次の5年で出会いたい人~35才最後に5年間を振り返り、5年後を考える~

 

 秋の夜長に、久しぶりにいなかマガジン執筆。とスタートして、書きたいことはたくさんあるのに、なかなかうまくまとまらず、書いては放置、書いては放置を繰り返し、35才が終わるこの節目に、やっぱり、書き終えんといかんでしょう!と思い、35才最後の朝に、書き終えたいと思い、書きまとめているわけです。

 

 35才最後の朝

▲35才が終わる朝。自宅のベランダからの風景

 

 30才で沖縄の那覇のマチグヮー(商店街)から、高知・四万十の山の中に来て、気づけばはや6年。おかげさまで、36才になります。30才~35才の5年間で、何ができたのか?何を起こせたのか?何が変わっただろう?と考えてみる。

 

高知出身だけど、高知のことは何も知らなかったのに・・・

 

●何も知らなかった「高知」もだいぶ知ったかできるようになってきた

●高知に暮らす人とのつながりが増え、仕事ができるようになってきた

●高知のみならず、四国や全国で活躍する人とのつながりも増えてきた

 

個人的には・・・

 

●食べてもぜんぜん太らなかったのが、お腹が出て太るようになってきた

●自分は若い!という意識が、オヤジの仲間入りかという意識になってきた

●1人独身だったのが、結婚でき、女房・子どもという家族ができた

●町営住宅世帯用に1人暮らしが、3人暮らしとなり、生活環境が整った

●1人から、3人という、新たなチームというか、組織というか、できたわけだ

●1人だという孤独感から、1人じゃないという安心感を得られるようになった

 

結婚式

▲2012年5月に開かれた四万十での結婚式

 

仕事はというと・・・

 

●資本金ゼロから立ち上げた会社が、売上約2000万円の会社となった

●行政事業からスタートした研修事業が、自立して、自社事業として実施できるようになり始めた

●地元の会社の名前でしか仕事できなかったのに、自分の会社の名前で仕事できるようになってきた

●仕事関係者の中で自分が一番若いことが多かったのに、若手の中では年長であることが多くなってきた

●寝なくても仕事できたのに、寝ないと仕事できなくなってきた

●だから、夜遅くまで仕事をしていたのに、朝起きて仕事するようになってきた

 

仕事につながる地域はというと・・・

 

●少なからず僕が法人設立に携わってNPO法人、一般社団法人、株式会社が生まれた

●15周年イベントを手伝った会社も、今年20周年を迎えてまだまだ成長中だ

●20代・30代の仕事仲間が数名だったのが、地域内に数十名になった

●一緒にプロジェクトをやりよった元気なおんちゃんが、数年前亡くなってしまった

●もう引退するぞ!と言って辞めなかった親父も、本当に引退することになってきた

●よく沖縄に行っていたのに、沖縄に行く回数が減ってきた

●沖縄の商店街やNPOのことがわかっていたのに、沖縄のことがわからなくなってきた

 

ドラマのドラマ

▲2009年11月に開かれた㈱四万十ドラマの15周年記念イベント

 

社会状況はというと・・・

 

●「制度ができた」と聞く程度だったのに、見渡せば全国各地「地域おこし協力隊」だらけになってきた

●「移住促進」という言葉すら聞かなかったのに、全国各地で「移住促進」されている

●政権交代して民主党に変わって日本が変わるのか?!と期待したのに、自民党に戻ってまた選挙

●鳩山さんが沖縄を変えるのか!と期待したけど、今度は翁長市長が、翁長知事になって変革予定?!

●消費税は5%から、8%、10%になろうとしている

●5年前から地方はがんばっていたけれど、やっと「地方創生」とか言われるようになってきた

 

翁長市長

▲2001年の翁長市長と学生の頃の仲間たち(みんな若い!気づかれないように勝手に写真使ってゴメン!)

 

 5年が経つということは、こういうことだ。自分が変わるということ、地域・社会が変わるということ。一方で、自分が関わって、地域・社会を変えるということも、こういうことだ。

 この変化が、スゴイことなのか、普通のことなのかはわからないけれど、5年間でこれぐらいのことはできるのだということは証明できるわけだ。そして、もっと大きな変化を起こそうと思ったら、もっとがんばる必要があり、もっとやらなければいけないことがあるんだと思う。

 

 こうやって5年間を振り返ってみて、公私共に、十分でしょう!と自分を評価したい。(自分大好きなもので~笑)よくがんばりました!と言っておこう。やりたいことをやり、楽しく、毎日いろんなことを詰め込んで、ときにギリギリセーフの危ない橋を渡ったりしたけれど、充実した満足のいく5年の人生だったと言いたい。そして、そんな僕に関わってくれた皆々様!本当にありがとうございました!

 

レオBBQ

▲関係ないけど、バーベキュー検定のときの写真

 

さて、次の5年後に、僕はどうなっていたいだろうか?どんな40才になっているだろうか?

