この度、かつおゲストハウスでは、旅行者へのおもてなしを一緒に手伝ってくれるスタッフを募集することになりました。この記事を読んで、興味をもってくださったならぜひご応募くださいね。
さて、かつおゲストハウスがオープンして8年が経ちました。そして2018年8月に、新館を隣の敷地に新築することができました。編集者として馬車馬のように働き、寝て食べて働いてを繰り返していただけの私が、「かつおゲストハウス」をはじめて、ようやくゆとりある理想の生活ができはじめました。まさに、夢みたいな毎日を過ごすことができています。
▲ハンモックで「女性の品格」を読む私。
こんな優雅な時間ははじめてと幸せをかみしている
旅行者と出会い、語りを365日繰り返しながら、旅先の話を聞いたり、人生の岐路にたった人の大切な時間にたちあったり、自分が知り得ないジャンルのお話を伺えたり、人生の教訓を教えてもらったり、元シェフにご飯を作ってもらったり。しかもそれが大好きな場所・高知県を舞台に繰り広げられているとなれば、はっきり言って私にとっては良いことしかありません。素敵な状態だと思います。 だからこそ、他の人にもこの夢みたいな時間を共有して欲しい。高知の魅力を一緒に伝えて欲しい。そう思っています。
そこで、かつおゲストハウスでは、一緒にハッピーに働けるヘルパーさんを募集します。
と、その前に。 「かつおゲストハウスって一体何ですか?」 申し遅れました。よくかつおが食べられる居酒屋とか魚屋によく間違われるのですが、違います。旅人が集まる「お宿」です。そしてその宿の女将が、つまり私・安澤真希です。少し私と宿のことをお話しておきますね。
高知の大使館にようなお宿。それが「かつおゲストハウス」。
繰り返しになりますが、私はタウン誌の編集者でした。編集者としての8年半を、ほぼ高知県内の取材にささげました。たくさんの起業家さんや職人さん、オーナーさんを取材していると、いつしか「私も自分の箱(店)が欲しいな」と思うようになり、「自分は何がしたいのか」ではなく「自分に何が出来るのか」という風に培ってきたものを見直してみた結果、ゲストハウス経営に挑戦することにしました。無論、編集者としての経験を宿にも活かしていて、宿のコンセプトを高知県一色に編集! ゲストにかつおの美味しいお店を紹介するときも、「かつおは塩とタレどちらが食べたいのか?」「誰とどのようなシチュエーションでかつおをたべるのか?」「昼、夜どちらに食べるのか?」「子連れなのか?」「藁焼き体験がしたいのか?」など、細かくリサーチして、頭の中にあるデータベースからピックアップしています。ノープランで訪れた旅人には、観光ルートを15分程度で作ってしまいます。沢田マンションなど裏観光スポットの案内も行っています。ちなみに、実は海外も30カ国旅をしていて、その経験もゲストとの会話の中で活きています。
▲沢田マンションを案内する私。 ツアーの度に沢マンが変化しているので私も大はしゃぎ
こんな高知と旅が好きな私がはじめた「かつおゲストハウス」は、例えるなら「高知大使館」のようなお宿です。かつおの群れが泳ぐ海の中をイメージした「かつおルーム」をはじめ、ハンモックやゆずのアロマオイルを備えた「ゆずルーム」、宴会やセミナーにも利用できる「おきゃくルーム」など、ユニークな部屋ばかり。他にも「しまんトイレ」や「むろトイレ」、「桂浜の湯」など、ゲストハウスに遊びにくるだけで、高知の東から西を旅行した気分になれるよう企画しています。
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▲かつおルーム -
▲龍馬風呂
かつおルームとゆずルームで高知の特産品もしっかりPR! 龍馬風呂は子どもだけでなく大人も大はしゃぎ♪
▲ゆずルーム
また、隣の実家から父が日本酒をもってきておきゃくしたり、母が土佐弁大爆発で旬のフルーツやおにぎりをサービスしたりと、高知の「人」ときちんと触れ合えることも魅力です。
こんな感じで、大好きな高知で、「高知って面白い!」とたくさん言ってもらえる、やりがいのある仕事ができる毎日。旅人だった私が、今は女将として旅行者を受け入れ側にたち、たくさんの旅人たちの旅の一部になっているということにも、不思議な縁を感じています。そして、高知の魅力を伝え、また高知へ来たい、今度は県西部へ、県東部 へ行ってみたい、果ては高知へ移住したい、と言ってくれる旅行者と出会い、そんな彼らの高知旅の一部となって、「高知ファン」を増やすことがゲストハウスを営む醍醐味だと感じています。
