決断と感謝

2012/12/25

いなかマガジンの更新があまりできていなかったのですが、失礼いたしました。

 

ご報告が遅くなったのですが、

12月26日、移住して2年半以上住んで慣れ親しんだ本山町を去ることになりました。

私自身、ずっと地域活動から地域ビジネスに関わらせていただいた2年間でしたが、

新たなステップに進みたいと感じ転職を決意することになりました。

 

田舎での暮らしはとても素晴らしいものがあり、

文化があり、人と人との繋がりがあるのですが、

今年は色々な地域や海外に行く中でもっと自分は広いフィールドで

力を付けていきたいという気持ちが強くなりました。

おそらく最終的にはもう一度、高知県に戻ってくるのでしょうが、

4月からは木材の関係の商社で働くことになっています。

 

私がこのような気持ちになった一番の要因は、

やはり昨年に私の師匠が亡くなられたことでした。

自分にとっては18歳のころから木について、

色々なことを教えてもらったり、一緒に営業にいったりと本当に

理念からビジネスまで、様々なことを教えてくれた方でした。

しかし昨年の7月に師匠が亡くなり、

そして経営をされていた会社も倒産をしてしまいました。

従業員もたくさんの方がいましたし、

その後は近くで見ているだけでも大変な状況がわかりました。

 

やはり条件の不利な地域で事業をやっていくこと、

それは本当に大きな覚悟と能力と仲間がいることなのだなと

感じました。私も将来は師匠のようになりたいと思っていましたし、

そうであればもう少し違う経験をしながら能力を

高めなければいけない。亡くなられて1年間、悩みながら過ごしていました。

 

田舎暮らし自体は楽しかったのですが、理想と現実の間に苦しんでいました。

 

そしてこの1年間は休学をしていた大学院に戻ったこともあり、

日本の色々な林業の産地や企業を訪問をして、とにかく見識と価値観を広げようと

様々なところを訪問しようと決めて、とにかく機会を見つけ、全国を回りました。

 

秋田、新潟、埼玉、岐阜、東京、神奈川、静岡、愛知、滋賀、京都、兵庫、大阪、三重、奈良、和歌山、岡山、広島、島根、愛媛、香川、福岡、熊本、鹿児島、沖縄、

そしてスウェーデン・・・

 

ほとんどが林業や木材産業、建築関係の視察や訪問なのでしたが、本当に多くの経験をいただきました。

このような地域を見て回る中でやはり高知の木材関連の事業の課題も見えてきており、

そのようなことからも一度もっと大きな視点から力を付けていきたい。

そのように思うようになりました。

 

本山町での経験は本当に大きなもので、

自分にとってはかけがえのない時間でしたが、これからもっと大きな世界を見ながら、

最終的には地域で事業を作っていける人材になりたいと思っております。

 

今まで高知県内でお世話になった皆様、本当にありがとうございました。

これからも一緒に活動をしていけるように、もっと大きな人間になり、

高知県に帰ってきたいと思っております。

これからもよろしくお願いします。

 

本山の大杉

 

 

 

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