きっず商店街 in なんなんよ

2013/04/14

顔の写真
執筆者 井伊友博
所 属井伊商店

はじまりはいつも勘違い、井伊商店 三代目店主 井伊友博 です。

 

3/23(土)に開催された、「きっず商店街 in なんなんよ」に出店してきました。

 

チラシ

 

今現在、定期的に毎月第一土曜日に「なんなんよ」と言うイベントを宇和島商店街(恵美須町商店街・新橋商店街・袋町商店街)の恵美須町商店街で10:00~16:00でしてますが、今回はそれの延長線上のビッグイベント!

 

きっず商店街とは簡単に説明しますと、子供が商店街でお仕事体験をすること。

受付(大人でいう職業安定所)で求人票をみて、したいお仕事を探し、自分のできるお仕事があれば、予約して就業時刻になれば、お勤め先に行き、お仕事を教えてもらい、働いて、お給料(子供専用通貨)を頂く。そしてそのお金を使って各店舗でお買い物をするという、楽しく遊びながら社会の仕組みが学べる、子供の商店街です。

 

通常の「なんなんよ」では既存の店舗に人の出入りがほとんどないので、今回は店舗側が子供を雇うことで、店舗に人が出入りする仕組みをつくってみました。

 

商店街店舗を除くと60店舗近くの出店者数になり、宇和島商店街全体でのイベントになりました。

 

商店街地図

 

子供にはお仕事手帳を配布し、各店舗でまじめに仕事をするとその証拠として、店主からスタンプシールを貼ってもらいます。

 

おしごとてちょう

 

そしてスタンプシール5つごとにボーナスとして「50なんよ」(※「なんよ」子供専用通貨の単位)もらえます。

 

スタンプシール

 

 

だから子供はみんな一生懸命に自分ができる仕事を探します。

就業先によって勤務時間が違うので、空いた時間には受付で新たなお仕事を見つけて働く。子供によっては走りまわってお仕事先に向かう働き者もいました。

 

その子たちがこの子たちです。

 

男の子2人組み

 

当店で働いている子供がいなかったので、「すいません、お仕事させて下さい!」と、威勢のいい声。

ボクは即採用!こんなに元気な子なら一生懸命働いてくれるに違いない!

作務衣を着てもらって、お客さんに声をかけて、接客をして、麦味噌をつめて売ること、麦味噌汁をついで売ることがお仕事内容です。

 

次のアルバイトは女の子二人組。

 

 麦味噌販売

 

女の子2人組

 

 

この子たちは、大変仕事が丁寧で、さすが女の子って感じ!

 

ラストのこの男の子。

 

男の子1人

 

この子は仕事を覚えるのが早くて、モクモクと仕事に徹してくれました!

 

最後に女の子二人組とそのお友達!なんか暇だったみたいで、タダ働きしてくれました。無給にもかかわらず、お客さんを遠いところから呼んでくれたり、思いもよらないことをしてくれ、想像以上の働きっぷりでした!

 

女の子のお友達

 

 

子供の自由さというか、思いたったらすぐ行動に移すとこなんか、大人になっても忘れてはならないことを思い出させてくれました。

って、ボクが子供に教えられてる場合じゃないのですが、今回のイベントは子供たちに仕事の楽しさや大切さを知ってもらい、お金の使い方というか流れというか経済についても体感してもらい、社会性・自主性・協調性なども学んでくれたらなぁと思い実施しました。そして、お父さんやお母さんの仕事にも興味をもち、家族の中でも会話が弾んでくれたらなぁって!

 

 

翌々日、アルバイトの女の子がわざわざ当店までお母さんと妹と一緒にきてくれて、麦味噌を買いにきてくれたこと。マジでビックリ!!!

 

また他のアルバイトの女の子は二人で遠いところから自転車で来てくれてお土産をもってきてくれたこと。

 

お土産

 

嬉しすぎました!

 

こうやって、各店舗でアルバイトをしてくれた子供たちが、またその店舗に買い物に行き、コミュニケーションの場が生まれ、その店舗に愛着がわき、昔の宇和島商店街のような賑いを取り戻し、大人になったらまた帰ってきてくれたらなぁって思う今日このごろです。

 

 

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