声優・小野大輔さんの実家へ行ってみた

顔の写真
執筆者 安澤真希
所 属かつおゲストハウス

2015/11/13

 

 声優・小野大輔さんをご存知でしょうか。今回はその方のご実家(高知県佐川町)に行ってきた時のお話です。

 ことのきっかけは、かつおゲストハウスのヘルパーさんでした。台湾の大学で日本語を勉強している香港人のキャロルちゃんが、小野大輔(通称:小野D)さんの過激なファンだったんですね。

 

キャロル

 

 聞けば、小野大輔さんは、日本を代表するアニメ作品の声優としてひっぱりだこのウルトラ有名人らしく、出演作はこんな感じでかなりアツイッッ。

 

黒執事

黒執事

 

ばからもん

ばからもん

 

ジョジョの奇妙な冒険

ジョジョの奇妙な冒険

 

進撃の巨人

進撃の巨人

 

しかも高知県佐川町出身だそうで、私の中のまんが偉人レベルはやなせたかし先生級に急浮上。

小野大輔

 

 ちなみに高知といえば漫画王国で、やなせたかし先生や横山隆一先生をはじめ、原たいら先生、安倍夜郎先生、くさか里樹先生、西原理恵子先生、弓月光先生、村岡マサヒロ先生などなどたくさんの偉人を輩出しているわけで。また、高知出身の声優でいうと、島本須美さんの知名度が圧倒的。代表的な作品に風の谷のナウシカ(ナウシカ)やカリオストロの城(クラリス)、めぞん一刻(音無響子)、スプーンおばさん(ルウリィ)、小公女セーラ(セーラ)なんかが有名で(父も知り合いだったというご縁もあり)私は熱烈なファンです。

 

 話がそれちゃいましたが、キャロルがかつおゲストハウスのヘルパーになった理由は、彼女は否定しますが、ほぼほぼ小野大輔さん目当てだったと私は思っています(笑)。ただ、キャロルの日本語が上手なのも、高知にこうやって来てくれたのも、全ては小野Dのおかげなわけで。高知大使館を名乗っておきながら小野Dのことを知らなかった自分に喝を入れるためにも、今回はキャロル先生に最近のジャパンアニメについてとことん教えていただきました。

 

小野大輔

 

 そうしたら隠しもっていた小野Dグッズがザックザックでてきました。進撃の巨人のDVDを見せられ、雑誌を読まされ、違法サイトも教えてもらいながら、小野Dの実家である家具屋さんも教わり、じゃあ佐川町にあるらしい実家「小野家具」へ行ってみようということになり、車を走らせました。とはいえいきなり進撃するのも気が引けるので、佐川町の名物うどん店「とがのの藤家」さんで情報収集してからお邪魔することにしました。

 

とがのの藤家

 

とがのの藤家

 

 案の定、とがのの藤家の大将である藤本さんは、小野Dのご実家である「小野家具」店のご夫婦とお知り合いで、小野Dのサインを頂いたばかりだとか。一番不安に思っていた「いきなり見学に行っても失礼じゃないか?」「家具は買わなくて大丈夫なのか?」という点も問題ないらしく、むしろママDが丁寧に対応してくれる、小野DとパパDはソックリだから会えるとラッキーという安心情報をいただき、心置きなく美味しいうどんをたいらげ(肉ぶっかけ)、小野家具店に進撃したのであります。

 

 小野家具

 

「小野家具」は西佐川の駅付近にありました。感激のあまり震えるキャロル。ここは私が、と勇気を出して

 

私   「すいません〜」

ママD 「はーい」

私   「小野大輔さんのファンの方が見学されたいとのことで、連れてうかがいました」

ママD 「そうでしたか、まぁわざわざ、ちなみにどちらから?」

私   「香港です」

ママD 「まあっ、そんな遠いところから。日本語上手ですね」

私   「いえ、私は日本人で高知のものです」

ママD 「…??(混乱)」

キャロル「はじめまして、こんにちは」

ママD 「えっとーーー… まぁまぁお座りください」

私   「恐縮です」

ママD 「今日は暑いでしょ、これでも飲んでください」

私   「え!?ごっくん馬路村!?いいんですか!?」

ママD 「どうぞどうぞ。最近は外国の方もちらほらおいでになられるんですよ。昨日は東京から3人も」

私   「えぇ!?そんなに!?」

ママD 「ところで、大輔のどの作品が好きなの?」

キャロル「どれも好きですが、黒執事が特に…」

ママD 「私も黒執事役の声が一番好きでねぇ〜。はい、これ。大輔のインタビュー記事…」

 

…この後約15分ほど小野Dについてのありがたいお話を頂戴し

 

ママD  「これお土産、佐川富士見郵便局のポストカードと小野家具店のステッカー」

キャロル、私「お土産まで!?い、いいんですか!?ありがとうございます!!!!!!!!!!」

ママD  「あ、最後にこれ、大輔の幼いころの手形です。私の顔はダメだけど、コレはいいから」

キャロル 「おぉぉおぉ!!!!!!!」

ママD  「これからも応援、よろしくお願いしますね」

キャロル 「まんさいのトークライブに参加しに、また高知に必ず来ます(涙)!!!!!」

 

小野大輔

 

小野大輔

 

小野大輔

 

 というわけで、小野Dの一番のファンはママDだということが発覚し、そしてますます小野大輔さんのことが好きになり、2人で手を合わせながらご実家をあとにしたのでした。そして後日、再び来日来高したキャロルは、抽選で当てた小野大輔さんのライブチケットを握りしめ、コスプレ姿でイベント「まんさい」に出かけてきました。かくいう私は、抽選が外れて参加すらさせてもらえませんでした。ゴーン

 

 それにしても、高知市から車で1時間ほどかかる佐川町に、日本はもとより海外からわざわざ訪れるなんて、とっても嬉しいですよね。ましてや「まんさい」で開催された小野大輔さんのライブには、抽選が当たった1500人もの人が来高しています。その日はかつおゲストハウスももちろん満室で、キャロルがハリーポッターみたいな?(ハリーポッターではないらしい)コスプレをして盛り上がりました。日本のアニメって、オタクって、そして漫画文化発祥の地とも言える高知って、やっぱり宝です。誇りに思います。そして佐川町といえば、司牡丹や佐川地質館、桜、牧野富太郎の出身地が有名ですが、小野大輔さんの実家も、やなせたかしさんが産まれた香北町と同じように、観光パンフレットに掲載される日が近いかもしれません。そんな日を夢見て、今夜も進撃の巨人を観ようと思いますっ!

 そうそう、キャロルはこれから山口県の大学に進学し、日本語をもっともっと勉強するそうです。夏休みにはまた高知に、かつおゲストハウスに戻ってきてくれるかな。高知を愛してくれてありがとう!!!!

 

かつおゲストハウス

 

コスプレ

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