「この島にしかない宝物」見つけ、活かし、繋ぎたい

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執筆者 細井尉佐義
所 属一般社団法人MIT

2014/04/24

 島をとりまく濃く蒼い海は豊かさのしるしであり、多種多様な生態系の証です。そして、その豊かな海を創り出す、南北にのびる対馬は、ツシマヤマネコをはじめとした多くの動植物を育み、人情溢れる人々が生きる「豊かさ」と「魅力」と「パワー」を秘めた島です。

 

 この対馬に妻と2人移住してあっという間の月日を経ました。

 13年前、車に荷物を詰め込み、博多から対馬に渡るフェリーの中で「今日からこの島のこの海で漁師として生きて行く」と誓った事を今でも鮮明に覚えております。温かな島の方々に受け入れて頂き、この島で生を受けた三人の子供もすくすくと成長しています。

 

01

 

 前置きが長くなりました。

 はじめまして、一般社団法人MIT(みつけ・いかす・つなぐ)の代表理事で、愛船「海子丸(かいこまる)」で一本釣漁を営む細井尉佐義です。ブリやサワラ、アジ、サバ、マハタなど四季折々に旬の魚を、釣りにこだわり漁を行っております。

 

 さて、対馬は万関橋で繫がった下島と上島2つの島に分かれており南北に100キロ程もある日本で3番目に大きく、約3万4,000人が暮らす島です。

 

「一期一会」 必然なのか偶然か。

人生の一等大切。それは「出会い」と「ご縁」

 

 このご縁を期にMIT社員一同総力で読者の皆様に、対馬の魅力を御紹介させて頂きます。このMIT、社員5人皆、私と同じく移住者であります。そして同じく皆、とことん対馬を愛しております。

 

 代表と申しましても私は漁業を営んでおり、普段は漁に専念しております。一年中荒れ狂う対馬の海は半端な気持ちで漁師が務まるものではなく、死を覚悟してしまうようなシケに遭遇したこともございます。「何で好き好んでこんな孤島で漁業の世界に飛び込んでしまったのか・・・」と思う事があるほど過酷な生業です。

 

魚の命の犠牲の上に成り立つ私と家族の生活、そして幸せ。

生きる喜びと、生きて行く事の意義を日々噛みしめています。

 

一本釣り

 

 上に記しましたように、漁師を寄せ付けない荒海だからこそ、今でも日本屈指の豊かな好漁場が「かろうじて」保たれており、この島の漁師達、島人は持続可能な漁業形態とそれを取り巻く社会を形成してまいりました。御嶽や白嶽をはじめとした山々から海まで一気に下る河川。そしてわずかな平地や入り江に農漁村が築かれ、村浜で貴重な伝統や文化が継承されております。又、島の至る所に社(やしろ)が祭られ崇拝されており、近頃はパワースポットとしても静かに注目されております。

 

貴重な魅力が活き続ける対馬。

 

 この島には人類が歩んできた様々な歴史の縮図と、これから歩むべき道標が散りばめているような気がしております。そんな島の魅力を島の人々に気付いてもらい、この島に生を受けた奇跡と、この島で生きて行く喜びを分かち合い、真の意味での 「豊かさ」を次の世代に繋いでいくお手伝いをMITは目指して参ります。

 

私達の熱い想い、理念

(M)みつけ(I)いかす(T)つなぐ。

 

 私個人としましても、漁業を通じて何が出来るのか?自問自答をする日々です。釣り上げた魚をベストの状態で消費者にお届けし、命と命の架け橋となることが出来ればと考えております。

 

私、家族は基より、島で生きる人々を支えてくれる「森・川・里・海の恵み」に感謝して、今日も愛船海子丸を沖へと走らせます。

 

~島の恵を皆様に そして未来へと~

 

03

 

追伸

只今、MITでは、人財募集を行っております! 私たちと一緒に活動したい!という方、お待ちしています。

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★長崎県・対馬市~ (社)MITの地域づくりコンサルタント募集!

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 MITは、対馬を実験場として、自然資源や文化的資源を活用した

 持続可能な社会に向けて暮らし方を提案・実行する団体です。

 私たちと一緒に、対馬で地域の資源、魅力や誇りを発見し、

 それらを活かして新たな産業を起こし、多くの人に伝え創発を生み出す、

 やる気と情熱のある方を募集します。

 

【業務職種】

地域づくりコンサルタント(1名)

 

【業務内容】

 ●対馬における地域づくり活動に関するコンサルティング業務

 ●関係主体との打合せや各種プランニングにかかる現状分析、

  ワークショップなどによる計画作成作業等をMIT社員と連携・分担して

  業務を進めることになります。

 

【必要な経験・能力・条件】

 ○必須能力(業務内容に照らして必須)

 ●博士号、または同等の資格(コンサルティングの経験を3年以上有する等)

  を有する方

 ●行政の政策策定などの業務・コンサルティングの経験のある方

 ●自主的に動き、課題を発見し、解決することに意欲・実力のある方

 ●積極的に島社会に入り込み、地域活動をともにできる方。

  住民等と十分にコミュニケーションが取れる方

 ●普通自動車運転免許を所持し、実際に運転できる方

 

○生き方・働き方(こんな人におすすめ)

 ●地方での生活に魅力を感じ、ソーシャルビジネスに興味がある方

 ●半農半X、半漁半Xなどの仕事の形態を実現したい方

 ●持続可能な地域づくりを住民手作りで作り上げていくことに興味がある方

 ●MITの活動に共感できる方

 

【募集期間】

2014年4月11日~※採用者が確定し次第終了。

 

【任  期】

約2年間(常勤)採用開始~2016年3月

勤務開始のタイミングは要相談ですが、なるべく早くに就任して頂ける方

を探しています。ただし、その後同業務の継続あるいは、

MITでの新規ビジネス開拓により継続雇用の可能性あり。

 

【給与・各種手当・福利厚生】

18万円以上

 ※前職の給与やこれまでのキャリア、資格等をふまえて検討します。

 ※家は1~2万円の一戸建て(古め)をご用意します。

 

【勤務予定地】

対馬市上県町志多留

 

【勤務時間】

原則として8:45~17:45(休憩12時00分~13時00分)

ただし、フレックスタイムを導入しており一日8時間の勤務時間を確保すれば、一次産業や研究活動に従事してもよい。

 

【応募方法】

 ●履歴書(写真貼付)および経歴書を、下記宛に郵送またはメールにて

  お送りください。書類選考後、書類審査の通過者には

  個別に面接(skype面接可)をご案内いたします。

 ●今回ご応募いただきました書類は返却いたしませんので予めご了承ください。

 ●合否に関わらずお送りいただいた書類は当社で責任をもって破棄します。

 

【送付先】

〒817-1533 長崎県対馬市上県町志多留208 一般社団法人MIT宛

担当:吉野 e-mail:hajimeyoshino39@gmail.com

(@マークを小文字に変えてメール送信ください)

 

 

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