地域おこし協力隊が大阪帰省で思ったこと 其の二
2016/04/12
- 執筆者 石田朋久
- 所 属四万十町地域おこし協力隊
前回のいなかマガジンでは大阪駅から高知駅まで、飛行機、鉄道、高速バスを使って移動する場合の所要時間や料金を比較してみました。
そして四万十町に遊びに来てもらうプランはどういうものがあるのか?というところで先月は終わってしまいましたので、今回はその続きを考えてみましょう。
プラン1 ゆっくり遊べる二泊三日(往復飛行機利用、航空券+宿泊のプランの場合)
一日目
12:50 大阪伊丹空港発 ANA1607便で高知へ。
13:35 高知龍馬空港着
空港からレンタカーで桂浜や高知城などを観光し、高知市内で一泊(航空券とセットの分)
二日目
朝から四万十町に向かい、一日中四万十川で遊ぶ。
ふるさと交流センターでラフティングをするとボート1艇ガイド付きで\10,800(5人まで)
四万十町内で一泊(二泊目は宿泊代\12,000で設定)
三日目
朝から美味しいモノを食べたりお土産を購入しながら好きなルートで空港に向かう。
14:05 高知龍馬空港発 ANA1608便で大阪へ。
14:50 大阪伊丹空港着
かかる費用
飛行機代往復+宿泊費一泊目:\28,000(一人あたり)
宿泊費二泊目:\12,000(一人あたり)
レンタカー代:\12,312(トヨタヴィッツクラス48時間で計算)
ガソリン代:\2,140(全行程300kmとして、燃費15km/ℓ、1ℓ107円で計算)
その他:宿泊以外の食事代、お土産代など
このプランに4人で来たとすると、レンタカー、ガソリン代、ラフティングの料金を4で割って
一人\6,313+\28,000+\12,000=\46,313となります。(これにその他を追加)
宿泊料金やガソリン代などは変動しますが、航空券単独で料金を調べたのと比べると宿泊とセットになったパック料金はかなりお得になりますね。
一泊の場合は宿泊費二泊目が要らないのと、レンタカーが少し安くなりますけど、四万十川で遊ぶ時間があまり無いのでお勧めしません。行きの飛行機の便を早くして、帰りの便を遅くすると時間の余裕は生まれますけど、人気のある時間帯の便は料金も高くなるので、結局もう一泊するのとあまり変わらなくなってしまうのです。
プラン2 お気軽お手軽一泊二日(鉄道または高速バス利用、一泊\12,000の場合)
鉄道利用
一日目
06:50 新大阪駅発 JR新幹線さくら543号 → JR快速マリンライナー9号 → JR特急しまんと5号を乗り継いで高知へ
10:37 高知駅着
到着後はレンタカーで自由行動、四万十町で一泊(宿泊代\12,000で設定)
二日目
夕方まで自由行動(1日目の午後か二日目の午前にラフティングをすると仮定\10,800)
18:37 高知駅発 JR特急南風26号 → JR新幹線さくら570号を乗り継いで大阪へ
22:21 新大阪駅着
かかる費用
鉄道料金往復:\19,520(一人あたり)
宿泊費一泊:\12,000(一人あたり)
レンタカー代:\12,312(トヨタヴィッツクラス48時間で計算)
ガソリン代:\2,140(全行程300kmとして、燃費15km/ℓ、1ℓ107円で計算)
その他:宿泊以外の食事代、お土産代など
このプランに4人で来たとすると、レンタカー、ガソリン代、ラフティングの料金を4で割って
一人\6,313+\19,520+\12,000=\37,833となります。(これにその他を追加)
高速バス利用
一日目
06:55 大阪駅発 阪神本線直通特急で三宮駅へ
07:45 三宮バスターミナル発 高速バス・ハーバーライナーで高知へ\5,970
11:35 高知駅着
到着後はレンタカーで自由行動、四万十町で一泊(宿泊代\12,000で設定)
二日目
夕方まで自由行動(1日目の午後か二日目の午前にラフティングをすると仮定\10,800)
17:10 高知駅バスターミナル発高速バス・高知エクスプレス号で三宮へ\6,060
21:37 三宮駅発 JR神戸線新快速で大阪へ
21:58 大阪駅着
かかる費用
高速バス料金往復:\12,030(一人あたり)
宿泊費一泊:\12,000(一人あたり)
レンタカー代:\12,312(トヨタヴィッツクラス48時間で計算)
ガソリン代:\2,140(全行程300kmとして、燃費15km/ℓ、1ℓ107円で計算)
その他:宿泊以外の食事代、お土産代など
このプランに4人で来たとすると、レンタカー、ガソリン代、ラフティングの料金を4で割って
一人\6,313+\12,030+\12,000=\30,343となります。(これにその他を追加)
プラン3 みんなでワイワイ日帰り(往復マイカー利用、宿泊無しの場合)
05:00 大阪出発 阪神高速 → 神戸淡路鳴門自動車道 → 高松自動車道 → 徳島自動車道 → 高知自動車道を乗り継ぎ
10:30 四万十町到着
自由行動
ふるさと交流センターでラフティングをするとボート1艇ガイド付きで\10,800(5人まで)
18:00 四万十町出発
23:30 大阪到着
かかる費用
高速料金往復:\13,980(ETC休日割引適用)
ガソリン代:\6,063(全行程850kmとして、燃費15km/ℓ、1ℓ107円で計算)
その他:食事代、お土産代など
このプランに4人で来たとすると、高速料金、ガソリン代、ラフティングの料金を4で割って
一人\7,710となります。(これにその他を追加)
ちなみにラフティングなど無しで、来て四万十川を見て帰るだけなら一人\5,000ぐらいで収まりますね。
高速道路の料金が、普通車か軽自動車か、ETC利用なら通行する曜日や時間帯で割引率が変動するので多少高くなることもありますし、乗車人数でも一人あたりの値段は変わるけど、1台に4人以上乗るならばちょっと贅沢な昼食を食べたとしても1万円ちょっとでいけそうですよ。
こうして調べてみると、一人や二人の場合は飛行機と鉄道はあまり変わらず、到着場所が空港になるか駅になるかの違いと、到着時間が多少違うというぐらいでしょうか。高速バスだと少し安くなります。
グループで、燃費の良い車を所有しているのならばマイカー利用が圧倒的に安くて時間も自由に設定できますし、運転も交代しながらだとあまり疲れることもありませんね。飛行機で二泊三日の場合と同じ料金で4~5回遊びに来ることができます。