いなかパイプ 「いなか」と「とかい」のパイプWEB

公民館でヨガカレー!ヨガ編

2018/10/23


 夏ごろ、やたらと痩せたといわれました。会う人会うひとから、やせたね!といわれ、中にはちゃんと食べているのか大丈夫か?と心配されるほど。
 島の人の優しさもあったのか、人生でこんなにやせたねやせたね!といわれたのははじめてだったので、正直嬉しかったです(笑)。

 

痩せた

 

 そして皆さんに、なんで?なんでなんで??ときかれるので振り返ってみると、私、夏にヨガ教室に通っていました。
 島外から先生が来ている講座で2週間連続のフリーパスを買って、毎日ヨガをしていたんですよね。種子島ではなにげなく、こういったおしゃれなイベントがよく開かれているように思います。

 また、ヨガ講座は生涯学習という教育委員会さんが主催されている年10回ほどのカルチャースクールのような講座の中でも毎回大人気! 参加は抽選になるほど。何気なく種子島の中でも注目度が高いのかもしれません。

 

「ヨガですかねぇ。夏に通っていたから。」
「そんなのがあるの?ぜひ行きたい!今度あったら教えてね。」

 

 そんな声が担当地域からもちらほらきかれることがありました。

 それから年月が流れ。立山にもヨガチャンスがやってきました。新しく入った協力隊の方が、なんとヨガの先生だったのです!
 早速先生と地域に相談してみると、双方OKな感じ。さらに面白い取り組みと、新しい参加者の方も加わりながら、準備がすすんでいきました。

 

 地域の中には、様々な年代の方がいたり、場所場所によってニーズも違います。
 今回も、最初の動機はやせるかも?というところにあったかもしれませんが、実際は、種子島でよくきかれるヒザの調子のことなど、実際の生活にそった実情とニーズもでてきました。

 ヨガ講座の準備の段階から、先生が言ってらしたことのひとつに、他人(まわり)と自分を比べない。ということがありました。
 もしかしたらヨガっぽいポーズを作ることに一生懸命になってしまったり、まわりのひとのできたできないが気になってしまうこともあるかもしれません。でも、自分の体と相談をしながら、自分の呼吸と動作をあわせていきましょう。

 

種子島

 

 なんにでも通じる、すごくいいレッスンだなぁと思いました。
 自分のことは自分がいちばん知っているという言葉もありますが、外ばかりでなく、自分に目を向けることをヨガは呼吸を含めた行いでやっているんですね。
 これは、田舎暮らしのひとつの心得にもなるかもしれません。田舎といわれるところは、スローライフという言葉もあるようにのんびりとした自然や畑などのそれぞれの仕事のサイクルにそった、島時間がたしかにあるような気がします。

 

 おばあちゃんが、空に流れる雲をよんで、明日のお天気を言うように。みんなが当たり前に今日の空を見上げています。(もちろん、お天気予報も併用している方が多いですよ!雲の動きのレーダー図など本格的なものを見ている方も多いです。)
 そんなゆとりの一方で、島はやっぱり土地の縁と血の縁もしっかりとつながったところ。高齢者への目配りなどのように、けっこう見守っていただいているもの。そうすると、慣れないうちは萎縮してしまうかたもいるかもしれません。でも大丈夫。挨拶などを通して、つながりができていけば。

 

 そういうお互いの思いやりを持ったり受け取りながら、そのうえで、とらわれすぎなくても良いのかなと思います。
 自己責任というとむつかしかったり、重たく感じることもあるかもしれませんが。自分の人生は、だれのもの?と思ってみると。大人になれる、自由になれるのかなぁというのも、そういえば島暮らしから学んだことのひとつでした。

 

みんなちがって、みんないい。

 

というのは金子みすずさんの有名な言葉が浮かびます。

 

種子島の子どもたち

 

 さて、このように、いろいろな年代や世代を超えて、そのひとそのひとのヨガの時間を一緒につくってくださる先生。
 事前に出ていたニーズにそった当日流れの打ち合わせでも、ストレッチやマッサージに近いものも含め、だんだんそして希望する方には効果のでるポーズも取り入れてくださることに!
 パン講座の試作などでも思いましたが、先生業をされる方たちは、見えないところでも生徒さんたちのことを考えながら、本当に良いものを提供される準備をされているんですよね。地域での取り組みの中などでも感じたことでした。
 参加してくださる人たちにとって少しでも良い時間になるように。楽しい時間になるように。本当に頭が下がるとともに、勉強になることがたくさんあります。

 

ヨガ講座

 

 当日も、体をほぐしながらトークもばっちりで参加者のかたも関心していました。
 最初はみんなでヨガマットやタオルの上に寝転んで先生が大切にされている、瞑想の時間からはじまり。最後、もう一度同じことをしてみたとき、みなさん

「気持ちよかった」

「なんだかわからないけど、いつもと違う感じがした」

「リラックスしていたみたい」

などの感想もきかれていたようです。
 ポーズも、シンプルながらウエストにもきゅっとききそうなポーズ!ヒザのケアにもつながりそうなほぐしかたやポーズも、それぞれに無理のないように目配りをされながら、つなげていきます。
 脳をスッキリさせるのにもききそうな呼吸の仕方を習う場面では、指の動き方に笑いがおこったりもしました。

 今回は、男性の方の参加やちょっと体をたくさんは動かせない方もいたのですが、それぞれ自分のペースで、かたかったり、ゆっくりだったり、体を動かす機会を楽しむことができたようです。
 皆さん輪になって瞑想から目を開けて、これもまたそれぞれのペースで起き上がり、最後にありがとうございますを言うころに、隣の部屋から何やら食欲をそそる香りが―!? (次回につづく)

 

カレー

▼コメントをどうぞ

顔の写真 小原宙子 さんのプロフィール・記事一覧はこちらら >>