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いざ、五島市奈留島へ 〜新天地での活動も開始しました〜

2018/03/01


 MITの吉野です。ご縁があり、2017年7月から長崎県五島市に「奈留まちづくりアドバイザー事業」の専門家の一人として関わっています。
 アドバイザーといっても、イング総合計画株式会社の地域再生マネージャー斉藤俊幸さんの助手のような立場です。
 斉藤さんは、地域おこし協力隊制度を作り上げた地方創生の政策を総務省に助言している偉大なコンサルタントです。コンサルティングのスキルや仕事の姿勢などを学ばせていただている師匠です。

 

斉藤さんとサンタランに参加
斉藤さんとサンタランに参加。

 

 さて話を本題に戻しまして、7月から12月までに実に7回五島市を訪問しました。対馬からは飛行機を乗り継いで福岡経由で行きます。

 

五島の場所
五島の場所(五島市観光協会より)

 

五島の福江空港
五島の福江空港。最近は機材トラブルの多いORC。

 

 五島市も対馬市同様に人口減少に歯止めがかからず、1955年のピーク時の91,973人から2015年には37,327人に減少しています。
 人がいなければ、地域は成り立ちません。集中し、偏っている都市の人口をどう地方に戻していくか。対馬や五島で解決の糸口を探ります。
 
 五島市は素晴らしいことに、再生可能エネルギーのしまづくりを進めており、2メガワットの洋上風力を持っていたり(将来的には10基に!)、潮流発電技術実用化実証事業(環境省)に取り組んでいます。電気自動車100台が2010年に導入されています。
 また、椿が有名で、五島市には、約440万本の自生椿があり、産業振興を図っています。体験型観光(民泊)にも力を入れており、修学旅行も毎年27校も受け入れています。

 

 ゆるキャラ つばきねこ
ゆるキャラ つばきねこ

 

 環境配慮にすごく先進的な島です。市役所も熱い思いを持っていらっしゃる方が多くて刺激を受けます。これから自分がどう関わっていけるのか、すごく楽しみです。
 
 さて、今回は、五島市の中でも福江島からさらにフェリーで40分ほどの二次離島の奈留島(人口2,267人)です。博多港に夜出航し、朝奈留島に着く豪華客船太古も利用できます。

 

フェリー太古

 

フェリー太古2
フェリー太古

 

 二次離島である奈留は、過疎化や少子高齢化の進行が特に早く進んでいます。その要因の一つとして、産業(主幹産業の漁業)の衰退があります。
 流通のハンデだけでなく、最近では資源が取れなくなってきているさらには、若い担い手が確保できず、生産力が落ちています。
 基幹産業の水産業の衰退により、島で暮らし続けることが困難な人が増え、さらに人が減って行く負の循環に。
 そこで、奈留町内への移住・定住のために必要不可欠な雇用の場を確保・創出するために、既存事業の拡大や地域資源の発掘による新規事業の可能性を検討するために私たちは専門家として来ています。

 

初回の顔合わせ
初回の顔合わせ。MITについても紹介

 

 これまでの訪問で多くの水産事業者、観光業者、学校関係者、行政の皆さんから話を聞いたり、現場を見させていただきました。

 

漁協の加工場訪問
NHKでも視察の様子を取り上げられました。漁協の加工場訪問

 

“かけこみ”オーナーの東奈津子さん
奈留支所の皆さんと地域おこし協力隊OGの“かけこみ”オーナーの東奈津子さん(右)

 

 今年はまずは現状(魅力・強みや課題)をじっくりと把握するところから。
 色々と見えてきたことがあります。地域の皆さんの意識を変えることや、外から担い手や協力者を確保すること、新しい発想や新たな挑戦を仕掛けていくこと。
 今後、奈留全体の進むべき方向性の明確化と、優先的に取り組むべき課題・事業、具体的な事業計画作成などをお手伝いできたらと思っています。
 奈留への訪問を通じて、私自身、人の繋がりが広がって、とても刺激を受けており、勉強させていただいています。

 

グラッツェミーレの森澤シェフと斉藤マネージャー
グラッツェミーレの森澤シェフと斉藤マネージャー

 

教育ジャーナリストの後藤健夫さんと斉藤マネージャー
教育ジャーナリストの後藤健夫さんと斉藤マネージャー

 

 これからも五島での様々な出会いを大切に、少しでも奈留に貢献できるように知恵を絞って行きたいと思いますし、MITとしても1事業者として、新しい事業を奈留でやっていきたいと思っています。
 今後の展開もまたレポートいたします!

 

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