。
 そうやって集まったみなさんと、いなかパイプは次の事業展開を起こしていこうと思う今日この頃です。

 募集については、以下の記事をご覧ください。
いなかをつなぐおやつ
「いなか」の未来のために!いなかパイプの「人(ヒト)にファンド」へ“たくし金”お願いいたします!

いなかをつなぐ!ちえみの生き方探訪

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 長雨が明け、再び蒸し暑い四万十です。暑い時に食べたくなるのがエスニック料理!エスニックと言えば、エビ。
 写真は前回の「いなかドア」参加者の大学生が作ってくれたパッタイ(台風焼きそば)です。現地では米麺で作るそうですが、「日本のうどんでもできるよ」とタイ人の方が教えてくれて乾麺でつくりました。
 「いなかドア」期間中のごはんはみんなで自炊するのですが、エビマヨやトムヤムヌードルなどみんなで美味しいエビを堪能しました。
 このエビはもちろん!いなかパイプで販売のお手伝いをしている日本初、完全養殖の高知県大月町産のシロアシエビです。
 寒くなると生産できなくなるので今年食べられるのはあと少し。夏の終わりに、安心安全な日本生まれのエビでエビパーティーはいかがですか?

いなかをつなぐおやつ
一緒にやりたい人募集!
いなかつなぐハケン組合
いなかをつなぐ水産物 バナー
食べて「いなかのみらい」を応援!
いなかをつなぐ水産物
いなかをつなぐおやつ
食べて「みならいのみらい」を応援!
いなかをつなぐおやつ
たまごサブレ・紅茶サブレ・無農薬紅茶を食べて応援お願いします!

ちかママ's 川とともに生きていく暮らし手帖

8月川遊び
 8月。この文章を書いている今日は8月16日でお盆が終わろうとしています。
 写真は8月初め頃。親戚が徳島に川遊びに来て、知人のところに川遊びのツアーに参加したのでちゃっかり便乗させてもらいました。ここ数日はすっかり涼しい日々なので、暑かったこの頃が懐かしいです。

 本来ならば、今ごろはラフティングツアーなどはピークの時期になりますが、今年は各地で大雨、吉野川も少なからず影響を受け、ツアーはキャンセルに。
 お仕事なくなる〜!と思っていた矢先、娘発熱。診察に行ったところ、全国的にも流行っているRSウイルスの感染でした。幸い微熱も半日程度で下がり、咳鼻水少々、といった具合で至って元気なんですが。
 RSウイルスは感染力が強いため、1週間ほど保育園は登園できません。雨と娘のRSにより、私のお盆休みは予定より長くなりました。

 四国に移住して11年。自然と付き合うお仕事は、いつどうなるかわからん。と思っていましたが、今はそこに子育ても加わりさらに不確定となる日々。忙しい〜。。!と体も気持ちも疲れて果てながらも毎日なんとか奮起して過ごしていたかと思えば、急に1週間自宅に引きこもり。
 子供の看病とはいえ、何も生み出していないなー自分。と思うようなぽっかりとした時間がいきなりやってきたりもします。
 なんなら子供がどうであれ、変わらず仕事に行ける夫の方が羨ましいとさえ思ってしまう。もちろん逆だったら、逆の立場を羨むかも知れません。

 だがしかし。いくつか仕事を持っている私は、実は自宅で、自分のできる時に、やった分だけ。というお仕事もあります。それをやればいいじゃーん。とも思う一方で、子供が家にいる環境でやるのが単純に難しい、その状況を想定して工夫するのが面倒臭い。
 ということで、ここ数日は、私のiPadは娘に取られっぱなしなので本を久しぶりに読むか。と思い、動画に集中している娘の横で本を開いていたら、娘に本の表紙をビリビリに引き割かれました。
 仕方ないのでスマホで、YouTubeで、色々気になっていたテーマの動画を見たり。そんなスマホも時々娘に取られ、すべり台をしゅーっと滑ったり(スマホが)。諦めて午後は一緒に昼寝もします。

