いなかの定義と、Webページの意義を考える。

2013/10/18

こんにちは~、
四万十で三回目の秋を迎えようとしているのに、

まだまだ方言が板につかないのを問題視している、

いなかパイプの岩崎です。

 

その内できるようになっているだろ、なんて思っていても、

できない・身につかない事は沢山ありますが、

方言は気づいたら身についているモノ、

と、高をくくっていたら案外そうでもないようです。

 

この間も、月に一回程度利用する近所の商店で、

「お客さんはどこからきたの?」

「この辺りはお米がおいしいよ~」

などと、おもいっきり旅行者扱いをして頂きました。

 

すぐ側に住んで、丸2年は経っている事を伝えたあと、

変な気まずさもなく会話のテンポを変えずに話し続けてくれるのが、

その商店の好きなところです。

 

 

さて、マガジンを書く時に、

どんな人に向けて書こうかな~と思うのですが、

実際は、どんな人が読んでいるんでしょうね?

 

方言がいまだに染みつかないような自分だから書きやすいのは、

過去の自分のような、

“いなかに興味はあるけどね~”

“実際、いなかってどうなんだろうね~”

なんて心境の方へ向けた内容だったりします。

 

ので、今回も問合せのやり取りをしながら、

自分が思う事を書いてみます。

 

 

 

問合せや申し込みの電話で話をしていたりすると、

「うちの実家もいなかで・・・、」

「いなかで暮らしてみたくて・・・、」

なんて話題から入る事は多々あります。

 

そして、

四万十周辺の環境について伝えていると、

「コンビニまで、そんなに遠いんですか?」

「え?携帯の電波が無いんですか?」

なんて驚きの反応をもらう事が多いのです。

 

広井地区 写真
 事務所周辺の集落を山から撮影

 

 

「いなか」の定義ってなんでしょうね~?

なんて話はこのWebページを作る時にもスタッフ間で話題になりしました。

 

コンビニまでの距離、最寄駅からの距離

など利便性で条件をつける事もできそうですし、

地域内での一次産業従事者の割合、小学校の生徒数、

なんかでも定義づけようと思えばできるかもしれません、

 

ですが結局のところ、かなり感覚的な話題になるので、

具体的な定義を作ることは、

あまり面白くなさそうだな~というのが個人的な感想です。

 

 

それでも国内の都道府県に、

「とかい」と「いなか」の区別を付けようとして、

仮に人口密度を指標として、

全国平均以上を「とかい」、平均以下を「いなか」とした場合は、

 

都会と呼べそうな都道府県は、7地域ほどです。

観光地にでもなってない限り、知らない土地が多いのも納得です。

 

 

佐渡島 写真
 とある地方の写真、地名を特定できる人いるでしょうか?

 

 

そんな「いなか」と一括りにして会話をしていると、

具体的な会話にはならなかったり、

どこにでも当てはまる表現や単語が並んでしまうのは

「いなか」という単語が表せる地域が多いから当然なんですよね。

 

発信側と受信側が、お互いに相手の先入観を掴みきれない

具体的ではない定義で情報をやり取りしているので、

上手くコミュニケーションが取れない。なんて事も少なくは無いと思います。

 

 

新宿駅 南口
 ある都心の景色、地名を特定できる人が結構いると思います。

 

 

インターンシップのコーディネーターとして、

気がつけば約100人の「いなかで、働きながら暮らしてみたい」という1ヶ月に、

関わらせてもらう中で、

 

色んなケースを見聞きしつつ、もっと沢山の人に、

生き方の選択肢を広げてもらったり、

色んな暮らしを知ってもらう機会を増やすには、

どんな情報求められているんだろか?

 

なんてことを考えるのですが、

 

人の数だけ様々な、目標や動機を確認していると、

どうやら、これだ!という単純な回答にはたどりつく事は早々なさそうで、

色んな切り口で情報発信ができる場として、

いま、この「いなかパイプWeb」はあるわけです。

 

 

誰か固定の人だけが、発信し続けるわけではない、

多彩な人が色んな切り口で紹介するこのWebページのどこかに、

「いなか」という単語で検索しつつも、

その検索結果に納得いくモノが見つけられてない人が、

少しでも引っかかる情報が提供できるWebページになれば良いな~と、

個人的には思うわけです。

 

 

 

さて、

そんな思いで働く自分がいる「(社)いなかパイプ」では、

今、長期インターンを募集しています。

 

興味がある方は、是非↓を読んでみて下さい!

「いなかビジネスインターンシップ」コーディネーター育成

 長期実践型インターンシッププログラム」

 

古城小への道
ちなみに、こんな景色を眺めながらの日常が待ってます

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