“意識低く”地域について話す場所!

2014/04/23

こんにちは!北海道浦河町で活動している村下です。

もしかしたら、いなかマガジンメンバーの中では唯一桜をまだ見てないんじゃないでしょうか。

浦河町の桜開花時期は5月上旬から中旬頃です。

また皆さんとは少し違ったタイミングで桜写真もお伝えできたらなぁと思ってます。

 

 さて、前回も少しだけ触れたのですが、月1回、町の色々を話す会を行っています。題して「地域デザインカフェ」。町内の様々な方が「カフェマスター」として登場。地域の様々な話題を提供しています。500円の参加費をいただき会場費などに充てています。

 運営しているのはうらかわ「食」で地域をつなぐ協議会 (通称「食つな」という通称がいつの間にか定着したので、ここからは食つなで通します)私が浦河に帰って来て最初に立ち上げた団体です。当初は農水省の「田舎で働き隊!」事業の受け入れ先として立ち上がった団体ですが、事業が終了後も色々な人のご協力を得ながら継続しています。

 

 地域デザインカフェも当初は私が見た色々な地域の話をみんなにシェアしたい!というところからはじまりましたが、あえなく3回でネタ切れ、その後は地域の色々な方がカフェマスターとなる形になりました。

 話題は多岐に渡り、昆布の品質検査をするお仕事の方による昆布の話だったり、乗馬を取り入れたリハビリのお話だったり・・・・隣町の方をカフェマスターにお迎えするなど予想もしない広がりを見せました。 (各回の簡単なレポートはこちら!

 

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さて、今回16回目を迎えた地域デザインカフェ。

テーマは「話してみたいまちのこと、聞いてみたいまちのこと」

 

 今まではカフェマスター(スピーカー)のお話を”聞く”ことが主でしたが、今回は”話す”ことがメイン。「浦河のこんな人の話を聞いてみたら面白いんじゃない?」だったり「こんなことをみんなで話してみたい、やってみたい!」ということをわいわい話せたらいいなぁと思い、企画しました。実際に初めてみるまでは人が集まるのか、うまく会話が弾むのかハラハラしていました。

 

「話すのはちょっと苦手だし・・」という方も少なくないよなぁとか、ワンコイン制で話す場に来てくれるのかなぁ・・・とか。参加のハードルが高くならないようにワークショップやワールドカフェといったカタカナ語は封印。「模造紙なんかも使ってワイワイガヤガヤ話しますよ~」なんて告知をしました。

 しかしそんな心配をよそに、参加者は普段と同じく20名以上!以前からの参加者に誘われて初めての参加者の方もいらっしゃいました。役場職員、主婦、美容師、馬に関わるお仕事、デザイナー、地域おこし協力隊、Uターンして起業準備中の方(!)とメンバーは多種多様!

 

前半は私から今までの地域デザインカフェのテーマの振り返り。他の地域の事例紹介から。

自分で話していても改めて色々なテーマをやってきたなぁと感慨深くなりました。

 

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そしてメインのワークショップは食つなメンバーの石黒さんにバトンタッチ!

石黒さんの本業は社会福祉団体の職員なのですが、本当に各所で活躍する名司会!

プライベートではファシリテーションについて学ぶNPOにも所属されています。

なので、メイン部分は石黒さんに丸投げ(笑)

 

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ちなみに石黒さんが手に持っているのは馬の蹄鉄です。会話を円滑に進めるためのトーキングオブジェクトとして乗馬インストラクターの方にご用意していただきました。浦河らしくていいかな~と。

 

 場が和む工夫を交えたグループ分けからスタートして、5~6人のグループで話し合いを開始。模造紙やペンを使いながら、各グループの色々な話題が広がります。 「ビアガーデンをやってみたいよね~」や「浦河の人は休みの日どうやって過ごしてるんですか?」といった話題から「浦河の怪談話をみんなでするなんて面白くない?」なんて話まで!話すだけではなく模造紙にイラストを描いて彩を添えてくれる方も・・・。皆さんそれぞれの方法で場に参加してくれていました。

 

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出来上がった模造紙はこんな感じ。それぞれチームごとに個性がありますね!

 

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 開始する前は本当に人が来るのかなぁとか、話題盛り上がるのかなぁとビクビクしていましたが、やってみて本当によかった!とほっとしました。

 

 「まちについて話す」というと硬く真面目なイメージがあります。例えば「この町の経済振興をどうしていくのか」「空き店舗を活用するべきだ」「いやいや、それより先に観光客を増やして・・・」といった具合に意見を戦わせ解決策を見出していく感じでしょうか。もちろんそういった場も必要ですが、誰もが参加することができて、場を信頼して楽しく話すことから生まれるものも必ずあると思っています。

 

「こんなことできたらいいよね~」だったり「これ面白くない?」が積み重なる場をこれからも創っていきたいなぁと思っています。あくまでゆるーく。(笑)

 

 

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