地域の現場は学びの宝庫!ゼミ合宿受入しました!その③

2016/07/07

 

 はいたーい!思いがけずゼミ合宿受入の様子の報告が3つの記事にもわたっております。ここまで読んでくださっている方はいるのでしょうか…、きっといますよね。なのでゼミ合宿の様子をお伝えしますね。

 最初から読んでくださっている方はもうわかっていると思いますが、テーマの確認です。今回のゼミ合宿のテーマは「地域で生きる・暮らすを考える4日間」です。麻布大の学生さん達はどんな学びを得たのでしょうか…、この連続記事の最終回始まりです!

 

じんぶん学校

 

 

プログラムⅥ 久志地域で自然体験!~じんぶん学校~ つづき

 

 前回の記事のつづきです。輿石さんのお話です。

 

輿石さんのお話

 

 他の大学のゼミ生さんもいらっしゃって、大人数です。このじんぶん学校を立ち上げたころの時代背景、課題意識、そこに取組現在の想い…いつまでも聞いていられるお話でした。こうして地域のこと、自然のこと、暮らしのこと、社会のことを考えながら活動している場所だからこそ、学ぶことがあります。お話を伺った後は自然とゼミ生同士の会話もそういう話に。みんなでお昼ご飯をつくりながら、自分の日々の暮らしのこと、これから先のこと、深い話までみんなでできる時間になりました。

 

 ゆし豆腐づくり

ゆし豆腐は天然のにがり(海水)を入れてつくります。

 

ゆし豆腐

 

 自分でつくって食べる。シンプルだけどそうやって手をかけてつくったごはんは美味しい。そんな話をしながらいただきました。

 ごはんのあとはそれぞれ自由な時間を過ごしました。ハンモックで昼寝をする人、近くの滝まで探検する人、釣りをする人、シュノーケリングをする人…、そうですこのプログラムは「のんびりタイム」です。だから好きなことを自由にします。これがじんぶん学校の魅力でもあります。自然とのんびりしたあとは、お掃除をしたり、片づけをしたり。三線を弾いたり歌ったり。沖縄の暮らしがそこにはありました。

 

「じんぶん学校泊まりたかったよ~!」と言ったのは学生さんではなく先生でした。それくらい先生も大満喫だったそうです。来年はプログラムにいれましょう!

 

 そのあとは地域の民宿へ移動。お世話になった地域の方も集まってBBQをしました。そうすると近くの公民館からエイサーの踊りの音が。たまたまイベントがあって学生さん達は初めての生エイサーを見れました。こんな偶然もあって、とても盛り上がりました。

 

 麻布大学

集合写真です。民宿のオーナーさんが沖縄についてたくさん語ってくださいました。ありがとうございました!

 

 

 最終日のふりかえりでは、まず、プログラム内容のふりかえりをしました。

  こんな風にひとりひとりが、ひとつひとつのプログラムについて付箋に感じたことや考えたことを書きました。ちょっと内容を共有しますね。

 

一言一言の言葉を選ぶ

 

●沖縄県にゼミとして合宿に来ただけなのに、たくさんの地域の人隊に逆に喜んでいただいて、嬉しかった。

●民泊では、みなさんの下ごしらえのあたたかさを感じた。

●「お客さん」「学生さん」ではなく、民泊受入家庭の方が名前で呼んでくれて嬉しかった。

●初カヤックだったので、イメージでは激しい運動のイメージでしたが、やってみるとのんびりしていて、鳥の声や水の音、植物を良く見れて、ガイドのしんさんのキャラものんびりしていて、とてもリラックスできた。

●じんぶん学校は、他の自然学校と違う。パッケージ化されていない。時間が区切られていなく、自然の流れに身を任せる。それが沖縄らしい。

●地域の人が積極的!「良くしていこう、良くしていこう」という気持ちが良く伝わってくる。

●「知っていること」の危うさを知った。

●自然も人も(人だって自然)つながって生きている暮らしがある。

 

 

 教科書では学べない、そんなことが学べた合宿になったのではないでしょうか。

 最後に、今回のゼミ合宿に参加した学生さん達にとって、この久志地域はどんな地域?をまとめてもらいました。時間はかかったけど、みんながしっくりくる言葉になりました。

 

 私たちが考える久志地域

 

私たちが考える久志地域は…

 

①良い加減(あんべぇ)の一人一人を大切にしてくれる優しさがある

②自然と共にあるゆったりさを五感で感じる沖縄SPIRITS!

 

な地域です!!

 

 この一言一言の言葉を選ぶこともゼミ生皆さん頭が噴火しそうになりながら考えてくれました。私達の地域はまだまだこんな地域です!とはっきり言える言葉を見つけられていません。今回3泊4日の短い間でしたが、その間に感じたこと、見たこと、印象に残ったことが、この2文に込められています。この模造紙は、事務所の壁に貼って大切に保管してあります。こうして訪れた方の声を基に、私達事務局はこれからもこの地域PRしていきたいと思っています。私達の方が大きな大きな学びを得ることができました。

 ちなみに、この小玉ゼミの皆さんは、この後わんさか大浦パークでお土産を買い、本当にどこにも立ち寄らずに飛行機に乗って帰っていきました。久志地域以外どこに立ち寄らなくても沖縄SPIRITSを感じることができる地域なんです。

 そして最後に、小玉先生が残してくださった言葉がとっても心に残っているので、皆さんに共有して終わりにしたいと思います。3記事に渡りおつきあいありがとうございました!

 

「4日間の合宿が終了。久志地域は、本当に素晴らしい自然に恵まれ、あたたかい人達に出会える所でした。目の前に広がる大浦湾は、今、辺野古基地問題で揺れています。しかし、その周辺は昔から家族を大切にし、地域が助け合い、笑いで苦労を吹き飛ばす、沖縄ならではの日常が昔から営まれていました。その地に足が着いた文化は、政治的な視点で辺野古を見がちな私達が、いかに薄っぺらい認識しか持っていないか教えてくれる筈で。ぜひ、皆さんも訪ねてみて下さい。」

 

 

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