雨には雨の遊び方
2012/09/10
8月のみまき自然の学校は、
源池公園という公園で、
みんなで料理をする予定だった。
ところが、
前日からの雨が朝になってもやまなかったため、
断念して中止にした。
基本的には雨でも開催するのが、
みまき自然の学校のスタイルなのだが、
準備していた内容が料理だったため、
雨ではさすがに料理は出来ない。
よって今回は正式な活動は中止とした。
(写真は6月の活動の際の源池公園の様子)
ただし、
雨ニモマケズの心意気で、
「雨の中でも遊びたい家族は集合!」
という声掛けをしていたら、
3家族が集まったので、
今月は”プチ開催”ということで、
気張らずに活動することにした。
タイムスケジュールや先の流れは特に決めずに、
その場で天気の様子や子供たちの様子を見ながら、
臨機応変に対応した。
朝の段階では大雨が降っていたから、
バケツをひっくり返したような、
大雨の中遊ぶことになるかもしれないし、
水たまりでビショビショのドロドロになるかもしれないし、
どんなに汚れてもいい覚悟で来るようにと伝えていた。
服装は、雨を万全に防げる雨具か、
どんなに濡れても平気な水着か、
両極端のどちらかを用意して、
着替えもいっぱい持参するように連絡した。
まさに雨に正面から向かっていく姿勢である。
「雨で遊ぶぞ!」という潔い決心だ!
そんな感じで意気込んでいたのだけれど、
意外なことに集合予定時刻になったら、
雨はほとんどあがってしまった。
肩透かしをくらって、
“大雨の中遊ぶ”という、
ワクワクな体験が出来ずにちょっと残念だった。
ただし、
源池公園にはでっかい水たまりが出来ていたり、
田んぼの用水路は勢いよく水が流れていたり、
普段は水量の少ない沢がドドドと流れていたり、
いつもより少し水の多い自然の中で、
水と戯れ(たわむれ)ながら遊ぶこととなった。
水たまりや用水路で子供たちがやっていたこと。
水を手でかけあう。
水を蹴り上げる。
桶にすくって人にかける。
湿ってズブズブになった地面に、
棒を差したり、ひたすら掘ったり。
水たまりの中にスネまで浸かって立ちつくす。
泥をすくって遊ぶ。
栗のイガを洗う。
そんな感じ。
水たまりだけでも結構遊べるものだ。
当然服はビチャビチャでドロドロに。。。
ちなみに僕も巻き込まれて、
ビチャビチャのドロドロにされていたため、
カメラは肌身離して安全なところに置いておいた。
だから今回は写真が少なかったりする。
ゴメンナサイ。
少し飽きてきたら、
雨で水が増えていた沢に移動。
水たまりと違って、
水が増して勢いよく流れている沢は、
若干の危険が予想されるため、
意識だけは常に注意をしながら遊ぶ。
でも、
そんなときだからこそ楽しかったりもする☆
勢いよく流れる水に葉っぱを流す遊びが大流行。
上流の子たちが流したはっぱを、
下流の子たちがキャッキャ言いながら集めていた。
そんな感じで遊んでいるうちに、
お昼になった。
正式な活動は中止にしたものの、
食材はすでに用意してあったので、
お昼ご飯は一緒に食べることにした。
みんなで調理するのは中止になったけど、
お母さん2人が代表してみんなのご飯を作った。
5分付きの御槇米を圧力鍋で炊いたものと、
夏合宿でも食べたマクロビの、
「カボチャの煮物」と「切り干し大根」を食べた。
外は雨で濡れて座るところがないので、
場所は我が家で食べることにした。
狭い家にいっぱい入ったので、
こんな感じの光景になった。
お盆に親戚が勢ぞろいしたような感じだ・・・。
もちろんわが家の最高記録更新である。
これが車なら定員オーバー間違いなし。
でも、ガヤガヤしながらも、
みんなで食べるご飯は楽しかった☆
昼ご飯を食べ終わったら、
子供たちはみんな適当に遊びだした。
午前中にさんざん水で遊んだのに、
まだ水で遊び足りないのか、
水で遊ぶスイッチが入ったままなのか、
今度は庭のホースで水をかけあって遊んでいた。
その結果、
せっかく着替えた服もビショビショになってしまった。
「もう着替えがないのに・・・。」
というお母さんの嘆きがチラホラ聞こえてくる(笑)
家でずっといると、
子供たちがだいぶやんちゃになって来たので、
(ボロい我が家が壊れる前に、)
場所を移動して近所の「やけ滝」に行くことにした。
前日までの雨で滝も増水しているだろうと思って行ってみたら、
想像の3倍くらいの勢いで水が流れていて、
一同ビックリ(@ ̄□ ̄@;)!!