 

そういえば、4年前に受けた研修でつくった一般社団法人いなかパイプのミッション・ビジョンがある。

 

▼ミッション

あの人が愛する、海・山・川のある風景をなくさない

 

▼5年後のビジョン

四国・高知県 西南地域における海・山・川の産業を担う3事業者の事業開発・展開をサポートすることでこの地域に(自社も含めて)15人の雇用と1.3億円の売上アップをもたらすことに貢献する。そして、風景・一次産業を残すモデル的な仕組みをつくる。

 

いなかパイプミッション

▲研修でつくったプレゼンスライドの表紙

 

 このビジョンをつくった研修では、スティーブ・ジョブズの「Think Big」がキーワードとして使われ、「Think Bigに考えろ!」と言われた。そして、僕のつくったビジョンは「Think Bigじゃないねー」と言われてしまった。僕にしては、大きく言ったつもりだけれど、ちょっと小さかったようだった。

 けれども、5年たってみて、このビジョン、結構、いいせんいってるんじゃないの?!お金に換算できない部分をどう評価するかど、ビジョン達成できてるんじゃないの?!と言いたいぐらい。

 しかし、まだまだたくさんやりたいことがあって、まだできてないなーと思うこともたくさんある。だから、次の5年でやってやろうじゃないですか!という話になる。

 

5年後のビジョンは、「一次産業人財育成の再構築」を掲げたい。

 

▼ビジョン

四国・高知県 西南地域を中心に海・山・川の産業を担う事業者の事業開発・展開をサポートすることでこの地域に(自社も含めて)10人以上のマネージャーをつくり、100人以上の労働者としての雇用を産めるよう事業者の売上向上をもたらすことに貢献する。そして、「いなか」の風景を残す、つまり、一次産業を残せる事業開発と人財育成のモデル的な仕組みをつくる。

 

ということにチャレンジしたいと思う。と、“Think Big”に言ってしまおう!

 

栗のある風景

▲栗のある風景

 

 そのために、僕がやらないといけないことは、僕一人ですべて全部やれるわけはないので、これらを一緒に動かせる人財育成と体制をつくっていかなけっればいけない。オペレーション部分を引き渡して、マネジメント部分や事業開発していく部分に集中できる環境をつくっていかなければいけないと思っている。果たして、そんなことができるのか?

 

僕がやっていること、やろうとしていること、やりたいことは、

 

●事業開発事業(ワークショップしながら進めていく話し合いの場)

●研修事業(インターンシップや人財育成研修などのコーディネート)

●シェアオフィス事業(廃校や空き家を活用したスペースを活用すること)

●ドミトリー事業(廃校を活用した宿や中・長期滞在施設を運営すること)

●情報発信事業(「いなか」の存在をアピールするWebなどを活用した情報発信)

●人財派遣事業(人財を募集し、マッチングしていくような派遣事業)

●農業事業(栗・お茶・野菜などの生産者増加につながる仕組みづくり)

●林業事業(しいたけ・山師などの生産者増加につながる仕組みづくり)

●漁業事業(海漁師や川漁師、養殖業者などの生産者増加につながる仕組みづくり)

●沖縄事業(沖縄を拠点にしつつ、なんかやりはじめたいなーとも密かに考えたり)

 

と、書いてみると10事業!またまた妄想が膨らんでいる。Think Big!! Think Big!!

 

 これらの事業は、1社で全部やっているということではなく、地域の中にそれぞれの事業を担う人がいる状態をイメージしている。そして、それぞれの事業にプロジェクトマネージャー的な人財が育っていて、マネジメントが行われていて、その事業につながる人々が、地域の中で様々な形で雇われたり、起業していたりして従事している。そうして一次産業が受け継がれ、生産物がしっかり生産され、そこから二次産業、三次産業へも派生し、しっかり風景が残っていく。

 

 そんなことを起こしていきたいではないか!と勝手に夢見ている。そして、これを実現させるために、5年後に向けて、こんな妄想に共感してくれて、一緒にやっていこう!と言ってくれる人に出会いたい。一緒に「いなか」に仕事をつくっていこうではないか!と盛り上がれる同志を探していきたい。

 

お茶のある風景

▲お茶のある風景

 

 こんな個人的な想いと、地域の想いが合わさりつつあって、早速12月から、地域全体でマネージャークラスの人財を見つけていこうという求人募集が始まる。また、本気で栗を中心にした農業をやっていこうという人財を育てていく取り組みも本格的に募集していくことになる。こうして、次の5年が始まります。

 

 そして、36才もスタートです!僕の30代後半戦、残り5年もスタートです!僕の仕事もますます忙しくなると思われます。ので、僕と地域と一緒に働きたい!と思ってくれる人も募集します!働き方はいろいろあって、自分次第。自分がどう生きて、活きていきたいか、考えを持って、この「いなか」へ飛び込んで来て下さい。覚悟を決めた人は、後は突っ走るだけです。一緒にがんばりましょう!(しっかり求人情報を出せてませんが、興味を持った方は、こちらからご連絡ください)

 

 そんな人との出会いを楽しみに、次の5年のはじまりはじまり~♪

 

 おみくじ

▲11月2日に八十八番札所・大窪寺でひいたおみくじ。行け!っていうことです。笑 がんばります!

 

 

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