時間でもお金でもなく人の手。

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執筆者 佐々倉愛
所 属NPO法人Eyes

2013/12/03

こんにちは!今年も残り約1ヶ月。

やろうと思っていてやり残していることはないかな~。

 

いや、ありまくる!!

 

そろそろ、臨月の頃から含め、お仕事をペースダウンして

「産休」「育休」という名の期間が1年を迎えようとしています。

 

臨月写真

 

本当はこの1年の間にやろうと思っていたことがたくさんあった!

 

・自分の荷物の整理

 こどもが生まれて確実に荷物が増えるので、自分の物を整理する予定

 だったのに、結局香川と高知に点在…。

 

・家の掃除

 臨月の妊婦には危険、産後はこどもから目が離せず

 普段できないところの掃除なんて到底できませんでした。はぁ。。

 

・資格の勉強&取得

 ずっと経験頼みだったキャリアカウンセラーの資格をちゃんと

 勉強しようと思っていたのに、調べることすらできてない…

 PC付けた瞬間にこどもに呼ばれちゃうし~。

 

・料理の練習

 唯一これはちょっとできたかな。今まで避けていた家庭料理を母に習い、

 義母にお魚の切り方を習いました。でもレオさんにはあまり認められず。

 

・十和の生活に慣れる

 住み慣れた松山を離れ、実家で出産しつつも今後暮らしていく十和の

 生活に慣れることも目標にしていた!けど、あんまり家におらず…。

 この目標は来年に持ち越しやな~。

 

 

特に最後の、十和の生活に慣れるのは目標にしていましたが、

夫・ササクラレオの出張の多さと、一度、自分が高熱を出して3日間

動けなかったことがあり娘と2人きりの長い生活はまだ怖いのもあって

香川の実家にいる時間が長かったですね。

 

娘の首が座ったら!暑さが落ち着いたら!〇月になったら!

と自分の中で区切りを持とうとしていたんですが、

なかなかちょうどよいタイミングも来ず。。。

 

 

11月に入ってからようやく落ち着いてきたかなと思います。

今月は娘誕生後、初めて夫・ササクラレオの第二の故郷!

沖縄へ行ってきました。

 

沖縄

 

本当の故郷のように色んな方が娘の誕生を喜んでくれて、

変わる変わる抱っこしてくれたり、

同世代のこどもたちにたくさん遊んでもらえたりして

めちゃくちゃ楽しかったです!

 

今回の沖縄の旅(仕事も兼ねてましたが。笑)は、

レオさんとの出会いは沖縄だった山脇佳子さんと4人で行きました。

 

その道中で感じたのがタイトルのことです。

人手という言葉はとても失礼な話なのですが、

こどもへの対応に慣れていて、毎朝顔を見る度、娘が笑顔になる

佳子さんがいてくれたから、また初めて5日間もいっしょに過ごせた

夫・ササクラレオがいたので今回の旅は自分も楽しめたと思います。

 

沖縄そば屋

レオさんと佳子さんと沖縄そば屋さんへ。

隣のお席の赤ちゃんもまざってきてました~♪

 

沖縄そば屋2

 

沖縄そば屋3

 

離乳食を食べさせるのも慣れてきています!

 

それは日常でも、日々感じていたことでした。

 

メディアでは「子育てする女性を支援する」という話になると

・児童手当を増やそうか

・医療費補助の期間を引き伸ばそうか

・育休を長く取れるようにしようか

と、政治家のおじさんたちは自分が思いつく「お金」と「時間」での支援策ばかりを挙げています。

 

が、求めているのはそんなんじゃない。

 

ベビーシッターを雇うお金が欲しいわけじゃないし、

何年もこどもと24時間一緒にいさせてくれ!と思っているわけではなく。

そもそも、お金や時間という選択肢は子育てのための

施設やツールの少ない地域ではそれだけもらってもどうしようもない。

 

 

私たち(少なくとも私)が求めているのは、

一緒に育ててもらえる「人の手」なんですね。

 

 

抱っこをせがまれ、買い物もままならない時…

長い時間泣きわめくけど、理由がわからずイライラしてくる時…

風邪をひいてしまって何かと判断に迷う時…

自分の体調が悪くて遊び相手にもなってあげられない時…

私も自分の時間がほしい!と思っても預け先もない時…

社会復帰とのタイミングを考える時…

 

そういう時に10分だけでも見てもらえる、

相手をしなくても危険がないか見守ることだけでも頼める人。

そういう人がいるかいないかで、子育て環境は大きく変わると思います。

 

母または父がこどもに接することを余裕を持ってできると、

こどもも変わるし、家族も変わる。いい影響になりますよね。

 

沖縄結婚式にて

初めてあったおじさんの肩でも寝ちゃうし。このおかげで参加した披露宴も存分に楽しめました!

 

沖縄結婚式にて2

7歳のお姉ちゃんまでずっと抱っこしてくれててとーっても助かった!

 

しかも、これは子育てだけでなく介護の現場でも言えること!

 

先日レオさんは、出勤途中の道すがら知らないおじいちゃんが

車の前に現れ停められたそうです。

何事かと思いきや「病院に行くバスに乗り遅れ、少し先にまだいるはず

なので追いついてくれ!」とのこと。

 

何とかバスにおいつき、クラクションを鳴らしたりしながら

気付いてもらってなんとかおじいちゃんは間にあったとか。

 

ほらね。これもお金があっても解決できる問題じゃないでしょ。

タクシーも走ってない田舎じゃこうして頼るしかない。

 

 

今回、沖縄でも同じ世代の子育てママ・パパさんたちと

お話できたんですが、やっぱり人手だな、と思いました。

沖縄に住んでいたら色々支え合えるのにーー!!

いやいや、同じことを香川・愛媛・高知の子育て仲間に思うんですが!

 

子ども2人だっこ

ブレてますが…旅後半では手馴れてきて2人抱っこも♪

 

誤解のないように言うと、

夫・ササクラレオが家にいないことを怒っているんじゃないんですよ(笑)

そこに今回結論が出たのです。

 

これまでのいなかマガジンでつらつらと家族話を書いてきたとおり、

家族には色々な形があると思うんですね。

 

うちの場合はこういう生き方・働き方なので、

私も「なんで休みを作らないんだーーー!」と主張するんじゃなく、

家族以外の人も頼ることを遠慮がらず、

自分で自分が楽しめる子育て環境を主体的に作るべきだなと思いました。

 

最近は十和のニコニコ広場(未就学児と保護者が週1回保育所で交流する場)にも

行けるようになり、近所の同世代ママさんたちと顔見知りにもなれてきました。

 

 

こどもにとっては良い環境と選んだものの、

新たな土地での子育ては、やっぱり不安も多々。

双方がおせっかいに積極的に手を出してサポートし合うのが

いなかでの生き方であり、魅力ですね。

 

 

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