だからこそ、私と同じくらい高知が大好きな人に、かつおゲストハウスで一緒に働いてほしい。そう思っています。
父・正道。宴会担当。果樹試験場勤務。英語まぁまぁOK!-
母・澄子。おにぎり担当。掃除好き。昼寝好き。 -
ゴマ。柴犬。8年前、福井県から高知県へ移住。ゲストが来たら吠えて知らせてくれます。
ただ、本音を告白すると、実際の仕事は大変です。
例えば、ほんの一例でしかありませんが、私のとある1日を紹介します。
ゲストハウスの1日
●16:00~20:00 お出迎えゲストのチェックイン(16:00~20:00)にあわせてスタンバイ。 しかーし、到着予定時間に来なかったり早く来たりとゲストの動きは未知! 到着したゲストさんには、かつおゲストハウスツアーでもてなし。「スゴーイ!カワイー!オモシローイ!」と、ゲストをいかに喜ばすか工夫を凝らして紹介。 |
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●16:00~20:00 観光案内ゲストの希望に合わせた旅のコンサルタントを実施。魅力的な観光スポットをたくさん紹介し、また高知へ来てもらえるよう種をまいておく。 |
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●19:00~深夜0時 夕飯夕食は、高知の食文化&酒文化に触れてほしいので居酒屋などを案内。その流れでゲストと一緒に食べにいくことも多々・・・ しかし連日の飲み会に胃薬を飲むことも(TT)
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●22:00 入浴シャワールームは3つ。この時間帯になると入浴争奪戦が勃発!帰宅が0時すぎるゲストや団体ゲストには、ぽかぽか温泉や銭湯を事前に紹介しておく。 |
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●23:00 しっぽりお茶タイム消灯近くなると、ブンタンを剥いたり、お茶を飲んだり、相談を受けたり、翌日の観光プランを見直したりと、ゆったりとした時間が流れる。 |
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●深夜0:00 消灯まだ帰宅してないゲストもいる中、ひとまず消灯☆ 火の元をチェックして、高知の夜の街から無事に帰ってきてくれることを祈りながら就寝・・・Zzz |
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●翌朝8:00 朝の挨拶起床。ゲストと一緒にコーヒーを飲んだり、雑談したり、またまた悩みを聞いたり、2日酔いを介抱したりと、色んな朝を迎えます。 |
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●10:00 お見送りゲストの出発にあわせてお見送り。別れ際はいつも寂しい。「さよなら」じゃなくて「いってらっしゃ~い!!」 |
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●10:30 布団の上げ下げ宿の清掃タイムスタート! 掃除はたっぷり2時間コース! 布団をあげたり下げたり干したり、かなりの重労働。シーツははぎとって洗濯4回転! |
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●11:00 掃除全部屋の掃除機&ぞうきんがけ、お風呂やトイレのタイル磨き。客室はもちろんキッチン、玄関、水回り、庭と隅々まで。 |
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●12:00 洗濯洗ったシーツや布団を天日干しに。干して取り込んでと、やっぱりかなりの重労働。ゴミの分別やゴミだしも忘れずに。 |
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●13:00 イベントママさん会やセミナーなど、お昼にイベントが入る場合はセッティング。沢マンなどのツアーを開催する場合もあり。特になにもなければ昼寝タイム・・・ |
この他にも、予約の対応、HPの更新、販促媒体の制作、営業、収支計算などなど、仕事は盛りだくさんなのです・・・
こんな毎日、どうですか? 大変そう? 面白そう?
