facebook twitter email instagram website custom 
「いなか」と「とかい」のパイプウェブ :いなかパイプ

“次”を考えて動こう!

2月号 メールマガジン vol.109

発行:2022年2月17日

もくじ

[1] いなかマガジン執筆メンバーから「2月何しよる?」
[2] 1月に公開されたいなかマガジン
[3] コジコジの発信したい情報いろいろ
[4] 2月のいなかパイプ:“次”を考えて動こう!
[5] いなかをつなぐ!ちえみの生き方探訪
[6] ちかママ's 川とともに生きていく暮らし手帖
[7] ヨシオのいなか体験記
[8] いなかで働きたい!体験したい!きっかけリンク集

※とっても長いメルマガなのでスマホからだと全部表示されないこともあるようです。そんな方はこちらからご覧ください。

いなかマガジン執筆メンバーから「2月何しよる?」

民泊は時々稼働、直売所でのレジにシッターに生姜の加工作業にと、日替わりで仕事しています!オフシーズンの、冬は特に一本の仕事だけやっているのでは回らないので、多様な働き方をしています。これが楽しい〜!コミュニティも色々、作業も色々で、色んな経験ができて楽しいです!
寒さはまだありますが、春の訪れを楽しみにしながら過ごしています。四国88ヶ所歩き遍路はコロナ感染拡大で中止、再開後の体力低下を心配しています。 予測がつかない日々ですが、民泊と自身の体のメンテナンスに努めています。年賀状で切手シートが当たり、縁起が良いと喜んでいます。寅年の縁起もの切手で、手紙や葉書を出していこうと張りきっています。
私の食糧倉庫という名前の元耕作放棄地をちょっと掘り返すと、昔植えて忘れ去っていたじゃが芋や里芋、アメリカホドイモの子孫たちがもろっと出てきた。苗移植のはずが、同時にイモ類の収穫。田舎の「食べきれない」生活。山に山ほどある耕作放棄地が皆さんを待っている。 未完成のシェアハウスに住みながらシェアハウスと食糧倉庫を作っていきましょ。種や苗は分けてあげますよ。島好き、畑好きさん、いらっしゃい!
夏真っ盛りのニュージーランド。今年の年始は、ご近所エイベルタズマン国立公園でのシーカヤック&キャンプ、そして日本人にも有名なミルフォードトラックを歩いてきました!歩くのは実質3日間ですがその距離は全長54km。長いですが「世界一美しい散歩道」と謳われるのも納得な程、見所満載。どちらも晴天に恵まれ、最高に気持ち良いホリデーになりました!

1月に公開されたいなかマガジン

広井小学校
いなかパイプってカフェもやってるの? やってます!


児嶋 佑香(一般社団法人いなかパイプ
3
子育てはできるだけ他人に任せる

佐々倉 愛(こいのぼりHOUSE)
3お遍路で眺めた景色
ホームページ新たに気持ちも一新!!

和田 玲子(シェアハウス土佐指南家
01
高知市内に存在する「海の県道」を渡れ!

安澤 真希(かつおゲストハウス)
鯛料理jpeg
人生で初めて鯛をさばいてみた

児嶋 佑香(一般社団法人いなかパイプ
写真1
個人と組織と

小林美代子(NPO法人男木島の町並み保存推進協議会 みんなの輪)
古城までの道のり
いなかの冬は辛い!ウインターブルーを乗り越えられるのか

児嶋 佑香(一般社団法人いなかパイプ
池田湖で漕ぐ
リモートパイプスタッフな私のある1日

小川 知香(一般社団法人いなかパイプ

コジコジの発信したい情報いろいろ

管理機jpg
 2月に入りましたね。私がいなかパイプに入社して、そろそろ4ヶ月が経ちます。つい最近いなかインターンシップで、四万十町にやってきたばかりだと思っていたのに、時が経つのが早すぎて気持ちが追いつきません。

 わたしのいなかインターンシップの受け入れ先となったのは、地域の農業法人『株式会社しまんと流域野菜』。「未来を作る、有機野菜でつなぐ」をビジョンに、栽培期間中、農薬・化学肥料不使用の安心安全な野菜の栽培と販売をしている会社です。
 このとき、初めて管理機や草刈り機などを使って、わくわくしたのをよく覚えています。その後、いなかパイプに入社して、稲刈り、ゆず・人参芋・みかんの収穫・・・と、様々な農作業を経験しました。日々やりたい仕事を追求する中で、現在は農作業から離れていますが、これらは私にとって貴重な経験となりました。