大人も子供もテンションがMAX!
写真では伝わりにくいけれど、
滝の風圧がものすごく、
みんな立っているところに水しぶきが襲いかかってくる。
「マイナスイオンどころじゃない」
という誰かの発言に、
みんな賛同したのは言うまでもない。
まるで「強風」にした扇風機の前で、
霧吹きを10個ぐらい同時にかけているような感じだった。
体験したことのない大自然の迫力に、
みんな大盛り上がりだった☆
これからは雨が降ったら滝に行くというのが、
定番になることだろう。
大雨の後には大雨の後の楽しみ方があるのだ
みんな滝のしぶきで服もビショビショになったので、
再び家に戻ることに。
一人が「お風呂に入る」というと、
「私も!」「私も!」「私も!」と、
どんどん増えて行って、
ただでさえ狭い我が家のお風呂に、
子供たちが同時に10人近く入り、
芋洗い状態に・・・。
・・・というか芋も洗えないくらいの密集度( ̄◇ ̄;)
「ギネスにでも挑戦しているのか!?」とツッコミたくなる。
子供にとってはこういうことも楽しいのだ。
風呂から出たら、
子供は子供だけで遊んでいた。
お母さんたちもお母さんたちだけで座談会をしていた。
そういう風に子供だけで遊べる雰囲気になるのは、
とてもいいことだと思う。
その後、
近所にある築100年の古民家を見学に行った。
ここは現在御槇で開催中の、
フォトコンテストの応募写真を展示する、
写真展の会場として借りている建物だ。
フォトコンテストに関しては、
この記事の最後に少し触れているが、
興味のある方は是非応募して頂きたい。
その古民家を見た帰りに、
再びスコールに打たれてしまい、
大人も子供もみんなビショビショに。。。
いったい一日に何回びしょ濡れになるのやら…(笑)
せっかくさっき風呂に入ったのに…。
その結果、
家に帰ったら子供たちはみんな裸になっていた。
気付いたらみんなで一緒に相撲を始めている。
その様子は相撲の乱取り稽古だ。
全員裸族で遊んでいる光景は、
なかなか圧巻だったが、
いったいうちはどこの相撲部屋だ( ̄□ ̄;)!
とツッコまずにはいられない。
結局雨の日は、
傘やカッパで身を守るより、
裸や水着で濡れるがままになる方が、
断然楽しいし、
服が濡れることを気にしなくていいし、
着替えもしなくていいので、
実に合理的だ。
長靴などは中に水がいっぱい溜まって、
ジャボジャボ音を鳴らしながら歩いていた。
「あの、むしろ歩きにくそうなんですけど」状態だ。
もはや長靴の本来の意味を成していなかった。
(ただそれはそれで楽しそうだったけど。)
雨から身を守るよりも、
そのまま雨の中に飛び込む方が、
どうやら良いようだ。
この日の教訓。
雨の日は雨の日の遊びをしよう、雨に逆らわずに☆
(おまけ)
御槇を舞台にフォトコンテストを開催中!
その名も、
「第1回みまき山里に沈む夕日フォトコンテスト」
山と夕日というコンセプトの写真であれば、
全国どこの夕日の写真でも応募可☆
最優秀賞3万円の他、
御槇米1俵や宇和島の特産品など数多くの賞を用意!
写真に興味のある方、
我こそはという方は、
是非応募をよろしくお願いします!
詳しくは後日いなかパイプのイベント情報にて、
応募要項など告知をして貰う予定。
もしくは下記の公式サイトまで↓↓↓
「第1回みまき山里に沈む夕日フォトコンテスト」
http://mimakimura.net/photocon_1st_sunset/