あななん市でたけのこニョッキ!!!
- 執筆者 蔵本准平
- 所 属阿南市地域おこし協力隊
2017/05/12
2017年3月に対馬を離れ、4月から徳島県の阿南市新野町に住んでいます。
去年の今頃はまだ大阪で輸入商社の仕事をしていて、まさか徳島に住んでいるとは思わなかっただろうし、一昨年の僕は対馬に行くことさえ?マークがたくさん浮かんでいることでしょう。
もともと北の国からやWOODJOBなど自然に囲まれた生活に憧れがあって、いなかパイプに登録して妄想を膨らませていた日々でしたが、対馬のMITからお声がかかり妄想が現実となりました。
対馬は景色も人も本当に素晴らしかったし、少し不満はあったかもしれないけどクリティカルな不満があって離れたわけではありません。
父親が入院を繰り返したり、母親がひとりで暮らしていたり、また僕が長男だったり、彼女が関西だったりと、とにかく大阪からすぐに帰れる距離の方が都合良いと思いました。
これまでお世話になった対馬の人たちのことを思うと、すごく自分勝手だとは思いますし、申し訳ない気持ちもあります。このまま疎遠になりたくないので、今度たけのことかすだちとか送ろうと思います。
また10月にはTBIF(対馬の日韓交流音楽フェス)の実行委員もまだやらせていただいているので、対馬に帰る予定です。
阿南市新野町でやりたいこと
地域おこし協力隊の任期は最長でも3年なので、もう1年目から起業について考えていかないといけないなと思っています。
もうオーバー30でできるかわからないけど結婚とかしたいし、大阪に帰ってサラリーマンもしっくりこないので、最低限いまの給料(協力隊の給料で手取り10万ちょい)くらいは稼げるように計画していこうと日々模索中です。
1.たけのこ農家
とにかく放置竹林がたくさんあって、みんな何とかしたいと思っています。放置竹林を整備して、たけのこが掘れるようになれば土地主も嬉しいし、僕らの副収入にもなるのでウィンウィンです。(阿南市地域おこし協力隊は副業OK)
たけのこは自動化ができず、体力勝負のお仕事なので若者は勝負しやすいです。最低限の暮らしならば、本気で取り組めばなんとかなりそうな予感。
地元の農家さんに早速お願いしてタケノコ採りを体験させていただいた。
2.農業
どこの田舎でも同じ状況だと思いますが、とにかく担い手不足。稼ぐというよりは「食べものがある」ことが大事だと思っています。
とにかくはこの一年でしっかり農業を勉強させてもらって、耕作放棄の田んぼや畑を貸し出してもらえるよう声かけしていければと思います。とりあえず簡単なベランダ菜園からはじめてみました。
スーパーで買ったネギを植えたら生えてきて感動!レタスとトマトもあります。
3.お遍路さん向け案内&民宿
お遍路さんは15万人いて、歩き遍路は5000人と言われています。
その歩き遍路ですが、外人率がすごく高いです。新野の町中でもほぼ毎日見かけます。そして困っています。新野には食堂もなく、宿はありますが数が足りません。需要は確実にありそうです。
全国初のシームレス民泊として第22番札所である平等寺が「坊主の宿」としてオープンしました。シームレス民泊はこれからも増える予定です。対馬でも民泊に関わるお仕事をしていたので、その知識や経験を活かせる場所が新野だったのも選んだ決め手でした。
※シームレス民泊とは、民泊物件を通常の宿泊場所としてのみならず、災害時には避難所としても活用する形態のことをいいます。民泊物件として以外の目的で民泊物件を活用することから、民泊物件を民泊物件として明確に区別しない、すなわち境界がないという意味で「シームレス(つなぎ目のない)民泊」と称されています。
4.新野温泉
これは完全に夢物語で、単純に自分が欲しいだけです!!!
お遍路さんや地元の人も温泉があったら良いに違いありません。喫茶店もないので、温泉が地域コミュニティの場になるような気もします。
宝くじでも当たれば考えようのレベルです(汗)
「たけのこニョッキ!!!」という新野発信のウェブマガジンを早速はじめてみました。まだまだ内容薄くて読み応えないですが、3年間きっちり続けて、ここからいろんな繋がりができればと思っています。