 四万十町で暮らし、ここで仕事をする中で、辛いと思ったこともありました。宿舎が寒い、長い山道を降りなければ何もない、ガソリン代が高い・・・。

「そんなことは事前に確認すればちゃんとわかったはずなのに・・・」
「ずっといなか暮らしをしたいと思っていたのに合わなかったのかもしれない」

と、勢いでここに飛び込んでしまったことに後悔もしました。でもなんだかんだその生活に適応して、毎日を楽しんでいる自分がいます。そして、今は「こんなこともしたい」「あんなこともしたい」と自分の未来に胸をふくらませています。

 自分がやりたいと思っていることをやってみたからと言って、必ずしもそれが自分に合うとは限りません。しかしそれを経験することによって、やり方を工夫してみたり、全く別の道を選んだり・・・と、次のアクションを起こすことができるのだと思います。
「まずはやってみる」
それが大事なのではないかと私は思います。

 いなかパイプでは、いなかの暮らし、いなかの仕事を体験するのにぴったりなプログラムをご用意しています!ぜひご参加ください!

パイプウェブ会員募集
2/18(金)【オンライン】会員募集説明会開催:「いなか」からの情報発信を一緒にしませんか? 「パイプウェブ会員」募集します!
一般社団法人いなかパイプ
しまんと流域農業organic体験ツアー
3/13締切【高知・四万十】しまんと流域農業ツアー参加者募集中!
開催日:3月20日(日)~3月21日(月)
四万十流域農業インターンシップ
【いなか求人】四万十川のほとりで有機農業を学び、広げ、つなぐ、いなかリリーフ
四万十流域農業インターンシップ
【いなかインターンシップ】しまんと流域農業を学び、広げ、つなぐ
いなかインターンシップ
4/3締切【高知・四万十】いなかインターンシップ
開催日:4月10日(日)〜5月9日(月)
inakadoor_main-1024x535-1
4/3締切【高知・四万十】いなかドア
開催日:4月10日(日)〜4月16日(土)

2月のいなかパイプ:“次”を考えて動こう!

宗田節

 こんにちは!いなかパイプ事務局のササクラレオです。
 あけまして~から早くも1ヶ月。鬼は外!って追いやって、逃げると言われる2月になんとかついて行けるように暮らす日々を送っています。
 高知・四万十は、毎朝霜が降り車のフロントガラスが凍ったり、先日は雪がふったりと寒い冬真っ只中です。
 そんな季節のお仕事は、山では栗の木の剪定作業。海では天然スジアオノリ の収穫を先日やり、ひっそりと新商品ができました。季節とともに、一次産業とともに生きる「いなか」暮らしの日常を実践しております。
 みなさんはどんな2月をお過ごしでしょうか?

 2月といえば、年度末が近づき、3月末までのお仕事が一区切りしたりして、仕事の“次”を考えたり、“次”を決めて決断したりする時期かと思います。いなかパイプも“次”を考えて、動き始めていますし、“次”を考えて動き始める人々の問い合わせも増えます。

 私たちが暮らす地区では、いなかパイプも関わって「しまんと流域農業organicプロジェクト」という農業しにくい中山間地域で、有機農業に従事していく人を増やしていこう!というプロジェクトが始まりました。
 いなかパイプの役割は、1泊2日、2930日、1年間という期間で行う研修の企画・募集・コーディネートです。現在、4月から始まる研修の参加者を募集中です。
 
 “次”を考えて転職!と考え、フィールドとして「いなか」へ!と思った時のハードルは、「いなか」が未知すぎて不安すぎる!ということではないかと思います。
 どんだけ不便なの? どんなところに住めるの? どんな仕事があるの? その仕事、私できるの?? そして、「いなか」に行ったとして私はずっとそこに暮らすのか? その後の人生はどうなるの??
 簡単に想像できる“来る人々”の不安感、わかります!でもやはり、そんな不安を乗り越えたり、あんまり深く考えてない人々がひょいっと「いなか」に来ちゃってる現状はありますね。

 とはいえ、この不安感をできるだけ軽減しつつ、できるだけ多くの人に「いなか」に来てほしい! そしてミスマッチをできるだけなくしたい! と思うので、いなかパイプではコーディネーターが面談し要望をききながらやりとりを継続するところから、来たらパッと住める宿舎を用意し、仕事ができるかどうかを確かめてもらうために、1ヶ月働いてみてもらうインターンシップを実施しています。

