いなかパイプ 「いなか」と「とかい」のパイプWEB

[種子島たちやまぐらし] 若さ×やさしさ×アイディアがやってきた!

2017/08/10


 こんにちは!種子島・立山ぐらしの協力隊、小原です。

 突然ですが、西之表市では東大生の学びの場としての一面があります。東京と、鹿児島・種子島?距離があるように思われるかもしれませんね。
 はやりの産学官連携の、プラチナ社会というプロジェクトで、経済観光課さんが東大をはじめ複数大学さんと連携されているご縁で、東大さんの学外プログラムのひとつとして種子島への短期(1~2週間など)滞在が行われるようになりました。
 
 JAXAでの職員との意見交換会や伝統の黒糖すめなどはもちろん、高齢者施設や商店街、JAや漁業組合、市役所関係などでも体験を行っています。その中のひとつが地域での受け入れ。地域の中の農作業や行事参加、歴史や文化を学んだり、一緒にごはんを飲んだりお酒を飲んだり。
 また地域の人たちからしても、都会からきた若い人たちが喜んでくれたり、またさすがさまざまな意見をきかせてくれたり嬉しいに加え、とってもためになります。
 
 立山でも昨年度、行事参加、地域の人から学ぶ郷土料理や歴史散歩・意見交換会を行いました。どちらもそれぞれ、とーっても楽しかったなー!!
 最初の方は、女子一人の受け入れ。立山でも今回の東大生受け入れは、初めての試みということでどきどきしましたが、とーっても良い子!でよかった!
 このときのコースは、

「休校小学校見学→犬城海岸・増田レーダー→お昼→お芋農家さん宅→校区歴史さんぽ周遊→カシミア漂着記念日祭り」

毎回、大学生に校区のカメラを預けて、気になるものをとってきてね、という課題を出しています。

 

小学校の大きな地図

 

 旅行が好きな子は、小学校の大きな地図が気になったりもするよう。
 この日は雨の予報があり、実際はふらなかったのですが畑での農作業体験はやめて、お宅で焼き芋をしたり、農家の方が出演されたイオンのCMを見せてもらったり。(イオン九州

 

焼き芋

 

 海に行って大きな堤防に登ったり、行事で飾るススキをとりにいったりもしました。
 さすが南の島種子島、9月15日でもまだまだ穂のついているススキはあんまりなく、大冒険になりました。

 

南の島種子島

 

 西之表市には教育委員会の立てている歴史散歩という、豆知識看板がいろいろなところに立ててあります。立山はその看板がたくさんある地域らしく、車にのって地域の方とその看板を辿って校区回りをしました。
 地域を回り終えるころには、市役所の方や他のところからお客さんがいらっしゃり、カシミア漂着記念日祭がはじまりました。
 
 台風銀座の種子島、海外からの漂着船も数ある中でカシミア号とドラメルタン号のお話が郷土に残っています。南種子でイギリス船を助けたドラメルタン号、アメリカ商船のカシミア号は西之表の立山と伊関に乗組員が流れ着きました。
 この時、乗組員を偶然みつけたおばあちゃんが、学校に走り先生に伝え、先生が漢字のわかる乗組員とやりとりをして状況を地域の人に伝え、その時の番役だった人のお家で介抱し、送り出したというもの。当時世界の中でもとても人道的な行いだったと、アメリカの市井の人から声があがり、合衆国議会で、金メダルや戦艦1艘分のお金などがお礼に送られたそうです。

 

金メダルや戦艦1艘分

 

 普通の人ができることをつないで、困っている人を外の人でも助ける。心のこもった行いが、海を渡って心を動かし国を動かした。島の良いところがつまったこのお話は現実にあったこと。
 100年以上前の人が歩いた道を、船を見つけたと言う9/15に地域の人やお客さんたちと歩いています。学生さんもLet‘s山登り!

 

綱引き行事

 

 もともと学校があるときに子どもたちのために行っていた綱引き行事。種子島はけっこう綱引きも好きな土地な気がします。昔は地域対抗もしていたそうですが、この年は、地域連・月窓亭連(お客さん)・市役所連・地域おこし連合も加わって、大いに盛り上がりました。
 最後はたまらず、写真とりおいておいて私も参加!!なんでこう、綱引きって楽しいんですかね~。
 トーナメント?の結果、地域おこし協力隊連が優勝!(笑) その後は、手弁当を持ち寄って車座になってわいわい飲み方です。
 学生さん大人気で終わってからたくさん写真撮影していました。私も心理学畑出身そして旅好きなので、とっても楽しかったです(^^)/
 
 今年は女の子2人の受け入れ。理系の方と文系の方。このお二人、今回の受け入れプランにとにかくばっちりな方たちでした。
 プランは、

「郷土料理de花嫁修業→歴史探検・おつや口説き長刀つき→休校小学校見学からの意見交換会」。

さて、最初の花嫁修業は郷土料理。地域の方と一緒にかからん団子を作りました。かからん団子は、かからん葉(まんじゅうの葉)ではさんだ丸いから芋(さつま芋)餅。

 

月桃まんじゅう

 

 黄色と紫のほか、月桃の葉でくるんだ月桃まんじゅうの2種類。
 なんと、このかからん団子、理系の方の大好物だそう。しかも作り方がわかるということで本当に喜んでました(笑) というのも理系さんの祖父母さんが鹿児島ご出身でお好き、小さいころから食べていたそう。
 自分が作ってあげられるということでなかなか真剣。二人ともいろいろな形もつくりました。これが手作りの楽しいところ。

 ▼こちら

 

かからん団子

 

 正解は…イルカです!!

 お昼には、優しい地域の方たちに高級な和牛の焼肉もごちそうになり・・・。というのもこちら、黒牛を育てていらっしゃるお家。そうしたら、なんと文系の方、いちばん好きな動物が黒牛だそう。牛舎に行く前から、えっホルスタインですか?黒牛ですか?という(笑)
 こちらも祖父母さんのおうちが以前畜産をされていたそうで馴染みがあるとのこと。きれいな牛舎なので匂いがしないことなども敏感に気づいていました。
 二人とも花嫁修業は花丸合格!
 
 次は地域の中でも歴史先生と名高い方をお迎えして、カシミアと同じく100年以上前の救援の道を山歩き。

 

救援の道

 

 この時ちょっと雨が降っていました。が、みんなで楽しみにしていたことも話すと登るきまんまん!!そして予想をはるかにうわまわる脚力ですいすい上っていきました!!!
 さらにおやつと雨宿りで入った公民館に郷土芸能の長刀や刀がしまってあったこともあり、歴史先生たちからおつや口説きのレッスンも!
 文系さんは踊りをされているということもありなかなか真剣。短い時間でしたが二人とも様になっていました。

 

意見交換会

 

 区長さんも合流されてから、休校になっている小学校の見学と活用などについて意見交換会。あんなにかわいい二人ですが、さすがどんどん意見が出てきます。黒板もこんなにびっしりになりました!!
 すぐにできそうなことやできたらいいねということもあり、とっても参考になりました。

 

黒板もこんなにびっしり

 

 学生さんだけど、とってもしっかり気づかいもしてくれる大人な面も持つみなさん。仕事などももちろんですが、こうした機会が地域に眠る隠れた宝・人の力をいかしてくれる機会になっているなぁと思いました。

 またいつでも遊びに来てくださいね~!

 

▼コメントをどうぞ

顔の写真 小原宙子 さんのプロフィール・記事一覧はこちら >>