インターンする前に!

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執筆者 佐々倉愛
所 属NPO法人Eyes

2014/06/03

 こんにちは。Eyes竹下です。5月も連休が去ったかと思うとあっという間におわりですね。

 

 Eyesも今年度の事業が動き出しています。結婚・引越し・出産と立て続けにあり、あまり本業について詳しく語る場がこれまでなかったので今日は私の本業のお話をします。

 Eyesは今期で9年目となるのですが、これまでの8年間は主に長期実践型インターンシップのコーディネートを軸に事業を行ってきました。

 

インターンシップ

2者ではなくこの3者の三角関係が重要なのです。

 

 

 「仲介」という言葉は無理やりくっつけるようなイメージがあるので、分かり易いのですがあまり使っていません。双方にとって良い組み合わせかどうか判断したり、もしくはインターンシップではない選択肢を提案する場合もあるので私は自分の仕事をコーディネートする仕事=コーディネーター と言っています。カタカナの曖昧な部分に色々想いを込めています(笑)

 

 さて、そもそもインターンシップにはどんなものがあるのでしょうか?このパイプWEBの中にも色々な形式・場所のインターンがあります。

 

 Eyesでは期間と実践度をポイントにこれまでコーディネートを行ってきました。例えば、これはEyesではありませんが、たった1日でも街頭に立って100人にアンケートを取り、会社に持ち帰り新商品のマーケティングに活用するという【期間:短】【実践度:高】(と捉えられる)形もあります。

 逆に、就活前の大学生に定番となっているのは、大学で単位として認められる10日~2週間程度、夏休みに企業や行政やNPO等に体験をしに行く形です。これは内容の作り込みによりますが、【期間:中】【実践度:低~高】と、様々です。企業によっては、守秘義務などの関係で実践業務に同行できず、社内で資料整理しかできないという会社もあったりします。

 

 

そんな中、私たちが行ってきたのは、

 

◆長 期=6ヶ月

◆実践型=プロジェクトを学生が主導で進める

 

この2点をポイントにしたインターンシップです。

(今期は初めて3週間のインターンにも挑戦します!)

 

 従来の見学型とは違い、実際の業務にも入りますし、今、業務にない新規事業を手掛けることもありました。具体的な事例として愛媛・今治の建設会社での事例と、地域球団での事例をまとめているものをご紹介します♪

 

 

インターンシップ 重松建設

◆重松建設株式会社(愛媛県今治市)

 

 

愛媛マンダリンパイレーツ

◆愛媛マンダリンパイレーツ球団株式会社(愛媛県松山市)

 

 

「社会に出て何が自分にできるんだろうと悶々としていた」というところからはじまった、宮武さん。

 

「私はそれまで、やってみたいことがあっても出来ない理由ばかり探して諦めることが多かった」という、上岡さん。

 

 2人に共通するのは、インターンシップを社会見学と捉えるのではなく「挑戦の場」と捉え、自ら動いて、会社にも自分にも何かを残そうと始めたところです。

 

 そう。「教えてもらいに行く」ではなく「自分で動く」が前提です。

 

 もちろん、教示いただくことから全ては始まりますが、実際に社会人になってからは「教えてもらう」期間は最初の数日です。さっさと覚えて実践していってくれないと、会社にとっても雇った意味がありません。

 私たちがこのような形で期間や実践度にこだわるのは、インターンシップ生の立場を経験してほしいのではなくて、社会に出てからの自分をより現実的に想像して、いざという選択・決断・行動の時に活かしてほしいと思っているからです。

 

インターンシップ 最終報告会

実践したことや振り返りを最終日に社員全員の前で報告。

 

中学校講話

中学校でも職業訓練が実施される前にお話させてもらったりもします。

 

 

「愛媛では選択肢も少ないし自分のやりたいことはない」

Eyesを立ち上げるきっかけになった、8年前の大学生の言葉です。

 

 会社を知らず、地域を知らず、社会を知らない、そして何より、自分が考えていることも実はよく知らない大学生たちがなんとなくその理由を「地方だから」という理由に置き換えて出て行ってしまう様子が、団体設立のきっかけでした。

 それから8年の間に企業43社と学生62人(のべ数)のインターンシップをコーディネートしてきました。もちろん、都市圏に就職した人もたくさんいますが、それでも愛媛の、働くということの魅力や意味を知った上で人生の選択をその後もしていっているのだと思います。

 

 大学生に限らず社会人の方々も、この夏以降インターンに挑戦してみようかなという人はぜひ、期間に関わらず、挑戦しようと思った自分の動機を大切に自ら動き「実践する」時間にしてみてください!

 

 

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