ここにしかないもの”新子”
2013/09/09
大正町市場が今、何でにぎわっているかというと。
これ、新子です。
宗田カツオの子供なのです。
「朝釣った新子は昼までに食べろ」
と言われているくらい、鮮度が命のおさかな。
当然、久礼であがって久礼で食す。 市内までなんて出回りません。
それくらい、地域限定。期間限定。のお魚です。
ここに来ないと食べられないし、もちろんこの前のような台風接近なんて悪条件になったら
漁すらなくて、来ても食べられない、とても貴重なお魚なのです。
この新子があがる時期に、ちょうど新子を待っていたかのように海辺で育つ柑橘系、ぶしゅかん。
新子はこのぶしゅかんの酢で身をころして食べるのです。
独特の酢みかんの香りともちもちした少し歯ごたえのある食感。
テキストでお伝えするのが歯がゆいくらい、ちゃんと伝わってますか?
これは一度食べたら本当にやめられません。
大正町市場でお仕事していることを心から喜べるとき、といったら
この新子の時期、今でしょう。
ほぼ毎日、漁があれば食べられるんですから(うほほ)
そして、新子、ぶしゅかん、ときたら次は久礼八(くれはち)。
土佐の三大祭、久礼八幡宮大祭が開催されます。
今年は今月の18日、19日。 楠の川から松明が出ます。
旧歴の8月15日に行われる久礼八。
たいがい週末に合わせて行わる祭りが多い中、平日であろうと絶対に旧暦で行われるお祭り。
地元民は仕事より祭り優先。
眠らず松明を担いで八幡様へ奉納。
みなさま、お休みとってお越しください。
そしてひょっとしたらまだ、新子が食べられるかも?しれませんよ。