ステキな夏やすみ

2013/10/05

 

今年の8・9月はおそらく上勝史上もっともたくさんの大学生が町に訪れてくれたのではないでしょうか?

 

正確なデータはありませんが、インターンだけでも延べ150人を超える学生さんの参加がありました。

その他、ゼミ合宿や複数の大学の合同合宿、フィールドワーク等で100名以上が入ってきてくれました。

町で大学生を見ない日はなかったくらいです。

 

8月1日からアクセル全開で県内の四国大学から20名の学生さんが来てくれました。

 

四国大学

↑朝のミーティングの風景

 

 普段のインターンでは最短7日間からで期間を決めているのですが、今回は2泊3日で経営情報学部の一年生100名余りを4回に分けて全員受け入れるという初の試みでした。

 

 一泊目はオリエンテーションからごみゼロ運動に取り組む「ごみステーション」の見学。

 葉っぱビジネスが注目されがちですが、日本で初めてごみゼロ宣言をした町として、学生たちにもぜひとも知っておいてもらいたい取り組みです。夜は宿舎で数人ずつの部屋に分かれて自炊。大学から持ってきていた食材でカレーを作っていました。中には慣れずにご飯がべちゃべちゃになったり、カレーを焦がしてしまったりしたところもあったよう…

 

 二日目はメインとなる農家研修。二人ずつに分かれて葉っぱの生産農家さん、繁忙期のスダチ農家さん、晩茶農家さんのもとで作業にあたりました。

 一番暑い時期だっただけにとくにスダチの収穫などはキツかったようですが、上勝インターンの一番の魅力は何といっても農家さんの人柄・キャラクターなので、一日でファンになってしまった学生もたくさんおりました。終わってからは月ヶ谷温泉キャンプ場でみんなでバーベキュー!

 

 三日目は上勝にI・Uターンされてきている方々に1時間程度の講義をしていただき、それをもとに今後の進路について考えてもらう機会をつくりました。

 若くして上勝町で地域おこし協力隊として事業の立ち上げに奮闘していたり、夫婦で起業していたり、田舎でなんとか生きていくためにがんばっている方々からのお話は学生にとっても学ぶところが大きかったようです。

 

 お盆をはさんで四国大学の受け入れが終わり、翌日からは京都の龍谷大学から7名がやってきてくれました。

 

龍谷大学

↑「いっきゅう茶屋」でみんなでランチ♪

 

 彼らは大学のキャリアセンターを通しての申し込みで学部もバラバラ。他の行き先として金融機関等もある中、はるばる徳島の山奥まで来てくれたチャレンジ精神あふれるメンバーでした。

 10日間の研修期間があったので、農家体験だけでなく新しい上勝町の取り組みも知ってもらおうと、昨年末オープンで今流行り中のシェアカフェで店員として働かせてもらったり、ブナ林の保全活動に参加させてもらったり、上勝の学童保育「あすなろクラブ」で子どもたちと触れ合ってもらったりしました。

 

 少し遅れて到着したのは愛媛大学農学部一年生10名。先生も一緒に来てくださいました。

 ほとんどが愛媛出身で、農業を通じて地域の活性化に携わりたい子たちが集まる特別なコースの学生さんたちでした。

 彼らにはできるだけプロの農家さんのお話しを聞いてもらおうと、体験研修以外にもみんなでお話を聞きに行く機会を設けたりもしました。

 

愛媛大学

↑彩農家さん宅でみんなでヒアリングの時間

 

 同時期に、3月にインターンに来てくれていた立教大学の岩崎さんも2度目のインターンで来てくれました。

 

立教大 岩崎さん

 

 一度来てくれた子がもう一度来てくれるのは担当者にとって一番うれしいことの一つです。今回帰るときにも「来年就職決めてからまた来ます!」と言ってくれて泣きそうになりました。泣きませんでしたけど。

 

 と、ここまで8月を振り返ってきましたが、9月は9月で盛りだくさんなのでまた次回にしたいと思います。

 

 8・9月は特にですが、今後も大学生の受け入れには力を入れていきたいと考えています。町としてインターン事業を実施していくにあたっては、人口増加のための移住者を増やすことも欠かせない目的の一つです。

 大学生の受け入れはそういった移住にはなかなかつながりにくいですが、実際一番来てくれやすい層であること、若い分素直なのでどっぷり上勝町のファンになってくれること、そして何より若い大学生が町にたくさんやって来てくれるとそれだけで町が賑わいます。よそから来た人でも気安く話しかけてくれる上勝町だからできることかもしれません。

 

 大学生でインターンに参加してくれた子が今後人生の転機に差し掛かった時、上勝町のことが頭の端にでも浮かんでくれたら…

 そのためにはせっかく全国各地から休みをつかって来てくれる学生さんたちのために、より町のことを知ってもらえるよう、それぞれの目的を達成できるよう、受け入れ事務局も日々精進していかねばならないと強く感じます。

 

 まだまだ発展途上の上勝町「いろどりインターンシップ」。

 もちろん学生以外の方の受け入れも大歓迎ですので、まずは思い切って「やってみよう!」の精神で申し込んできてくださいね!

 

 たくさんの方々と上勝町で出会えることを心待ちにしています!

 

 

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