巡の環ツアーへようこそ♪
2014/09/09
いなかパイプをご覧のみなさま、こんにちは。巡の環の高橋と申します。先日、「道の駅四万十とおわ」から、美味しい玉手箱が届きました!
台風による水害被害のニュースを見て、心配すること以外に何かできることはないものだろうか、、、と思っていた矢先にfacebookの記事を見つけ、購入させていただきました。
どんな支援が必要なのか現地からのその潔く、新しい形の発信方法と周りの方々のシェアの多さに胸が熱くなりました。届いたままで写真をとれば良かったのですが、すでにいくつか頂いてしまいました。。(スタッフ一同食いしん坊ですみません)
まだまだ、元の状態までは大変なご苦労があるかと思いますが一日も早い復旧と復興をお祈りしています。
それにしても、今年は例年にも増して雨が多いですね。喜んでいるのはこの子位ではないでしょうか。
弊社には「田んぼサークル」なるものが存在し、サークルメンバー(社員)で田んぼを作っています。この天候のため、せっかく※「中干し」をしても雨のため、しっかり干せなかったり、日照時間が少ないので、新米の出来が心配なところです。
海士町では、町の一台イベントキンニャモニャ祭りが先週末に終了し、このお祭りは海士町の夏の終わりを象徴しています。人口2000人強の海士町で、キンニャモニャ祭り会場には1000人ほどの人達があつまります!いかに海士町にとって一大イベントかお分かりいただけると思います。写真は前夜祭のスカイランタンの写真です。事前に長い時間をかけて準備してくれた実行委員会のみなさまに大感謝です。
さて、お祭りも終わり、海士町は農繁期に入ります。稲刈り、ハデ干し、脱穀、などが毎週行われます。弊社ではハデ干しに必要な“えいそ”作りのまっただ中。写真は“えいそ”を作るための稲わらです。
もし、この時期お越しになる機会がありましたら、一緒に農作業で汗を流し、美味しいお米を食べませんか? 一緒に農作業をしてくださる方絶賛募集中です。
※中干しとは・・・田植えの後、田んぼは常に水がはった状態になります。このままの状態が続くと、稲の発育にとって有害なガスや酸が発生し稲の発育があるため、時々田干しをします。その中で出穂まえ30-40日前の間は、水の程度の最も少ない時期でこのタイミングで行う田干しを中干しと言います。
前置きが長くなりましたが、今日は弊社巡の環の事務所内をご案内いたします。弊社は、海士町の村上家指定文化財に認定されている「村上家資料館」の中に事務所を構えているのです。
「村上家」は中世以来海士地域の有力者として知られていて、隠岐に配流された後鳥羽上皇の世話をしたという由緒をもつ隠岐を代表する旧家のひとつです。現在は内部を改修し、資料館としてオープンしていて、巡の環は指定管理の業務もさせてもらっています。
入口の門はこんな感じです。門をくぐると、こんな蔵が庭内に立っています。
以前はこのような蔵が30程あったそうで、飢饉の際に村人にお米を配ったという記録も残っています。
こんなざくろの木も生えています。カラスに食べられてしまう前に収穫したいところです笑 今はまだ熟す前なので、実がとても硬いです。ほんのりピンク色に色づいて綺麗でしょう!
池もあり、めだかが気持ちよさそうに泳いでいます。
蝉も発見!
こちらが資料館の入り口です。資料館の内部はこんな気持ちの良い空間となっています。天井が高いので、風が良く抜けていきます。
畳が気持ち良いので、裸足でお越しいただくことをおすすめします。毎朝、資料館オープンのため、雨戸を開けた後、社員全員で15分ほど掃除します。
めんどうくさいな~笑 と思う日がないわけではありませんが、畳をしゅっとはく箒の音が心地よいです。館内には、階段箪笥も残っていて訪れたお客様が懐かしい!家にも昔はあったのよ~と嬉しそうにお話をしてくださいます。
村上家には素敵な縁側もあり、スタッフはここでおひるごはんを食べたり仕事の合間にほっと一息ついたりします。
写真は、地元のおばあちゃんにいただいたキュウリを使った「みどりのうどん」キュウリをスライスしてうどんにかけるだけですが、これがまた美味しいのです。獲れたばかりの新鮮なキュウリのしゃくしゃく感とうどんのもっちりが絶妙です。キュウリから水分がでるので、めんつゆは薄めずかけます。物々交換でいただいた猪肉と玉ねぎの炒め物と、こちらもいただきものの小豆島のレモンソーダで至福のお昼ご飯タイムです。
事務所を引っ越しして「村上家」を使わせていただくことで、縁側でお茶を飲んだり、交流する機会も増えました。夏はばたばたと忙しくしていたので、これからの季節は縁側でゆっくりと丁寧な時間を意識的にもっていきたいなと思っています。