 新しく始まった農業プロジェクトでも、本当はずっと農業をやり続けてくれる人を増やしたいのだけれど、いきなり違う土地から来た人が、ずっと農業をやり続ける決断を最初からするのは無理があると思うので、まずは研修生から!ということにしています。
 1泊2日で見学して、チャレンジしてみたいと思ったら2930日で住んでみて、働いてみて、住み続けられそう、農業やり続けられそうだったら、今度は1年間過ごしてみる。さらに、続けて農業したい!となれば雇われて農業することができる。

 「いなか」としては、ずっと働いてほしい!後継者がほしい!という思いがあります。でも、働く人としては、働く前から後継者になります!ずっと働きます!なんて言いきれないし、そもそもずっとそこで働くかなんてわからない、という人の方が多いと思います。
 だからいなかパイプとしては、ずっと働かなくてもいい!後継者にならなくてもいい!でも、中継者になってね!と言っています。
 「中継者」とは、今働く人と、後継者になる人とのつなぎ役というポジションです。

 働く人がいなくなって、今にもなくなってしまいそうな「いなか産業」がたくさんあります。そういった「いなか」の仕事をなくさないために、1年でも2年でも、つなぎ役となって働いてくれる人・中継者をいなかパイプとしては募集しています。
 そうやって「いなか」の仕事をつないでいかないと、本当に人員不足で私たちが残したいと思っている「いなか産業」がなくなってしまいます。

 先に話した農業のみならず、最近増えた働き先として、高知の西の端・土佐清水市に100年以上続く、ソウダガツオを加工して宗田節をつくる会社があります。
 70歳を過ぎた地元のお母さんたちが、高齢だから辞めたい~と言いながらも、その仕事をつないでくれる人がいないために、頑張って働いています。そんな現場に今月から20代の若者が飛び込み働き始めました。
 この若者はいなかパイプに来て、インターン後に働き始めてみて、

「働いてみたけれど、やはり私がやりたいと思うことは出てこないから、こんな私でもお役に立てることがあるなら何でもやってみたいと思います」

と言い、急に人手不足となった農家さんで働いた後、今度は海の現場へ向かい、高齢で働く地元のお母さんたちのお役に立っています。

 “次”を考えて動こうとしたとき、「自分は何がやりたいのか」という問いはもちろん大事だけれど、それだけじゃなく「誰の役に立ちたいのか」という問いを持って動くことが大事だと思います。
 仕事とは、誰かの役に立っているからこそ、その対価としてお金がもらえているわけです。自分の都合ばかり考えていると働き先はなくなっていくだろうし、相手のことばかり考えていると自分が苦しくなることが起こると思います。
 仕事探しは、自分と相手のことをバランスよく考えて、はじめていい仕事が見つかった!ということになるんだと思っています。

 でも、そこを見つけていくのは意外と難しかったりします。なので「自分は何がやりたいのか」という問いにパッと答えられない人は、まずは「誰の役に立ちたいのか」を先に考えて動いてみたらいいでしょう。

 いなかパイプでは「いなかの人々の役に立ちたい!」と思って一緒に働いてくれる人を探しています。
 その「いなか」も、高知・四万十のみならず、愛媛・広島・沖縄・北海道・・・と全国に広がろうとしています。「人がいなくて困った!」という「いなか」が全国にあるからです。

 “次”を考えて動こうとしているあなた!あなたがやりたいことはなんですか? 誰の役に立ちたいと思っていますか?
 もしやりたいことがないならば、ぜひ「いなか」で暮らす人々の役に立つことをやってほしいです。いなかパイプにはそんなお仕事がたくさんあります。
 そんな方が来るのをお待ちしながら、いなかパイプの“次”を考える今日この頃です。

