ひきつづき
2012/10/17
- 執筆者 渡邉真弓
- 所 属四万十町地域おこし協力隊
山と川はどんな関係なんでしょう。
町並み育ちの渡邉、わかりません。
みなさんこんにちは!未だに私は地域とはなんぞやを考えております。
地域、人を取り巻く環境は境目がない、つながっている。
四万十にいるとホントにそのことを目の当たりにできるのです。
とても貴重なことです。
ときどき乗り捨て人力車が現れる中町(※みなさん覚えてますか?なかんちょうですよ)
そばに川もない、田畑もない町並みで育った私
が
小学生のころ、初めて旅行で四万十へ
山!
川!
なんなんだここは!!
中町とちがって自然と隣り合わせではないか!
うねうねと蛇行する広大な川
人の手が入っていない、そのままの山
小学生のころ初めてであった四万十の世界でした。
「山は深くて生きてるみたい怖い、川も透き通って吸い込まれそう怖い!」
自然に飲まれる恐ろしさを感じていました。
「人間ってちっぽけなんだな」
と、実感したことを覚えています。
あと、
私の母が水切り石でハイテンションだったことをよく覚えています。
▲メロンパンをほおばる母。農家の娘で草木に詳しいのが特徴。なんでも食べる。いつでも食べている。
動力は生ビールその他アルコール
小学生のころ、私に四万十を教えてくれたのは母でした。
「山と川は恋人だから、四万十はきれいなのよ」
中町の裏手はすぐ山だけど、川はそばにないし
宇和の川は四万十とは全然違うし
7歳の私には全く意味がわかりませんでした。
でもそのころに四万十の山と川を見せてくれたことは
とても恵まれていたのだと感じています。
そんな渡邉ですが、
最近山に入ることが多い!
お祭りのお手伝いなのですが、
山の上にあるお地蔵さまへの道づくりをします。
手作業で草を刈ったり、土をならします。
草刈り機も使いますが、みなさん手慣れた様子でじゃんじゃん刈って道をつくります。
時にはこんな機械が登場しちゃったり(乗って写真をとっただけ)
山の上では掃除をしたり、
太鼓を担いだり(重たかった。整体に行った次の日でした。馬鹿な私)
御先祖を奉っていたり、雨乞いだったり
五穀豊穣、家内安全などなど
生活には欠かせないあれこれをお地蔵さんに願っています。
登るときは
木を切り開くこともしばしば(私は眺める役)
角度は急、足元は不安定で険しいですが
やはりこれ
絶景!すごいいい
雲の上にいました。
道中
こうして作業がいるほどに成長する植物に四万十の山の豊かさを感じ、
この山あっての四万十川なんだなあ・・・
と感動しました。
そして下山の時の足元の急角度に絶叫しました。
でもこれからもどんどん山と川の仲の良さをその身に感じたいと思ってます!
四万十で耳を澄ませば
山を滑り落ちる渡邉の絶叫がこだましているかもしれません。