いなかでしめくくり。農家さんとお餅づくり

2017/03/16

 

 皆様はどのような年末年始を過ごされたでしょうか? 都会で? 田舎で? 私はというと、もはや恒例になっているのですが、町内の棚田エリアにある農家さん「和田農園」(おなじみ)にて、今年も餅つきイベントに招待して頂きました。

  和田農園は、ご夫婦二人(とワンコ2匹)、減農薬でトマトとお米を中心に生産している農家さんです。それだけではありません。味噌を作ったり、こんにゃくを作ったり、干し柿や干し芋など、様々な加工品を手作りされています。これがどれも本当に美味しい! 我が家のお味噌汁は和田農園の自家製のお味噌に大変お世話になっています。

 

和田農園

 

 お正月にお供えするお餅もいつも自家製のものを使っているそうで、近年は地域の移住者たちを集めて皆でお餅作りをするイベントを開いてくださっています。実家帰省のおみやげ用のお餅も持たせて下さいます。

 

白い山

この日は雪がちらついており、農家さんの家のあたりからは白い山が見えました。

 

 

 農家さん宅ではすでに準備が進められており、到着一分後には私もあんこを丸めてました。

 

あんこ

これはお餅の中に入れる用のあんこ。数にして200個くらいかな。

 

 

 ひたすらあんこを丸めていると、続々と移住者の皆さんが集まってきました。連れられて来た子どもたちは到着してすぐに「探検」に出かけて行ってしまいました。地面に雪が残っていたので雪だるまを作ったりして遊んでいました。

 さてその間(鬼の居ぬ間?)に、庭先ではもち米が蒸されています。お米は勿論、自家製のもち米です。

 

自家製のもち米

 

 お米が蒸しあがったら、餅つき機に放り込む。

 

餅つき機

 

 子どもの頃は実家でもこのような餅つき機が家にありました。懐かしい。回るお餅をずっと見ていたなぁ。

 

※ちなみに、杵と臼は今回は使いません。もっと男手があるときやイベントの場などでは杵と臼でつくこともあるみたいですね。今回は自動餅つき機でご勘弁ください。

 

 つきあがったら、取り出して熱いうちに丸めなければいけません。さてここからが本番です。手慣れた女性の作るお餅は美しいまん丸で、ちぎれ目やシワがありません。シワシワが瞬時に伸ばされて、表面がつるんと仕上がります。大きさも均等です。

 

丸めているうち

 

 しかし、この作業に慣れていないと、丸めているうちにみるみる温度が下がって弾力がなくなってしまい、シワがうまく伸ばせなくなります。そして「餃子?」「カレーパンマンの口…?」と言わんばかりの代物ができあがっちゃうのです。まぁ、これは私のことですが。

 和田農園のお母さんも、嫁入りしてから姑に習ってずーっとお餅作りをしてきたそうですが、最初の頃はうまくできなかったということ。流れるような手つきは、長年の経験によって磨かれてきたものです。地域に住む人たちのもつ宝物ですね。

 

お餅は全部で4色

お餅は全部で4色。白、よもぎ、紫芋、砂糖入。よもぎと紫芋も自家製です。

 

 

 こうしてお餅が着々と出来上がってきます。子どもたちがときどき「探検」から帰ってきて(きっとタイミングを見計らっているのでしょう)、できたお餅を味見しに来ます。

 

口の周りがまっしろ

 

 口の周りがまっしろ。私も失敗作をたくさん頂きました。つきたてのお餅の柔らかくて美味しいこと。

 そうそう、この日はある移住者の方の素敵なはからいで、いちご大福も作ろうかということで、いちごを持ってきて下さいました!

 

いちご大福

 

 いちごにあんこをかぶせて、さらに上からお餅をかぶせて、ちぎって丸める。丸めるのに失敗すると、中身が飛び出します。何個かそういうのできましたが。午前中いっぱいで200個くらいのお餅を作りました。

 そして待ちに待ったお昼ご飯。このようなイベントで和田農園に集まると、いつもおかあさんお手製のご飯がついてきます。これが嬉しい!

 

お手製のご飯

 

この日のメニューは

 

おこわ

しし汁

水菜のサラダ

かぼちゃの煮物

こんにゃくのお刺身

白菜のおつけもの

 

自家製で

 

 もちろん、食材のほとんどは自家製です。猪肉は知り合いからの頂き物だそうです。食後にはコーヒーと先ほど作ったばかりのいちご大福。お腹いっぱいになって、たくさんお餅も頂きました。

 

 ああ、田舎の豊かさよ。

 

 こうして私の土佐町での一年が幕を閉じました。

 

大阪に帰省

 

 私はこの次の日に実家のある大阪に帰省しました。4時間をかけて大阪に戻ってくるとそこはもう別世界みたいです。なんとなく、冬は場所によって地域性や風土の違いが顕著になる季節なのかなぁと感じます。

 

寒さの鋭さ

朝と夜の感じ

光の美しさ

星の鮮明さ

日照時間の違い

年末の浮かれた空気感

人々の慌ただしさ

 

などなど。どちらがいい悪いということではなく、私は年末年始の特別な空気感が好きです。

 

 あと、都会でも田舎でもおせちを作る人はたくさんいて、その内容も人それぞれ。お雑煮一つとってもかなり違います。最近改めて知って驚きました。我が家は京風ですが。

 私の実家は毎年おせちを作ります。数年前から私も積極的に参加するようになりました。最近はコンビニでもおせちの注文ができるようになり(ということを最近知りました)、いろんなところでカラフルで美味しそうなお重を見かけては一度食べてみたいなぁとも思いますが、自分で手間ひまかけておせちを作ったり、お餅をついたりする年末行事は個人的には欠かせないなぁと感じています。

 それを経てやっと、一年を締めくくった気分になれます。

 

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