いなかをつなぐ!ちえみの生き方探訪

IMG_5092
 先日、家の裏庭で焚き火をしました。自分でおこした火で食べ物を暖めるという行為には不思議と生物としての手応えを感じます。
 こんな楽しみ方も、去年四万十でインターンに参加された方と過ごす中で教えてもらったもの。
 私の人生はフラフラと何も積み重ねてないように思えて落ち込むこともありますが、そんな時に思い浮かべるのは「Connecting Dots」という言葉です。
「先を見通して点をつなぐことはできない。振り返ってつなぐことしかできない。だから将来何らかの形で点がつながると信じること」
 この道がどこへつながるのか皆目わかりませんが、点を打ち続けていくのだとほかほかのホットサンドを食べながら考えました。

slide-img_1
『いなかをつなぐ商品』を食べて、いなかの”しごと”応援お願いします!
国産シロアシエビ・たまごサブレ・紅茶サブレ・無農薬紅茶など注文受付中!
いなかをつなぐおやつ
一緒にやりたい人募集!
いなかつなぐハケン組合

ちかママ's 川とともに生きていく暮らし手帖

たこあげ
 2月になりました。1月は比較的リズムよくいなかパイプのwebチームで週1のミーティングができました。
 4月から、パイプウェブ編集部を新しい形にして再スタートする準備をしているのですが、あらためてパイプウェブで何を発信していくのか?と言うところを話したりしています。

 4月からのスタートに向けて、私は具体的に「これからやること」が気になって、作業的な確認が多くなりがちなのですが、この間のミーティングで、色々な「やること」について話していたときにふと、
「やる気が出ないと進まない〜」
と言う意見が出て、
「確かに〜」
と思ってしまいました。(こんな会話ができるなんていい会社だ〜と勝手に思っています。笑)

 webチームのミーティング、場合によっては「やること」がほとんど話されずに、外部の人が見たらずっと雑談してるじゃないか。と言うようなときも多々あるのですが、でも不思議と、何も決まらなかったミーティングが終わって、煮詰まっていたことが動き出すことがあります。

「そんなこと言ってないで、いいからやってー!」
とレオさんに言われることはもちろんあり、雑談ばかりでもダメですが、人を惹きつけるものを作っていくには、作業ではなく、思いを発信していかないといけないしな〜バランスが大事だな。と感じて、来週のミーティングはもっと思ったことや感じたことを話してみよう。なんて思いました。

 というわけで、4月からの新しい「パイプウェブ会員」も募集します!いなかインフルエンサー募集中です!
 下記リンクにてお知らせしていますので、興味のある方はまずは説明会に参加かお問合せください〜。一緒にいなか発信してくれる仲間をお待ちしています。

パイプウェブ会員募集
2/18(金)【オンライン】会員募集説明会開催:「いなか」からの情報発信を一緒にしませんか? 「パイプウェブ会員」募集します!
一般社団法人いなかパイプ

ヨシオのいなか体験記

栗の剪定
 
 1月に入って栗の剪定のお仕事が始まりました。
 僕たちの暮らしている四万十川中流域では、栗の栽培に力をいれています。生産から加工、販売まで四万十ですべてできる流れができていて、質の良い栗も作ることができる恵まれた環境です。
 この地域の流れの中で一番のネックは、生産者の高齢化で、作っていく人が不足していること。 いなかパイプはこの地域の「困った」をお手伝しています。

 僕が8年前にこの地域に来たとき、農業の仕事を前のめりでするイメージはありませんでしたが 、今となっては自分の畑や田んぼ作りに飽き足らず、森を育てることにも興味がでてきて、少しずつ準備を進めています。

 栗の仕事は僕にとっては、山と関わる最初の一歩。毎日栗の木と向き合う時間はとても充実しています。
 今年も人や自然と向き合う暮らしを楽しめそう。

四万十流域農業インターンシップ
【いなか求人】四万十川のほとりで有機農業を学び、広げ、つなぐ、いなかリリーフ

いなかで働きたい!体験したい!きっかけリンク集

 新型コロナの影響で、どの「いなか」も受け入れが難しいご時勢になっていますが、これからの生き方・働き方・暮らし方を考えたいあなたへ、そのきっかけとなる機会をご案内できたらと思っています。
「いなか暮らしを体験してみたい」
「いなかで自分らしく働きたい!」
「興味はあるけど暮らしていけるか不安」
など、いなかの暮らしや仕事に関する様々な相談をコーディネーターがお聞きします。まずは気軽にお問い合わせください。

「いなか」で住んでみたい、働いてみたい方へ:お仕事あります!
学びたい、体験したい!という方へ:短期から長期まで経験できます!
泊まりに行きたい!という方へ:ゲストハウスやシェアハウスあります!
遊びに行きたい!という方へ:気軽に遊びに来てくさい!
応援したい!という方へ:買うということを通じて、いなかの“しごと”を応援してください!