浜呑み・浜飯を知ってるか?!

2012/07/01

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執筆者 真鍋邦大
所 属株式会社459

こんにちはー!!こちら小豆島町の真鍋です!
今日は島からのレポートをお届けしますよー!
さてさて、皆さん、小豆島ってご存知ですか?

 

もちろん、知ってますよね。瀬戸内海に浮かぶ香川県の島です。
香川県には人が暮らす有人の島が24島あるんですが、その中で最大の島です。
オリーブの名産地として有名ですねー。あとは二十四の瞳でしょうかね。

 

でもでも、それ以外にも400年の歴史を持つ杉桶の醤油や天日干しの素麺、
あとはその醤油を使った佃煮など素晴らしい食材に溢れた豊かな島です!
それと同時に自慢できるのが、やっぱり風光明媚な自然ですね。
この狭い島の中に800メートル級の山があるんですよ!
東京の高尾山は都内の登山の名勝として有名ですが、高尾山は600メートルそこそこですからね。
この狭い島の中に800メートル級の山があるというのは、
あるアーティストさんに言わせれば本当に奇跡的だそうです。
海と山が共存し、少し海を眺めれば島が折り重なる本当に美しい自然の残る豊かな島です。

さてさて、私は今年の6月に東京から小豆島に移住し、新しい暮らしを始めました。
元々生まれも育ちも高松なのですが、地元へ帰ると見せかけて小豆島で立ち止まってやりました。
色々な理由はあるのですが、単純にこの自然とそこに住む人たちに魅せられたんですかねー。
ただじゃあ、地元へ帰らねーぞ、って感じになりました。
そして、私の家のロケーションがまた良いんです!!
なんと、海まで徒歩1分、山まで徒歩5分!もう脅威のロケーションとしか言いようがありません。
東京と地元香川、そして瀬戸内海の島々を行き来するようになって以来、本当に「豊かさ」って何やろう?って考えさせられます。
かつては金銭的価値と結びつけられることが多かったと思いますが、もうそういう時代ではないですよね。
人が評価する物差しは増えているし、定義づけはかなり難しくなっていると思います。
このロケーションを豊かと言わずして何というんでしょうか!

 

 

 

そして、こんな島だからこそ出来る楽しみがあるんです。
それがタイトルでも触れた浜呑み・浜飯です!
これはもう絶対にお金じゃ買えない豊かさです!
先日の夜なんかまさにそうですよ。もうFacebookにアップした日にゃ、一気にいいね!が並びましたよ。
皆んな、こういうのを求めてるんだなーってことがよく分かりました。
その様子を少しレポートしましょうか。
先日の浜呑み・浜飯は生粋の島人、移住者、旅の通りすがりの人、
一時滞在中のアーティストさん、小さなお子ちゃま達、もう年齢も性別も国籍も関係なく気付いた時には30名近くが浜辺に集まる、
ちょいと大きな浜呑み・浜飯となりました!

最初は、瀬戸内海に夕陽が沈む時間に合わせてごぞごぞとレジャーマットと机を持ち出し、
「とりあえず乾杯しよかぁ。」って会が始まるんです。
全く力みがない。だって普通のことだから。
見て下さいよ、この写真。いつもの食卓が浜に出て来ただけです笑

 

 

 

ご飯も見て下さいよ。分かるかなぁ。
小豆島は皆んなが一品持ち寄りってスタイルが多いんですが、買ってくるんじゃないんです。
家で素麺をパスタ風にアレンジしたのを作ったり、朝採れのイカや貝を調理してパエリアにしてみたり、
肉を焼いたりして持って来るんです!あっ、こないだは肉もそのまま生肉を持って来て、
浜辺でグリルしてました!だから、卓上に並ぶのが自分ちの鍋だし、いつものお盆にお皿だし、
普段の食卓が家の中ではなく浜になっただけなんです。

 

 

そして、夜が更けて来ると今度は明かりが必要ですよね。
で、どうするかと言うと、ライターではなく自分たちの手で火を起こすんです!
そんな事が出来る人が島にはいるんですよね。皆さん、どこかで見覚えがあるようなあの木と木を擦り合わせるやつです。
あの手法で本当に種火を起こし、大きな火にしてしまうのです。これ、実際に見ると感動しますよ。
火の精霊が舞い降りて来るらしいです。

 

 

そして、飲み食いしてお腹が落ち着いた頃にはどこからともなくバイオリンやギターの音色が聞こえて来るんです。
島には何故か色々な特技を持つ方がいらっしゃって、それをお披露目してくれるんですねー。
まさに野外演奏会!そして、当然のことながら浜辺ですから、絶え間なく波の音が響き渡り、
水面にはフェリーや対岸のライトが揺れている訳です。
写真にも水面に揺らめく光が映ってますねぇ。

 

 

これを「豊か」と言わずして何と言うんでしょう。
自然と寄り添いながら、自分たちで拵えた食べ物と、自分たちが創り出す音楽で、心を満たしゆく。
しかも全く力みがない。これこそが島暮らしの真骨頂なのだと感じましたし、
「田舎の当たり前は都会の特別」を改めて感じる時間でしたね。
これまで日の目を見ることのなかった「田舎の当たり前」が、こうやって表舞台に立ち始めたんかなーと思います。
この記事を読んでますます島暮らしに憧れを頂いた方もいるんではないでしょうか??
小豆島は今年、日本アカデミーで10冠を受賞した『八日目の蝉』の舞台でした。
来年は瀬戸内国際芸術祭も待ち構えています。小豆島はきっと大変な盛り上がりになりますよぉ。
島をちょっとでも知りたいと思った方、小豆島はあなたをお待ちしておりますよ!!
是非是非、お越し下さいー!

 

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