 そんなカオスな最近の日常を振り返ってみました。
 何も計画的でもないし、充実した時間と胸を張れるような時間を全然過ごしておらず、やろうと思っていたことは達成5%くらいで、やるはずだった仕事は先延ばしになっている。
 ですが、改めて振り返り、この時間をこうやって文章に残してみると、これはこれで、割と楽しくもあり、かけがえのない時間に感じられたりもします。それもこれも、娘の体調が比較的良くて、全然看病に追われていないからかも知れませんが。

 さて、そんなこんなで、無理やりまとめに入ると、今月、いなかマガジンはあまり更新できておらず、でも私自身も、編集部の皆さんとうまくコミュニケーションを取れていなかったのですが、お盆明けから、第2期のパイプウェブ編集部もぼちぼちスタートします。
 新しいメンバーも現在3名加わりました。また、読んで楽しいいなかマガジンを発信していけるように頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

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【募集】「いなか」からの情報発信をいっしょにしませんか?「パイプウェブ編集部員」募集します!
一般社団法人いなかパイプ

ヨシオのいなか体験記

インターンシップ
 いなかパイプで育てているお米も今年はスクスク育ってきました。
 今年の夏は長雨の影響で夏らしい夏がないまま、秋っぽくなってきたなぁと感じる四万十です。
 8月のインターンシップも8月後半から始まっています。今回もこんな時だからこそ自分と真剣に向き合って思い切って行動した人達が集ってくれました。

 「いなかドア」のようなフリープランのプログラムをはじめて5年半が経ち、参加者の体験後の声や変化の様子をみると多くの参加者が内側から変化が起こっていることを感じます。
 このプログラムが何かを提供出来ていることは分かっているけど、その何かがなんなのか、どうやって提供しているかとうことを言葉にすることはあまりしていませんでした。
 色々な状況下で開催して来たこのフリープランプログラムが、今回のコロナ禍でその価値を発揮できていて、社会が求めているものと合致してきたという実感があったので改めて振り返ってみました。

 「いなかドア」が提供出来ているものを一言で言うなら「自分らしくいながら社会と関わる環境」です。
 SNSやホームページで写真でやっている風景を発信すると、その楽しそうなアクティビティにその価値がありそうに伝わりがちですが、実はそういう体験を楽しみつつも参加する人達の心の中では大きな変化が起こっているようです。
 それができるもの他の人達と過ごしながら、自分らしくいる状態を分かち合いを続け、日々行動していくことで変化が起こります。

 メルマガで詳しく説明すると長くなるので割愛しますが、詳しくはいなかマガジンで書いてますので、ご興味ある方はご一読ください。
 こういう時期に人の生き方に貢献出来るプログラムが出来ていることに自分もやりがいがあり、改めて感謝しております。

いなかドア
いなかドアって何? ーコロナ禍の「自分を再発見するいなか体験」

吉尾洋一(一般社団法人いなかパイプ)

いなかで働きたい!体験したい!リンク集

 新型コロナの影響で、どの「いなか」も受け入れが難しいご時勢になっていますが、これからの生き方・働き方・暮らし方を考えたいあなたへ、そのきっかけとなる機会をご案内できたらと思っています。
「いなか暮らしを体験してみたい」
「いなかで自分らしく働きたい!」
「興味はあるけど暮らしていけるか不安」
など、いなかの暮らしや仕事に関する様々な相談をコーディネーターがお聞きします。まずは気軽にお問い合わせください。

パイプウェブへのきっかけリンク

「いなか」で住んでみたい、働いてみたい方へ:お仕事あります!
学びたい、体験したい!という方へ:短期から長期まで経験できます!
泊まりに行きたい!という方へ:ゲストハウスやシェアハウスあります!
遊びに行きたい!という方へ:気軽に遊びに来てくさい!