赤線調査隊!5(4,5,6日目)
2015/04/03
どうも、こんにちは!赤線調査隊の粟飯原です。
道が舗装される前に人々が仕事に生活に行き交っていた歩きみち=「赤線」
山奥の上勝町でもそのほとんどが使われなくなってきており、役目を終えようとしています。そんな赤線を、昨年9月28日~10月3日までの6日間をかけて、上勝マニアの有志たちが歩きました。
↑市宇(いっちゅう)集落の赤線 名付けて天空の道!
↑野尻集落の赤線 家と畑の間を通る
↑赤線を抜けて集落へ出るところ トトロの道みたい?
実質、上勝町横断歩き旅です。日中歩いて、夜は町内に点在する農家民宿に泊まりました。上勝町に住んでいるものも、そうでないものも、普段とは全く違う上勝町を味わうことができました。赤線を6日間ぶっとおしで歩いてみて感じたことは、「上勝って美しい町だなぁ~」ということ。
↑彼岸花とハデ干し 秋ならではの風景
↑野尻集落 美しい棚田や段々畑が守られている
↑赤線の途中で発見した石積み ほぼ垂直に近い絶壁に積まれている
自然のまま美しい風景もたくさんありますが、人の手によって管理され、昔から今も受け継がれてきたてきた棚田や石積みなど、昔の人の努力とそれに対する畏怖と感謝の気持ちを特に感じました。
上勝町はパッと見では、山のほとんどが杉林に覆われてしまっています。町を横断している県道16号線を車で走るだけでは、ちょっと物足りなく感じます。けれど、赤線は集落の中を通っており、人々の暮らしに非常に近い道なので、そこでどのように生活が営まれてきたか、よく見えます。
↑赤線上から撮った写真 まるで航空写真!
↑上勝町最果ての八重地(やえじ)集落 昔は林業で栄えた
↑八重地の棚田 いつまでも残したい風景
田舎の超車社会で歩くことが少なくなってしまった今、歩くことの楽しさを気付かせてくれます。
以上、12月頭から今回を含めて5回にわたって赤線道中記を書いてきました。旅から5ヶ月が経ち、かなり記憶が薄れてきてしまったため、今回は3日分まとめてお届けしました。最初から最後まで読んでくださった方がどれほどいらっしゃるか分かりませんが、もしいらっしゃったらお付き合い頂きどうもありがとうございました。これからどんどん温かくなってきますし、まだまだ攻めたい道はたくさんあるので、近いうちに計画を立ててまた旅に出たいと思います。
この旅に興味がある方はfacebook“粟飯原 啓吾(あいはら けいご)”まで友達申請とメッセージを。
ぼくらと一緒に赤線を歩きましょう。