北海道の片隅からはじめまして!

2014/03/10

 

はじめまして!北海道浦河町に住む村下知宏です。

昨年12月に四万十町にお邪魔したことがきっかけで、今回から「いなかマガジン」に投稿させていただけることになりました。よろしくお願いします!

 

簡単に自己紹介をさせていただきますと・・・北海道浦河町生まれ、大学進学時に「こんな田舎は嫌だ!」と上京、そして何の因果か2年前にUターン。今は地域おこし協力隊のサポートなど都市部の人を町に引き込んだり、地域の商品開発をしたり、町の人が集まる企画を運営したり・・という会社を立ち上げました。趣味は田舎暮らしのイメージと真逆の完全インドアで、映画を見たり読んだり漫画を読んだりと放っておくあんまり外に出ない感じです。

 

 

 

僕自身についてはそんなところで、浦河町についてご紹介をしたいと思います。

初対面の人と話をしていると当然「浦河ってどこ?」と聞かれるのですが、

毎度毎度説明に四苦八苦します。「えりも岬は知ってる?」「南のとんがっているとこで・・あ、函館ではないんだよねー」とクイズ番組のヒントのようになるのですが、WEBだと便利ですね。ここです。

 

北海道 浦河町

ここです。

 

札幌市から車で片道3時間、新千歳空港からは片道2時間半という抜群のアクセスの良さを誇っています。海と山、そして牧場とバラエティに富んだ自然があります。当然、魚もおいしいです。人口は1万3千人ほど。

 

北海道浦河町 港風景

夕方、漁船が戻る風景。夕日が綺麗

 

そして大きな特徴といえば、競走馬の産地であること。

浦河で「牧場風景」というとこんな感じです。春先には仔馬が遊んでいて癒されます。

 

北海道 馬風景

 

冒頭で超インドア人間と自己紹介しましたが、インドア人間でも快適に暮らせるところも、大きなPRポイントです(個人的には)

 

蔵書数17万冊の充実の図書館。

絵本や雑誌、文芸書はもちろん、新刊の小説も多数あり、1日時間が潰せます。

 

北海道浦河町 図書館

本好きなインドア人間も安心 

 

そしてこんな小さな町に映画館があります。「大黒座」というこの映画館は個人経営で、館主のこだわりの映画や、「これ見たいんだけど!」という町の人の声に応じてハードなドキュメンタリー映画も上映してくれます。

 

北海道浦河町 映画館「大黒座」

映画好きなインドア人間も安心

 

 

 

そんな感じの浦河町。今では「すごく恵まれた環境で生まれ育ったなぁ」と感じますが、

浦河、そして北海道から外に出る前は「こんな田舎嫌だ!」と思ってました。

そんな僕がUターンして地域づくりのような仕事をするきっかけとなったのがこれです。

 

マルセイニュース

同級生のご両親がやっている小さな燃料会社・(株)マルセイさんが発行しているニュースペーパー。

 

毎月発行されているこのニュースを上京してからも自宅に送っていただいていました。会社の宣伝ページが極端に少なく、地域情報が異常に充実しているニュースはもちろん無料。何年かに渡って読み続けているうちに「あれ、浦河面白そうだぞ」と感じると同時に「自分の生まれ育った場所のために何かやるのってなんだか良いな」と思い始めました。それがきっかけで「地域」や「地方」というキーワードが自分の仕事や働くことの軸になっていきました。

 

ちなみにこの会社の社長さん(同級生のお父さん)には、僕の会社の会長にもなっていただいてます。

 

 

 

最近の浦河の面白いところは、この燃料会社さんのように地域のために何かをしたいという人が繋がり、増え始めていることです。

 

月1回、町の人を講師に行っている勉強会を企画していますが、その場には様々な人が訪れます。写真の時のテーマは「昆布」 色々な分野の専門家が小さな町にもいるんだなぁと企画しておきながら驚いています。

 

ユートライン 勉強会 老若男女、ヨソ者、地元人間問わず集まる場。

 

そんな中、昨年から「地域おこし協力隊」が二人着任しました。

 

北海道浦河町 地域おこし協力隊 

 

やたらデカイ人がそろった 浦河町地域おこし協力隊 と僕

 

移住促進のための企画や講演会、ツアーなどを企画していますが、地元の旅行会社や魚屋さんがツアープログラムに協力してくださったり、講演会にも様々な方が参加してくれています。

 

「地域活性化」という言葉や「地域おこし」という言葉は凄く大仰で、時々引け目を感じますが、

面白いことをやりたい、あるいは始めている色々な人が繋がり増えて行く浦河を楽しんで行きたいですし、いなかマガジンでもその様子や、その時々に考えていることを発信していければなと思っています。

 

最後までとりとめなくなりましたが、これからよろしくお願いします!

 

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