♪よさこい、よさこい♪
2013/09/02
- 執筆者 立岡知樹
- 所 属四万十町地域おこし協力隊
いなかマガジンをご覧の皆様、こんにちは!
四万十町協力隊の立岡です。
今回の記事は田舎暮らしとは少し違いますが、前回の記事の予告通り、よさこい祭りについて書きたいと思います。
いや~、それにしても今年のよさこいは暑かった!
気温は高知県が一気に有名になったことも記憶に新しいと思いますが、それに加えて人の熱気がすごい!
さすが踊り子だけで何万人もの人手になるだけのことはありますね。
祭りに人が集まって生み出されるパワーはすごいと改めて思いました。
さて、よさこい祭りという名称は全国でその名を冠したものが増えてきているので、あなたも実際に見たり聞いたりしたことがあるかもしれませんね。
よさこい祭りというのは簡単に言うと、昼間から夜まで高知市内にある競演場を地方車(じかたしゃ)というスピーカーなどの機材を積んだトラックを先頭に踊り子(最大150人)が列をなして鳴子(なるこ)を持って踊っていく!というものです。
私のチーム「にぎわいや」の地方車
そんなよさこい祭りですが、ここ高知県が発祥でして、開催は毎年8/9~12日(本祭は10,11日)の日にち固定。そして今年の大会でなんと第60回目! そんな記念すべき第60回の本祭の日程が、なんと土日というとんでもない黄金パターンで、参加チーム数は過去最高の216チームでした!
ちなみに私が出た「にぎわいや」というチームは、申込み順がなんと216番目というギリギリっぷり。
よさこいの代表者会議ではこの申し込み順で追手筋という大人気の競演場を踊る順番決めのクジを引くのですが、にぎわいやは最後なので、くじを引くことなく自動的に残り物になるというとてもハラハラする、最後まで気が抜けないものでした。
代表者会議の様子
しかし、結果として追手筋もかなりいい順番で踊ることができたし、なによりあのものすごく暑い中、アスファルトの上を踊ったり移動したりしたのに、にぎわいやからは熱中症もけが人もゼロ。
当チームのスタッフとして参加していた身としては大変ほっとする結果でした。
はりまや橋での様子
そして何よりうれしかったのは、踊り終わった後や、打ち上げの最中に「また踊りたいから、来年もやってほしい」という声が聞けたことではないでしょうか。
実はにぎわいやを続けていく上で、よさこいを通して高知のファンを作るということも視野に入れながら活動していました。 チームのスタンスとしては賞を取るというものでもなく、日常を忘れて、もっとたのしく、ゆる~くビールでも飲みもって踊り、お客さんと笑顔を交わしながら祭りを楽しんでもらいたいというコンセプトでチームを作りました。
だから、また踊りたいとか、また高知に来たいという声は非常にうれしかったですね。
スタッフとして今年は事前やら当日の準備やらがなかなか大変だし、気を遣うのが下手な私としてはフルパワーで動いていましたが、いやはや、スタッフ一同の苦労が報われた瞬間ではないでしょうか。
みんなで集合写真!
もちろん、打ち上げのビールのおいしさも何もかも忘れられる至福の瞬間でしたが(笑)。
私もよさこいがきっかけになって高知を知ったし、高知にハマり、果てはこうして高知県の四万十町に移住までした身です。 今回にぎわいやに参加してくれた踊り子の中には、よさこいに誘われなかったら、一生高知には来なかっただろうな~と言っていた人もいました。
高知県は正直、私が東京などで知り合った中では、知名度としてなかなかマイナーな県で、その魅力に取りつかれた私としてはこのことは大変残念です。ただ、今回のよさこいで、高知県は一旦触れ合うとその魅力に取りつかれること請け合いな県であるということもわかりました。
知らないという「ぜろ」の状態から知ったという「いち」へ持っていく
今回のように高知県と触れ合うきっかっけをすこしずつ作っていって、高知県のファンを増やしていけたらいいな~と思った次第です。それで高知県への移住仲間が増えたりしたらいうことはないですね!
地道にできることからコツコツとやっていこうと思います。