京都府福知山市夜久野町での披露宴の舞台裏・1

2017/05/16

 みなさん、こんにちは! Tomos社会人スタッフの中田愛と申します。
 今回と次回で主人と私が開催させていただいた「京都府福知山市夜久野町の公民館で行う披露宴」の舞台裏をお伝えします。
 なぜ式場がない福知山市夜久野町で行ったのか。公民館で行う披露宴とはどんなものか。引き出物も2次会も福知山にこだわった理由などをお伝えできたらと思います!

 

京都府福知山市とは?

 まずはみなさん、京都府福知山市がどちらにあるかご存知ですか? 皆さんがイメージされる「京都」とは、「京都市内」をイメージされることはありませんか?
 京都府福知山市は、兵庫県との県境にある京都府北部の中でも、盆地で有名な土地柄です。福知山市中心部から約30分のところに、福知山市夜久野町はあります。
 夜久野町だけでの人口は約3,600人、15歳~29歳は281人と、少子高齢化や若者の流出などが激しい場所です。
 私の主人は、その夜久野という場所で生まれてからずっと過ごしました。「地元に恩返ししたい」という気持ちから、夜久野で披露宴を行うことになりました。

 

式場はなくても作れる

 しかし、夜久野という場所には式場はありません。でもやりたい。その想いを実現するために、使える場所はないか考えました。
 廃校の小学校、夜久野高原・・・色々見ましたが、最後は夜久野公民館ホールでさせていただくことを決めました。普段は公民館のホールとして、講演会などの催しが開かれています。
 そんな公民館がこのように変身しました! 木の感じが素敵でしょ?!

 

ウェディングプロデュース
今回は北近畿でウェディングプロデュースされているプロの方にお手伝いいただいております。

 

このような形
舞台上で何かを行うとこのような形です。スポットもしっかりあたっています!

 

引き出物は最強のこだわり

 続いては、引き出物の中身をご紹介! 夜久野でこだわり抜いた引き出物です!
 まずは、夜久野と言えば「漆」です。京都府の中でも珍しい漆に触れることができる場所です。やくの木と漆の館様に、お世話になりました。ちなみにこの漆を目がけて、移住される方も多いのだとか。
 引き出物では、漆のコーヒーカップを作っていただきお渡ししました! ただ、それだけで終わるのはもったいないと思い、2次会参加者の皆さんには、漆の絵付け体験に行っていただきました。
 もちろん、送迎は夜久野の地元の方にお願いさせていただきました!

 

私の友人が一生懸命
私の友人が一生懸命に、絵付けをしています。

 

 子どもの頃は、こういった体験も多かったと思うのですが、大人になるとついつい遠のいていく・・・と思うのですが、大人もやってみると意外に楽しいです。
 私も主人とさせていただいたのですが、やり始めると集中して止まらない。(笑)世界で一つだけのコーヒーカップができます。
 漆の絵付け体験は500円+材料代です。体験中心の工房なので、まとまった数の商品をご注文する場合は、注文予約制とのことです! 詳細はこちら

 

 続いては、夜久野そばです。夜久野農業振興団様にお世話になりました。
 夜久野そばは、湯がき方で麺の硬さや柔らかさが変わります。生のそばもあれば、乾麺のものもあります。
 みなさん、夏の暑い時期や冬の大みそかの夜などにいかがでしょうか。

 

紅白饅頭

 

 そして、もう一つは小田垣製菓様の紅白饅頭です。もう食べてしまい、写真がないのですがとても大きい紅白饅頭を作っていただきました。
 大きさは肉まんくらいの大きさですかね! 餡がしっかり詰まっていて、食べごたえのある紅白饅頭です。
 餡は先祖代々からの秘伝のやり方で作られています。今回、引き出物はすべて「夜久野」という場所で作られているものにさせていただきました。

 なぜそうさせていただいたのか。近年、インターネットで情報に触れることがすぐにできる時代になりました。その一方で、文化そのものに直接触れ合う機会がなくなりました。
 今回の披露宴を通して、夜久野の文化に触れてほしい。夜久野のことを知ってほしいという想いから、こういった夜久野にゆかりある品物を選ばさせていただきました。

 この記事をご覧の方が全国におられるように、披露宴に来ていただいた方も、全国から来ていただきました。東京から夜久野までは、電車で4時間27分かかります。
 お世話になった方に、恩返しができる場でもある披露宴。夜久野の食、文化、ものに触れることができるようにこだわりました。その引き出物にこだわりを持てたのも、主人が「夜久野の子だったから」という理由が大きかったと思います。
 生まれ育っているところを、地域の方も見ておられますし、今までの信頼関係があります。そこは移住してきた私とはまた違います。私はあくまでも「よそ者」だと思っています。よそ者は地域の方と信頼関係を築くまでが大変です。
 そんな中主人が言うと、「夜久野の子だから」という言葉ですべてが終結されます。私には謎のブランドです。(笑)
 でも、本当に「京都府福知山市夜久野町」という場所で、地域に愛されて人は育まれるんだな~と実感しました。

 おぉっと!長くなりましたので、次回も第二弾お伝えしますね!

 

次回も第二弾

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