いなかパイプスタッフになりました。

 

はじめまして。いなかパイプのスタッフとして入りました「よしおよういち」です。

「よしおとよういち」

両方名前のようで紛らわしいですが、吉尾が姓で、洋一が名前です。どーぞ、よろしくお願いします!

 

 簡単な自己紹介しますね。いなかパイプのオフィスは実家の近くにあります。実家は高知県の太平洋側、いなかパイプのオフィスは四万十川の中流域にあります。生まれはいなかパイプのある四万十川の中流から太平洋に向かって50キロ程下流に行った四万十市(旧中村市)というところです。

子ども時代

 

 小さい頃から自然は好きでしたが、どこにでもいる田舎者の感覚で、「都会が先端、都会には何かある、新しいことをやるなら都会でしょ!」ということで大学進学と共に何の未練もなく都会へ出て行きました。今から思うと見事にメディアに作られた世界にハマっていました。

 

 uel

大学では建築を勉強して、学んでいくと建築の魅力に惹かれていき、海外に行きました。

 

 イスタンブール

一つのことを突き詰めて行く中で、発見や悪戦苦闘をしていると「自分の本当にやりたいことが何なんだろう。」「自分はそもそも何処に向かっているんだろう。」 ということと向き合わざるを得なくなりました。

 

統合

 

そんな時、自分にとって自然に面白いなぁと感じられたのが「繋げる」ということでした。なぜだかは分かりませんが、自分にとってソレは好きな感覚でした。そして自分の人生を振り返ってみるとその行為が、建築よりももっと自分の中心にある興味ということが分かってきました。これは自分からすると自分の人生の中で起こったちょっとした革命のようなものでした。

 

 その人生のお題のようなもの(?)を見つけてから、繋げるための一手段として建築をやっている視点で建築とも向き合うようになりました。この期間向き合って来たことは、自分の軸が見つかったということでは、自分の人生にとって転機でした。それまでは建築のデザインにかっこよさを求めたり、他人から評価される答えが自分の判断基準に影響してきましたが、この自問自答の期間があった後は、周りの人がどうであっても、他の人と違うことをやっていても、自分自身が選んでいる選択を信頼出来るようになりました。

 でも自分を信頼するということは今の世の中では、世間一般の流れに歩調を合わせない、変わり者に見たりします。でも逆に変な人からは多くの人が世の中が作った理想像に自分の本来の力を変えて適合しようと努力しているように見えたりします。変な人の自覚のある自分は自分の形に合った人生を自分で創るやり方でいこうと決めました。かっこよく聞こえるかもしれませんが、実際に人と違うことをやると世間の見方とは離れていくので、自分に近づく感覚を経験しながら進むことができますが、世の中的には生きやすくはないかもしれません。

  ある時、地元で設計する機会があって、東京から帰省しました。地元で長い生活をするのは10年以上ぶりでした。久しぶりに自分の感覚でこの高知の田舎に触れてみると

 

柏島

 

四万十川

 

自然環境の素晴らしさ

 

 

海辺の日曜市

 

面白い人達との出会い

 

 

 坂本農園

 

原生林

 

未知の可能性の多さ

 

 

などなど、これまで見えなかった地元の地域の魅力を感じて日々ワクワクしていました。

 繋ぐという自分の一つの基準ができてから建築という職業についての可能性を広げることを考えていて、この際だから建築という枠もとって「繋げる」という自分が最も興味のあるテーマにそった生き方を探してみよう!とこれまで追っていた建築の道を手放しました。そこから自分の職業を「つなぎびと」と名乗るようにしています。こういう選択は世間の常識目線では異常な選択に見えるらしいですが、自分にとっては自然な選択でした。周りを見渡せばあまり同じような生き方をしている人はあまりいませんでした。(あたり前?)

 

 自分にとって大切なのは自分も周りも心地いい選択かどうかです。世間一般からみると変でも自分の基準でいいと思ったら進むべし、と本気で思っています。なので、世間の一般的な考え方と合っていない時は理解されない目で見られます。自分が間違いないと確信していることでも、周りから否定されると弱い人間なので大丈夫かなぁと多少の疑いが出てきます。それでも、自分は変な人だったと割り切って行動するとその迷いも消えていきます。最近は変人道初段くらいにはなったのではないかと自負しております!

 そんな生き方をしているとここでは書ききれない程、奇跡みたいなことがよく起こります。よく生きてるな、と思うこともあったし感動するような経験をたくさんさせてもらいました。始めは手当たり次第「繋げる」ということだけでやりたいことはなんでもやるというスタンスにしていました。それはそれで面白い可能性がたくさん見えましたが「繋げる」だけではやれることが多過ぎるということも分かりました。

 

 でも、だんだんこの地域に必要なことや面白いことを色々やってみようと色んな場所に行って人の話を聞いたり、色んなイベント、行事に参加して、と繰り返している内に自分が以前は気づいていなかった高知の自然、地域の人、場所の価値の素晴らしさに、多くの人達はまだ気づいていないということも分かってきました。そういう日常の中で発見したアイデアや考えで企画書を作ったり提案するというようなことをやっているとそれは地域の役に立つことするという形になっていきました。

 

海辺の日曜市ミーティング

 

 その間色々なことをやりながら地域活動に関してはボランティアでやることが殆どでしたがやってみて気づいてきたここでの地域づくりのポイントの一つは

田舎に必要なものは、都会が持っていて、

都会に必要なものは、田舎が持っている。

という視点で、自分がその隙間を繋げることに興味があるんだ、ということでした。

 

 それからは、地域づくりに一本基準を持って、活動することにしました。そんな中で、地域づくりに本腰をいれて活動しようと気合いが入っていた時、いなかパイプとの繋がりが生まれました。いなかパイプは少し前から知っていましたが、実際には何をやっているのかよく分からないまま、ウェイティングリストメーリングリストに登録していました。

 活動内容を詳しく聞くと更に面白いことを色々やっていることが判明しました。でも体験してみないと分からないのと「いなかパイプは自由すぎるから、まずは自分にあっているか確かめてください。」ということで、まずはいなかパイプが何をしているのかを知るためのインターンシップが始まりました。

 

ほっと平山にて

 

 実際体験してみるといなかパイプの活動は多忙で、面白く、自由で、色んなことが起こりまくるので、一ヶ月走り回りました。ここでは書ききれないので、自分から見たいなかパイプの研修については別途紹介していきます。

 近くで活動してるいなかパイプという団体が「田舎と都会を繋ぐ」という視点だったのは、かなり奇跡的な流れでしたが、少なくともこの地域に必要とされているあり方なんだということを確信しました。人生よく見ているとこういう奇跡的な流れがよく起こります。自分の経験ではこういう流れに乗っていると、結果的にいつの間にかうまくいきます。地域づくりを通して田舎と都会が繋がるサポートをしていきたいと、いなかパイプで楽しく活動しています。

 

 自分のいなかパイプでのやりたいことの一つとして、手薄だったいなかパイプの周りで起こっている面白すぎる各地域の動きをホームページで発信するというがあるので今後頻繁に発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします!

 

 

FacebookTwitterLine
顔の写真
吉尾洋一さんのプロフィール・記事一覧はこちら
    • 働く前のメンタルアップ!一緒に過ごしませんか?

    • 吉尾洋一