良くも悪くも、ゲストハウスは、笑い、悩み、悲しみ、楽しみ・・・ 様々な人種の人が感情をあらわに通り過ぎる、まさに人生の縮図のような場所。ゲストハウスにいればたくさんの経験をすることができます。例えば、どんな経験ができるかというと、
①世界中に友達ができる ②その道のプロフェッショナルに出会える ③人脈を作れる ④高知ライフを体験できる ⑤やってみたいことを宿を通じて実践できる ・・・などなど。
そして、ゲストハウス業に向いている人はこんなタイプの人です。
- ①人の話を「聞く」能力がたけている人。
- お話好きな人、話が苦手な人、話したいけど話せない人、話すぎる人・・・ とにかく色んな人の話を「丁寧に」聞いてあげることが求められます。輪に入れない人を気にかけたり、一緒にとけ込めるようにしたり、空気をよめる力も必要でしょう。この点は、思いやりの心やホスピタリティ精神、好奇心が強い人はなんなくクリアできると思います。
- ②そして「高知が好き」であること。
- かつおゲストハウスのコンセプトは「高知大使館」です。高知を愛しているからこそ紹介できる高知の魅力がたくさんあるので、自分の言葉で高知の良さをPRできる人でないと、ゲストに高知の魅力が伝わらないと思います。
- ③「ポジティブ&タフ」であること。
- 365日、他人とコミュニケーションをとり続けるわけですから、精神力が強くないと続きません。また、夜は晩酌を相手することも多くなりますし、健康管理もしっかりできる人が求められます。
- ④「掃除&キレイ好き」「倹約家」であることは、お宿業にとっては必要最低条件でしょう。
- ⑤「段取り上手」さんは大好物です。
- ゲストの中には寝坊したり、夜中に騒いだり、料金を支払うのを忘れたり、お風呂の水が出しっ放しだったり、酔ってケガして帰ってきたりと、トラブルもあります。だから、先のことまで考えて段取りよく、かつテキパキと動ける人は、トラブルをふせぎ、あらゆる困難や業務に素早く対応できるので、安心して仕事が任せられると思っています。
色々生意気なことをいいましたが、私も1年やってきて、時にはゲストとの時間が辛いと感じる時もあります。年上や年下、自分とはまったく違うタイプの人たちと一緒にいることは、決して居心地がよくはありません。ただ、その辛さは自分が成長している証拠でもあり、宿での経験を経て克服さえすれば、そのワールドは自分のフィールドになり世界が広がっています。なので、一緒にお仕事していただける方には、かつおゲストハウスでたくさんのゲストとチーズのような濃厚な毎日を過ごしながら、人間力と視野を広げて欲しいと思っています。そして、高知の魅力を体感したくさんの人に伝えて欲しいと思っています。あわよくば高知で素敵な男性と出会い結婚し、移住していただけると本望です。私も応援します!
というわけで、かつおゲストハウスで働きたい! 学びたい! 経験値あげたい! 高知に住みたい! と思って頂ける方からのご応募をお待ちしています! ぜひかつおゲストハウスの看板スタッフになって頂けると嬉しいです♪ どうぞよろしくお願いします。
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かつおゲストハウス初めてのゲストは、まさかの「明和電機」の皆さん。
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ゲストから沢山のメッセージを頂き、毎回泣けてきます。
募集要項
職種 | ゲストハウスのヘルパー、エクスチェンジスタッフ |
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業務内容 |
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勤務時間 |
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休日休暇 | 週休2日(長期ヘルパーのみ) |
待遇 |
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住まい |
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場所 | かつおゲストハウス( 高知県高知市比島町 ) |
ヘルパー開始 |
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採用予定 | 3名 |
応募条件 |
以下のすべての項目に該当する方を対象にします
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選考方法 | 一次審査:書類審査/随時 二次審査:高知市での面接かLINE面接(書類選考させて頂き、後日ご連絡差し上げます) |
事前に必ずお読みください
- 「ヘルパーの滞在について」
- 1.ヘルパーの滞在とは、アルバイト契約とは違い、基本的にはボランティア的な感覚で、「宿の仕事のお手伝い」と「無料の宿泊」の交換条件に基づいています。賃金の支給は基本的にありませんが、かつおゲストハウスでは滞在場所と謝礼を準備させていただきます。
- 2.かつおゲストハウスは高知移住者を応援しております。ヘルパーとして滞在する期間を、高知移住への準備期間として活用いただけると幸いです。
- 3.ヘルパーの方は業務時間外に、観光やイベントへの参加はもちろん、アルバイトや就職活動、家探しも可能です。自由にお過ごしください。
- 4.勤務日数は週5日間(2日間は休日)ですが、他のヘルパー、又はスタッフとの分担作業となりますので、休日についてはこちらでシフトを決めさせていただきます。ご希望がある場合には、なるべくお早めにお知らせください。
- 5.期間中の体調は自己でしっかり管理してください。ゲストハウス業務は肉体労働ですので、体力的に不安がある方にはおすすめしません。また、毎日異なる方とコミュニケーションをとりますので、精神的に不安がある方にはおすすめしません。
- 6.滞在中は、全て個人の責任において行動していただきます。ゲストハウスの備品の破損、損害の責任は個人に帰し、勤務中や滞在中に起こった事故などについては当方は一切の責任を負いません。
- 7.滞在中、万が一お手持ちの物が盗難にあった場合、当方では一切の責任を負いかねますので十分にご注意ください。
- 8.滞在中、ゲストとの間に大きなトラブルが発生した場合や、当宿に不利益な事態が発生した場合は、滞在ならびにヘルパー業務の継続をお断りする場合があります。